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大学入試の基礎知識

センター試験と2次試験で決まる国公立大学入試
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「分離・分割方式」を把握しよう!
 各大学で実施される2次(個別)試験はセンター試験の約1か月後の2月下旬から行われます。
 2次試験は「前期日程」「後期日程」の2つの日程に定員を振り分けて選抜する「分離・分割方式」という制度で実施されます。受験生は日程ごとに出願先を変えることができます。同じ大学を2回受験することも可能ですし、別の大学を受験することも可能です。また、一部公立大学では「前期日程」「後期日程」とは別の「中期日程」を設定する大学もあります。これらをあわせると最大3校の国公立大学の受験が可能となります。

国公立大学募集人員の割合

 注意しなければならない点として「前期日程」で合格し入学の手続きを行うと「中期日程」「後期日程」を受験していても、合格の権利を失うというルールがあります。つまり、「前期日程」の合格者は「中期日程」「後期日程」の合否を確認することなく「前期日程」で受験した大学への入学の判断を迫られることとなります。そのため、第1志望校は「前期日程」で受験するのがセオリーとなっています。
 また、前期日程と後期日程の募集人員の割合は8:2と圧倒的に「前期日程」の募集人員の割合が高くなっており、「分離・分割方式」は複数回の受験機会があるとはいえ、実質的には「前期日程」を中心とした仕組みとなっています。
コラム〜「後期日程」廃止・縮小の動き〜
 近年、難関大学や募集人員が少ない学科(課程・専攻)を中心に「後期日程」を廃止・縮小する動きがみられます。全国立大学が加盟する国立大学協会が、後期日程の募集枠をAO入試・推薦入試の募集人員に含めることを条件に、一般入試の募集を前期日程に一本化することを認めたのがきっかけです。京都大学や名古屋大学(医学科を除く)の全学部で後期日程が廃止されたほか、東北大学や九州大学でも複数学部で後期日程が廃止されました。難関大学や医学科を中心に後期廃止・縮小の動きが広がり、受験生にとっては、「後期日程」での志望校選択の範囲が年々狭まっています。
出願しても2次試験を受けられない?〜2段階選抜〜
 国公立大学の一般入試でもう1つ気をつけなければならないのが2段階選抜という制度です。
 これはセンター試験の成績を用いて2次試験の受験者を事前に選抜したうえで(これを第1段階選抜といいます)、2次試験を実施する制度です。選抜が2段階に分かれていることから2段階選抜とよばれています。
 2段階選抜の実施の有無は大学によります。また、第1段階選抜の実施方法も大学に委ねられています。多くの大学では「志願者が募集人員の○倍を上回った場合、第1段階選抜を実施する」としており、志願者数の状況によって第1段階選抜の有無が決まります。そのため、実際に2段階選抜が実施されるのは、志願者が集まる難関大学や医学科のような人気学科で多くなっています。なお、一部の大学では志願者数に関係なく「センター試験の点数が○点以上の者を第1段階選抜の合格者とする」といったように、予め設定した第1段階選抜の合格ラインをクリアした者だけが2次試験の受験ができる大学もあります。
 2段階選抜の実施を予定している大学では、センター試験の成績次第で2次試験を受けることなく不合格となる場合もあるわけです。国公立大学志望者は、まずセンター試験でしっかりと得点できる力をつけることが大事といえるでしょう。