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センター試験 英語(筆記)

学習アドバイス -あと45日で押さえるポイント

第3回マーク模試は、平均点が115.0点で、平均得点率は57.5%でした。これは第1回、第2回を着実に上回っているので、受験生全体の英語力は徐々に上がっていると思われます。第2問Aの「文法・語法問題」10問の平均正答率も59.4%で、昨年の57.0%を2.4ポイント上回っているので、文法語法力は総じて昨年より仕上がっているようです。しかし、第2問Aが「英語を勉強していく上での最も基本的な知識を問う問題」であることを考えると、正答率が45%を下回る問題が10問中2問あるので、決して楽観することはできません。また、第2問全体で見ると、Bの語句整序問題で3問中2問、Cの応答文完成問題で3問中1問の正答率が45%を下回っているので、受験生全般がまだまだ「知識不足」の状態にあると言わざるを得ません。上記の正答率が低い問題は、いずれもセンター試験まで数十日という時期であれば知っていて当然のレベルの文法(A問2、問6、C問1)、イディオム(B問1、問2)の知識を問う問題です。受験生全般に「センター試験は長文で点数をとることが大切」という方針を守ろうとするあまり、標準レベルの文法・語法・構文・イディオムの知識の習得をおろそかにしているという傾向があるのではないでしょうか? あやふやな知識しかないのに長文の勉強ばかりしているようでは、センター試験の長文読解で目標点が取れないばかりか、私立大・国公立大二次の試験で合格点を取ることも不可能だと思われます。受験生全員がもう一度初心に戻って、自らの基本・標準レベルの文法・語法、そして構文・イディオムの知識を確認し、忘れている事柄を覚え直し、まだ覚えていなかった重要事項をしっかり覚えるようにすることが大切です。もちろん、直前期に入っていますので長文読解の練習も大切ですが、「文法・語法・構文・イディオムの確固たる知識に基づいた長文読解力」を身につけるよう心がけてください。


  • 第1問A・B発音・アクセント問題は、発音・アクセント問題を合わせて7問という構成(配点14点)であり、配点的に無視できない問題となっています。今後の45日間は、辞書や単語集で単語を調べたら、必ず「発音記号」と「アクセントの位置」をチェックしてください。1日に10語チェックしていけば、合計で450語チェックすることになり、それだけでも十分に自信がつくはずです。
  • 第2問A文法・語法空所補充問題は、センター試験が始まって以来ずっと出題されている形式の問題ですが、確実に「差のつく」問題であり、第3回マーク模試でも成績の上位者と下位者の間で正答率にかなりの差が見られました。できれば毎日10分程度の制限時間を設けて30~50題を-つまり1分に3~5問のペースで-解くように心がけてください。45日間続ければ、1350~2250題を解くことになります。ミスをした問題にはマークを付けて、何回か繰り返して解くようにしましょう。
  • 第2問B語句整序問題は、やはりセンター試験が始まって以来ずっと出題されている形式の問題ですので、過去問を十分にこなせばしっかりと対策ができます。語句整序問題も確実に「差のつく」問題であり、第3回マーク模試でも、成績の上位者と下位者の正答率に大きな差が出ています。今後の45日間は、毎日3~4題解いて、合計150題くらいは練習しましょう。語句整序問題には、必ず「出題のポイント」すなわち「文法・語法・構文・イディオムのポイント」があります。ミスをした問題は、文法語法用の問題集でもう一度ポイントを確認しておくことが必要です。
  • 第2問C応答文完成問題は、4年前から出題されている問題ですが、「語句を並べて正しい文を作る」という点では、語句整序問題と本質的に同じ種類の問題であり、選択肢の数の少なさからすれば、語句整序問題より容易に解くことができるはずです。過去問が少ないので、今年と昨年、および一昨年のマーク模試を解き直したり、センター試験の直前に発売される予想問題集を解いたりすれば、得点源にもできる問題なので、十分に準備をしてください。
  • 第3問A不要文選択問題は、4年前に登場した比較的新しい問題ですが、今年のマーク模試では回によって得点率がかなり異なっています。「文脈から外れた内容の文を選ぶ問題」なので、しっかりと文脈把握をしながら読解力を鍛えることによってしか対応する方法はありません。時間をかけすぎないようにすることが大切ですが、そのためには、形式にこだわらず、総合的な長文読解力を身に付けることが肝要です。
  • 第3問B意見要約問題は、10年以上に渡って出題されている問題なので、過去問がかなり豊富にありますし、マーク模試の問題集も利用すれば、本番までに十分な準備ができます。各発言者の発言の後半部に主旨が述べられていることが多いことに注意して解くようにするとよいでしょう。
  • 第4問図表・広告問題図表問題では、2008年度と2011年度には本文の空所を補充する問題が出題されていますが、2007年度、2010年度、2013年度、2014年度、2015年度、2016年度、2017年度、2018年度にはグラフや表の項目を特定する問題が出題されています。いずれにせよ、本文をしっかりと読み、グラフや表に注意深く目を通し、各選択肢と本文やグラフ・表の突き合わせを誤らないようにすることが大切です。広告問題では、設問を先に読んで、「どのような情報について設問が作られているのか」を把握してから広告や書類を読むようにすれば、「設問を解くのに必要な情報」が探しやすくなります。
  • 第5問は、2010年度のセンター本試から形式が大きく変わって、2人の人物による状況説明、メール、手紙、ブログなどを読んで、設問に答える問題が出されましたが、4年前のセンター追試では物語文の長文読解問題が出題され、3年前の本試ではそれにならって物語文の長文読解問題が出題されました。ある年度の追試で出された新形式の問題が次年度の本試に出されたことが過去に数回ありますが、3年前はその最新の例となりました。物語文の長文読解問題は、センター試験の初年度から2007年度まで18年連続で第6問として出題されていましたので、その期間の第6問を10題ほどランダムに選んで解き、さらには今年度のマーク模試の問題を解き直したり、センター試験の直前に発売される予想問題集の問題を解いたりすれば、しっかりとした対策ができます。設問は、内容一致問題だけですので、形式に慣れてしまえば、全問正解を狙える「得点源にできる問題」です。
  • 第6問長文読解問題は、2008年度から物語文に代わって論説文の内容把握問題が出題されるようになりました。それ以降、設問形式に若干の変更はあるものの、論説文が出題され続けています。各段落に番号が打たれていますので、設問と段落の対応がわかりやすくなり、解答の根拠は見つけやすくなったものの、本文が論説文になったため、長文読解力が不足している人にとっては難しい問題となっています。今年度のマーク模試の問題を解き直したり、マーク式総合問題集やセンター試験の直前に発売される予想問題集の問題を解いたりする必要があります。練習する際には、20~25分で速く正確に解くことができるように心がけましょう。

