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2020年度入試の概要

私立大入試の主なポイント

私立大では、2020年度も学部・学科の新設が続きます。また、入学定員を増員する動きもあります。反面、入試科目等の変更は、2021年度入試を翌年に控え、国公立大同様、少ない年となっています。以下、主な動きを確認していきましょう。

続く医療系学部・学科の新設

近年、私立大では医療系、国際系の新設が続いています。2020年度は2大学で薬学部の新設が予定されていることを「2020年度入試の受験環境」でご紹介しましたが、医療系ではこのほか、理学療法、作業療法といったリハビリテーション系の学科・専攻の新設が目立ちます。植草学園大では理学療法学科をリハビリテーション学科とし、理学療法学専攻に加え、新たに作業療法学専攻を設置します。大阪人間科学大では人間科学部を改組、心理、保健医療の2学部とし、新たに作業療法、言語聴覚の医療系2分野が学べるようになります。なお、2020年度は、大学の本部所在地とは別の地区に医療系学部を設置するケースがみられます。栃木県の国際医療福祉大は福岡薬学部を、東京都の日本赤十字看護大はさいたま看護学部を、兵庫県の宝塚医療大は和歌山保健医療学部を設置します。

専修大では国際コミュニケーション学部を新設するほか、この学部が設置される都心の神田キャンパスを整備します。2020年4月から運用開始となる新校舎が建設されるほか、商学部が生田キャンパスから移転します。神田キャンパスは法学部と合わせ3学部体制となり、国際コミュニケーション学部には法、商学部と連携した科目も用意されます。

このほかのキャンパス移転の動きをみてみましょう。東京女子医科大の看護学部ではこれまで1年次は静岡県の大東キャンパス、2年次以降は東京の河田町キャンパスとなっていましたが、2020年度入学生からは4年間河田町キャンパスになります。武蔵野大では従来1年次は全学部が武蔵野キャンパスで学び、一部の学部では2年次から有明キャンパスとなっていました。しかし、2キャンパスでの授業開講は学生に経済的・時間的な負担があるとして、2021年度までにいくつかの学部を4年間有明キャンパスで学ぶこととする計画です。看護学部では2020年度入学生から、1年次から4年間有明キャンパスになります。愛知学院大では法学部が日進キャンパスから名城公園キャンパスに移転するほか、経済、経営、商学部も2020年度入学生から4年間名城公園キャンパスで学ぶことになります。キャンパス移転で利便性が高まるこれらの大学・学部では、志願者の増加が見込まれます。

進む入学者数の適正化、多くの大学ではすでに完了

私立大では入学者数が定員を一定基準以上に超過すると、補助金不交付、学部新設が認められないといったペナルティがあります。この基準が2018年度まで定員規模が大きい大学を対象に段階的に厳格化されてきました。この影響で2017・18年度の2年間は私立大の合格者数が大きく減少し、入試の難化につながりました。しかし、2019年度では私立大全体の合格者数は3年ぶりに増加に転じました。2018年度までに入学者数の適正化が進み、合格者数を減らす必要がなくなった大学が増えた結果です。日本私立学校振興・共済事業団の調査でも私立大学の定員超過の適正化が進んでいることがわかります。とくに収容定員8千人を超える大規模大では、2015年度当時110%だった定員充足率が2019年度は99%までダウンしました。2020年度も今春と同様の基準が課されますが、合格者数の絞り込みはそれほど心配する必要はないでしょう。

なお、私立大では来春も入学定員増の動きがあります。全体で2千名を超える増員となりそうです。増員規模が大きなものを挙げると、桜美林大(140名)、拓殖大(130名)、龍谷大(241名)、追手門学院大(200名)、武庫川女子大(125名)などとなっています。

主な入試方式・入試科目の変更

私立大の一般入試で志願動向に影響が出そうな入試変更をみていきましょう。

慶應義塾大(理工)では、一般入試は学門別に募集し、所属学科は2年進級時に決まります。2020年度から学門名称を1~5からA~Eに変更し、各学門から進級可能な学科構成も変わります。また、電子工学科は電気情報工学科に名称変更します。早稲田大(基幹理工)も機械科学・航空学科の名称が機械科学・航空宇宙学科に変わります。同志社大(理工)でも学科名称の変更があり、エネルギー機械工学科は機械理工学科となります。

中央大では総合政策、商、理工、国際経営、国際情報学部のセンター併用方式の出願締切日がセンター試験前からセンター試験後に変わります。センター試験の自己採点結果を確認してから出願できるようになるため、センター試験の平均点がアップすると多くの志願者が集まるかもしれません。日本大ではA方式とN方式第1期で同一学科を同時出願する場合、N方式の検定料が免除されます。

日本女子大(文、理、家政)では英語外部試験利用型入試を新規実施します。明治大(国際日本)でも一般選抜(英語4技能活用方式)を新規に実施します。英語資格・検定試験で大学が求める級・スコアを取得していれば、受験機会の拡大につながります。

個別の大学の変更点は、こちらから確認できますのであわせてご利用ください。

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