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名古屋大学 学習アドバイス

河合塾講師からの学習アドバイス

教科別の学習対策について、河合塾講師がアドバイスします。
 (※出題範囲は募集要項、大学ホームページ等で必ず確認してください。)

英語

最近の出題傾向

①構成と問題量
 試験時間は105分で、2010年度以降、読解総合2題、対話文1題、英作文1題という4題構成が続いているが、2018年度からは大問Ⅳの英作文が和文英訳問題から自由英作文に変わった。また、2018年度には大問Ⅱの読解総合で出題された和文英訳問題がなくなり、英作文は自由英作文だけになった。読解総合と対話文の本文の総語数は2018年度の1,908語から2,271語に、設問では139語増加した。

②読解総合問題
 読解総合の問題文は、雑誌や新聞、インターネットのニュースサイトの、特に科学・自然・心理・歴史などに関するニュース記事から採った英文が多いが、日常的内容を扱ったエッセイや専門書から出題されることもある。設問は、下線部和訳問題が2018年度の1問から2問になった。内容説明問題は2018年度の4問から7問になり、すべて制限字数がある。短いもので15~25字、長いものは70~90字になり、必要な情報をまとめるのが難しい問題もある。客観問題として、前置詞、動詞などの空所補充問題などの知識を問う問題や内容一致問題に加えて、段落や文全体の内容、論旨展開を読み取る力を問う問題の出題が続いている。

③表現力問題
 大問Ⅳで2018年度に出題された自由英作文は、表の情報を50~70語で説明する形式であったが、自分の意見とその理由2点を表の情報も利用して80~100語程度で書くという形式に変わった。大問Ⅲの対話文でも本文の内容に関連した自由英作文の出題が続いているが、2019年度は与えられた書き出しに続くbecause節を、10~15語で完成させる形式であった。制限語数が、2018年度の30~40語から比べて少なくなったが、本文の内容の読み取りを前提としている点で、技能統合という面が強くなった。

2020年度入試予想・対策

語彙(ごい)・文法・熟語の知識の拡充
 要求される語彙(ごい)レベルが高くなっているうえに、語彙(ごい)力の差が点差になるように出題されている。単語集を用いて、意味を取ることができる単語の数を増やすことに加えて、文章のなかで出合ったものを復習のなかで定着させるという両面から、語彙(ごい)力の強化を続ける必要がある。また、読解総合や対話文のなかで文法・熟語などの知識に関わる問題が問われることも多いので、文法・熟語などの知識の拡充にも努めてほしい。

②読解総合問題の演習
 読解総合の下線部和訳問題と内容説明問題で得点力をつけるためには地道な答案作成演習は欠かせない。500~900語程度の長さの問題を使った演習を続けるなかで、下線部和訳問題や内容説明問題の該当箇所に関しては、文構造の正確な把握に基づいて内容を理解したうえで、それを的確に日本語に表現できる力を養成する必要がある。また、本文を読む際には論旨展開や文章構成に留意し、特に段落単位で内容を把握することを常に意識してほしい。

③基本的表現力の養成
 英作文で何よりも大切なことは、ある事象を正確に伝えたり、自分の見解を端的に述べたりする力である。そのために必要なことは、文法の正確な理解に基づいて基本的な英文を確実に書ける力と、よく用いられる表現を数多く知っていることである。問題演習を進めていく際には、確実に使える表現を蓄えていくことを表現力の学習の中心に置いてほしい。そのうえで、自由英作文対策として、自分の意見をその理由を含めて述べるタイプの問題と、図表の内容を説明するタイプの問題演習に取り組みたい。条件に合うように書けるようになるには、何をどのような構成で書くのかを事前によく考えることも肝要である。

文系数学

最近の出題傾向

①出題分野
 出題数は3題である。この出題数は、完全に定着している。 3 で選択問題が出題されたこともあるが、2008年度を最後に、その後は選択問題は出題されていない。2019年度の出題分野は、 1 「微分法、積分法」、 2 「数列、三角関数」、 3 「確率、整数」であり、近年の傾向に則した問題であった。

②論述力を重視した設問が頻出
 名古屋大学の入試では、問題冊子の最後に「数学公式集」が付載されている。これは名古屋大学独特の形式で、大学側が単に公式や解法の暗記ではなく、論理的思考力や論述力に重点を置いた試験をしたいという姿勢が読み取れる。