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第3回全統マーク模試から見直しておきたい問題

第3回全統マーク模試の問題から、センター試験までに見直しておきたい問題を河合塾講師が解説します。

第3回全統マーク模試から
見直しておきたい問題

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2018年度問題構成と設問別分析

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大問 分野 配点 マーク数 word数 テーマ
1 A 発音 6 3 12  
B アクセント 8 4 16  
2 A 文法・語法 20 10 195  
B 語句整序 12 6 91  
C 応答文完成 15 3 277  
3 A1 不要文選択 5 1 148 「国内のカルチャーショック」
A2 不要文選択 5 1 142 「トマトは野菜か果物か」
A3 不要文選択 5 1 140 「昆虫の食用利用の可能性」
B 発言の主旨 18 3 678 「映像制作の課題」
4 A 図表問題(図およびグラフ) 20 4 588 「商品選びにおける色の重要性と色の意味」
B 図表分析(広告) 20 4 409 「父親向けの料理教室」
5 長文読解(日誌) 30 5 814 「惑星Xの探検日誌」
6 長文読解(論説文) 36 9 807 「科学技術の進歩に伴う、物の見方の変化」
合計 200 54    

設問別分析

第1問

昨年までと同じくAとBの2部構成で、Aは発音問題3問、Bはアクセント問題4問。難易度は昨年並み。カタカナ語は、一昨年が3語、昨年は8語だったが、今年は、hard, journey, work, advance, engine, limit, foundation, championship, delivery, supermarketの10語が出題された。授業の予習・復習で長文問題を解く時に出会う標準レベルの単語については、意味だけでなく発音とアクセントもチェックする習慣をつけるようにしよう。

第2問

Aは文法・語法問題で、昨年と同様に問題数は10問であった。問8~問10は、2015年から始まった、文中の2つの空所に入れるのに適切な語句の組み合わせを選ばせる問題であった。10問ともおおむね標準的な問題なので、全体的な難易度は昨年並み。普段から、いわゆる「四択問題」がたくさん載っている問題集を使って練習を積むことが大切である。
Bは語句整序問題で、昨年と同様に問題数は3問であった。3問とも標準的な問題で、全体的な難易度は昨年並み。文意をぼんやりと考えるだけでなく、文法・語法・構文・イディオムに関する「英語の知識」を活用するとどのような英文が作れるのかを考えながら解くようにすること、そして自分の作った英文が意味をなすかどうかを必ずチェックすることが大切である。
Cは応答文完成問題で、昨年と同様に問題数は3問であった。発話数が昨年までの2から4または5に増え、昨年までの対話文完成問題の要素が加わった。難易度は昨年並み。場面に即した応答文を作ろうとするばかりでなく、語句整序問題を解く場合と同様に、「英語の知識」を活用して英文を作ることが大切である。
第2問全体の難易度は昨年並み。

