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苦手が詰まった自分専用の知識整理ノート

千葉大学 文学部 4年 ひひ特派員

ノートの使用用途
センター試験前に知識を整理するために作ったノート
※2021年度入試からはセンター試験に代わり大学入学共通テストが実施されています。

POINT1出てきた人物をすべて書き出す

倫理はとにかく出てくる人物が多く、過去問を解いていても「この名前見たことあるけど、どんな人だったっけ…」「この人とこの人の思想が似ていていつも混同してしまう」と困ってしまうことが多かったです。そこで、一旦知識を整理しようと考えて作ったノートが写真のものです。歴史科目と違って、時代の流れなどで覚えるというよりも「誰がどんな主張をしたか?」が大事な科目だと認識していたので、名前とその人に関連する単語を表にまとめ、いつでもすぐ確認できるようにしました。もちろん参考書や教科書を見れば分かることなのですが、情報量を絞ってあるので困ったときにいち早く確認するにはこのノートが最適でした。また、一問一答などを購入すれば同じように使えるとは思いますが、私は自分で書いて覚えるほうが効率がいいタイプだったのでこの形になりました。

ノートイメージ①

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POINT2余白を活かす

参考書のように具体的な説明は極力書きこまないようにしました。使い方としては以下の2つです。

  1. 隙間時間に単語帳のように赤シートを使いながら人物名→関連する単語、関連する単語→人物名がすぐに出てくるように訓練する。
  2. 勉強をしていて思い出せなかったり、混乱したときにその場ですぐ確認するために見る。

はじめは、あまり書き込まず余白を残しておき、使っているときに分からないけど書いていなかったことをどんどん書き込んでいきました。人物同士で関わりがある際には矢印で繋いだり、時代が大事になる人物のところには時代をメモしておいたりといろいろな書き込みを随時行いました。また、何度も間違えたところには印や説明を付け加えて、すぐ見返せるようにしました。

ノートイメージ②

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ADVICE
私はこのノートを冬休みに入ってから作りました。全部でルーズリーフ両面7枚分、252人の名前と思想だけがつまったノートです。センター試験前ぎりぎりのタイミングで、確かに非効率的だったかもしれません。でも、そこでしっかり知識の整理ができたからこそ安心してセンター試験に挑めました。ぎりぎりで新しく参考書を買って読み込むことは難しいかもしれませんが、自分の知識を書き出して足りないところを確認することならできます。勉強に行き詰ってどうしようもなくなったときに、こんな方法もあるんだと思い出していただければ幸いです。自分で1から作ったあなただけのノートは、きっと力になってくれます。

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