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苦手の消去

公立諏訪東京理科大学 工学部 4年 ダック特派員

ノートの使用用途
センター対策(12月ごろ)
※2021年度入試からはセンター試験に代わり大学入学共通テストが実施されています。

POINT1自分の間違いを書き留める

直前期になると知識を詰め込み終わって問題演習をこなしていくと思います。
直前期という焦りから、問題を解いては答え合わせをして次の問題という風にどんどん問題をこなしていく人が多いです。ここでよく起こることが、間違えた問題の答えを見て理解した気になってしまうことです。理解した気になっているだけなので、問題文を少し変えられるだけで同じところを間違えてしまうことが多々あります。そこで自分の間違えたところは理解が薄い部分であるので、しっかりとノートに書き留めておく必要があります。電車などでそのノートを読み返すことによってどんどん弱点が無くなっていきます。
ノートを書く時のポイントは赤シートなどで重要な部分を消せるようにしておくといいと思います。また、何回も繰り返していると完璧に理解したものが出てくると思うので、その時はもう黒ペンで塗りつぶしてしまいどんどん苦手を消していきましょう。

POINT2自分が苦手なところの再確認

理解が薄い部分を書き留めるだけでなく、自分の特に苦手な内容だけをまとめるのも大事になってきます。センター化学の理論や無機、有機の計算問題は得意な人は簡単に解いてしまうと思いますが少し問題が複雑になるとそれ相応に時間がかかってしまうことが多いです。そこで知識で解けるものを先に解いてしまい、残った時間で計算問題という方法がありますが、これもいかに正確に素早く解くかにかかってきます。また、苦手なところが来たときニ択で迷って何分も時間がかかってしまうことがあるので、これを起こさないためにも苦手なところを消しておくことが大切です。これも赤シートで自分が覚えないといけないところは隠せるような色で書いておきましょう。ノートをまとめる際は、相手に説明するときに理解させることができるよう、自分の言葉でまとめるのがおすすめです。

ノートイメージ①
ADVICE
現役時代はテスト直しの勉強に何の意味があるのか全く分かっていませんでした。しかし、浪人してから復習やテスト直しの大事さが身に染みてわかりました。直前期であろうがセンター後であろうが復習は大事です。私はセンターの問題を解いたらすぐに間違えたところをノートにまとめて直前期にどんどん苦手なところを消去していきました。また、センターが終わった後の二次対策でも過去問を解きながら必ず基礎シリーズの問題の復習も取り入れていました。そうしたことで私立や前期本番で見たことのある問題が出てきました。基礎シリーズは本当に入試で使う基礎を取り扱っているので、自分のやっていることが詰まったときは基礎シリーズを復習することをお勧めします。

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