2020年度入試予想・対策

①入試予想
 例年、頻出の出題分野として、確率、図形と方程式、微分法・積分法が挙げられ、数列と他分野の融合問題や、近年増えつつある整数問題にも注意が必要である。2020年度についても、これらの分野を中心とした、難度の高い本格的な問題の出題が予想される。
 各分野について、具体的に検証してみよう。
 確率については、思考力、論述力を要する出題が非常に多いので、答案作成力を磨いておく必要がある。なかでも「数列」との融合問題が多く、特に確率漸化式は必ずマスターしておくべきテーマである。年度によっては、ただ単に漸化式を組み立てて解くだけではなく、より高度な論証力を要求されることもある。
 図形に関しては、「図形と方程式」からの問題が頻出であり、微分法・積分法との融合にも注意が必要である。ここでは、特に2曲線の接する条件や、軌跡・領域を中心に学習しておくとよいだろう。
 微分法・積分法については、近年では微分法のみを扱った問題が目立つが、過去には積分法を用いた面積の最大・最小問題などの出題も見られた。前述のとおり、領域との融合も多く、より正確に図形を把握したうえで迅速な計算を行う力も必要とされる。
 そして、近年増えつつあるのが整数問題である。「数列」との融合問題、論証問題など難度の高いものが多いが、そのなかで解きやすい小問を見極めて確実に得点することが重要である。

②対策
 名古屋大学文系数学は近年やや難化傾向にあり、完答できる者は決して多くはない。そこで、まずこれまでに出題された名古屋大学の入試問題を実際に解くことで現在の自らの学力と実際の問題レベルとの距離を把握してほしい。そして、その差を縮めるような学習対策を練り上げるとよいだろう。
 まず、各分野の典型的な問題を確実に解けるよう練習してほしい。難しい問題も基礎知識の組み合わせから成り立っている。その基礎知識をより確実にすることで計算力や思考力も向上するだろう。
 次に、多分野にまたがる融合問題で練習していこう。名古屋大学の過去問の演習を通して論証力、洞察力を養っていきたい。多くの問題を解き、自分で完成答案をつくることで、答案を作成する力を養うことができる。自分の考えを答案を通して伝えるための表現力も大切である。

理系数学

最近の出題傾向

①出題分野
 出題数は4題である。この出題数は、完全に定着している。 4 で選択問題が出題されることも多かったが、2009年度を最後に、その後は選択問題は出題されていない。2019年度の出題分野は、 1 「積分法」、 2 「空間ベクトル」、 3 「整数」、 4 「確率、積分法」であり、近年の傾向に則した問題であった。

②融合問題、応用力
 名古屋大学の入試では、問題冊子に「数学公式集」が印刷されている。これは名古屋大学独特の方式で、数学的な知識よりも思考力や応用力に重点をおいて受験生の力量を試したいという、大学側の意図の表れと思われる。従来から2つ以上の分野を融合した問題が多く、出題の分野の偏りが少ない。なお、問題による難易差がやや大きい場合もあるので、解きやすい問題の見極めも重要になることがある。

2020年度入試予想・対策

①入試予想
 2020年度も例年と同様に、複数の分野にまたがる問題を含む、全体としては特定分野に偏らない出題が予想される。数学Ⅲの「微分法」や「積分法」については出題される可能性が非常に高い。この分野からの出題内容として、図形量の最大・最小、「数列」との融合問題が頻出である。それ以外に、「数列」と「確率」の融合問題、図形関連の問題、整数関連の問題も出題の可能性が高い分野として注意が必要である。

②対策
 融合問題が多いとはいえ、まずは単独の分野の解法を身につけることが重要である。基礎力を充実させ、典型的な問題ならば解き方が思い浮かぶようにしておこう。
 そのうえで、多面的に問題を考える訓練をしておこう。別解なども積極的に考えるようにすると効果的である。
 さらに、正確かつ迅速な計算を行う力も要求される。工夫した計算、見通しを立てた計算を心がけ、問題を解く際は、最後まできちんと計算をやり切るようにしよう。
 思考力、応用力については、即効性のある妙案はない。日頃から数学に興味を持って学習していくことが一番であろう。

③攻略法
 まず、これまでに出題された名古屋大学の入試問題を実際に解いて、現時点での自らの学力と問題のレベルとの距離を体感してほしい。学力伸長の目標を明確に持って学習を進めるためにも、このステップは大変重要である。その際、できれば問題そのものをいろいろな観点から味わってみるとよいだろう。名古屋大学の入試問題は、数学的な観点から見てよく練られた、いわゆる良問と呼べるものが多い。
 次に、名古屋大学の出題傾向を考慮してつくられた適切な問題集を解いてみることを勧める。そのような問題集として、『2020 入試攻略問題集 名古屋大学 数学』(河合出版)が最適である。この問題集の一つひとつの問題にじっくり取り組むことによって、数学の総合的な力、すなわち、正確な計算力、論理的な思考力、問題の本質をつかみ取る力などを養ってほしい。