第3問

昨年までAで出題されていた対話文完成問題が姿を消した。対話文完成問題は、センター試験が始まって以来ずっと出題されていた出題形式の1つであったが、初めて出題されなかったことになる。ただし、対話文完成問題の要素は、第2問Cに引き継がれている。
Aは不要文選択問題で、昨年と同様に問題数は3問であった。昨年と同様に、下線部が連続していない問題が1問出題された。難易度は昨年並み。文章の展開を考えながら、その展開に合わない文を選択する問題なので、普段から長文問題を読むときに文脈を意識した読み方を心がけるようにしよう。この形式のセンター試験の過去問は、今年の問題を含めても5年分しかないので、まずは過去2年間の全統マーク模試の過去問を用いて練習するのがよいだろう。
Bは、「映像制作の課題」に関する学生たちによる話し合いにおける発言の主旨を選ぶ問題で、昨年までと同様に問題数は3問であった。2つめの設問で、まとめ役が直前の2人の発言をまとめる問題、3つめの設問で、まとめ役が自分を除く他の発言者全員の意見をまとめる問題が出題された。また、発言者の人数が7名になったのは、これまでで最多である。全体的な難易度は昨年並み。「各発言者がどんな立場から発言しているのか」を常に考えながら読み進める姿勢を身につけよう。過去12年間出題されている形式なので過去問が豊富にあり、また全統マーク模試の過去問も利用できるので、それらを解くことが有効な対策となるだろう。
第3問全体の難易度は昨年並み。

第4問

Aは「商品選びにおける色の重要性と色の意味」に関する図表問題で、設問数は昨年と同じく4問。昨年と同様にグラフは1つであった。問4で最終段落に続く部分のトピックを問う問題が、過去2年と同様に出題された。難易度は昨年並み。本文をしっかりと読み、グラフや表に注意深く目を通し、各選択肢と本文やグラフ・表を正確に読み取ることが大切である。
Bは「父親向けの料理教室」の広告の情報を読み取る問題で、昨年と同形式であったが、設問が1問増えた。計算問題が復活し、表の情報の読み取りが昨年と同様に大切になっている。設問を先に読んで、どのような情報について設問が作られているのかを把握してから広告や書類を読むようにすれば、「設問を解くのに必要な情報」が探しやすくなる。
第4問全体の難易度は昨年並み。対策としては、日頃からグラフ・表に注目し、そこで使用されている用語も覚えておくとよい。

第5問

2015年までは、メールやブログの内容に関する2つの文章の内容を問う問題であったが、一昨年から物語文の内容を問う問題に変わった。今年は「惑星Xの探検日誌」からの抜粋で、内容的にはSF的な物語であった。設問数は昨年と同じく5問であった。問3で、reservationsという単語の文脈に即した意味を問う問題が出題された。筆者が地球外の生物であり、「惑星X」が「地球」と考えられることを読み進めるうちに理解しないと解きにくい問題であった。
難易度は昨年並み。
対策としては、700語前後の物語文を15~20分間で解く練習をするとよい。2007年度以前のセンター試験第6問で物語文が出題されていたので、練習問題としてそれらを解くとよい。

第6問

「科学技術の進歩に伴う、物の見方の変化」に関する論説文の長文読解問題。設問はAとBの2部構成で昨年までと同じ。
Aでは、昨年は下線の引かれたswallow one's prideという3語のイディオムの意味を問う問題が問2で出題されたが、今年は問1で下線の引かれたarchaicという1語の意味を問う問題が出題された。Aの問5で本文の主題を尋ねる問題が昨年と同様に出題された。
Bの段落の主旨を選択する問題は、昨年と同様に空所は4つであった。
設問を含めた総語数が昨年とほぼ同じで、難易度は昨年並み。段落番号が打たれていて、設問と段落の対応が分かりやすくなっていることなどから第6問に15~20分を確保できれば解答できるはずである。
対策として、700語前後の論説文を15~20分間で解答する練習をしてほしい。学校教材の副読本や2008年度以降のセンター試験の第6問を解くと実力が上がるだろう。

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平均点の推移

年度 平均点
2018年度 123.8
2017年度 123.7
2016年度 112.4
2015年度 116.2
2014年度 118.9

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