現代文

最近の出題傾向

①評論文からの出題
 例年、評論文が1題出題される。哲学、文化論、文学・芸術論、現代社会論などの文章が採用されている。2019年度は、熱帯の狩猟民の贈与と交換の仕組みについて論じた文章(奥野克巳『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』)からの出題であった。難易度は年度ごとに変化する傾向にあるが、2019年度の記述問題は最後の記述問題が傍線部の表現を自分なりの言葉で言い換えなければならずやや難しかった以外は比較的容易な問題ばかりであり、難易度は2018年度と同様、やや易しかった。

②設問の構成は定着している
 例年、漢字問題(最近は書き取りと読みが10問出題されている)、30~150字の記述問題が3~4問(2016~2018年度は記述問題が4問出題されてきたが、2019年度は3問であった)、抜き出し問題、空欄補充問題などが出題されている。漢字の読みは例年カタカナで答えさせているので注意が必要である。

2020年度入試予想・対策

①文章量、記述量とも2018年度と同程度になることが予想される
 文章量は、2012年度に5,000字を超えた以外は、2009~2017年度まで4,000字台に収まっていた。しかし、2018年度は3,376字で、2017年度よりも1,000字以上減少したが、2019年度はまた4,000字台に戻った。記述量は、2013~2017年度までは250~300字の範囲に収まっていたが、2018年度は390字とかなり増大したものの、2019年度は320字で2018年度と比べてやや減少した。2020年度は従来どおり4,000~5,000字程度の評論文から出題され、記述問題は3~4問、解答字数は300字前後になると予想される。

②記述問題の練習をしっかりしておくこと
 名古屋大学の記述問題では、傍線部の前後を踏まえて解答する問題だけでなく、問題文を幅広く踏まえて解答する問題も出題される。また、問題文中の表現をつないで解答を作成する問題だけではなく、2019年度のように自分なりに表現を工夫して解答を作成しなければならない問題も出題される。これらの問題に対処できるようになるためには、問題集などを使って評論文の記述問題を数多く練習しておくことが必要である。また、解答時間の割に文章量、記述量が多く、解答時間内に解き切ることが難しい。そこで、過去問などを使って解答時間内に解く実戦的な訓練を積んでおくことも必要である。

③空欄補充問題、抜き出し問題、漢字問題なども訓練しておくこと
 2019年度は客観式の内容合致問題が出題され、例年出題されてきた空欄補充問題や抜き出し問題は出題されなかった。しかし、これらの問題も出題される可能性があるので、訓練しておくように。さらに、漢字問題は10問も出題され、得点源になるので訓練をおこたらないようにしてほしい。

古文

最近の出題傾向

①2019年度は明治初期に書かれた蔵書目録跋文からの出題
 2019年度の出典は『村上忠順蔵書目録』の跋文(村上忠順/目録跋文/明治時代)であった。明治初期に書かれた蔵書目録の跋文という異色の出典ではあるが、内容は随筆的であり、和文体の読みやすい文章であった。出題本文の長さは、年度によって大きなばらつきがある。2015年度以降はほぼ同じ長さであったが、2019年度はやや短かった。近年、江戸時代の作品(非有名出典)と、平安・鎌倉時代の作品(有名出典・入試頻出箇所)が交互に出題されていたが、2016・2017年度は平安時代、2018年度は室町時代、2019年度は明治時代初めと、従来の出題パターンには変化が見られる。なお、2019年度の出題は、2011・2013・2015年度などの、江戸時代の非有名出典からの出題の流れに属するものと考えられる。

②設問は、2017年度の傾向を踏襲
 2019年度の出題は、現代語訳5問(和歌一首を含む)と説明問題1問(字数制限なし)で、従来の出題傾向を踏襲するものであった。現代語訳の問題は、2018年度に続き、傍線部が例年より短めではあったが、条件が付されているのは、例年どおりである。説明問題は、設問に「この文章から推察できることを説明せよ」とあり少し戸惑うが、要するに筆者村上忠順の書籍収集の苦労を、一般化してまとめればよく、本文全体を踏まえて解答をまとめるという点では、これも例年どおりの出題である。なお、2016年度に見られた説明問題の字数制限については、現代文・漢文では字数制限があることを踏まえると、古文でも、また字数制限が設けられる可能性もあるので、注意が必要である。

2020年度入試予想・対策

①過去問を解こう
 年により、出題傾向に多少の変化は見られるものの、現代語訳の問題と説明問題を中心に、文法や主体判定、まれに文学史の問題が出題されている。また、和歌に関する設問が出題されなかったのは、過去10年間で2回だけである。まずは、江戸時代(明治も含む)に成立した作品の問題と、平安・鎌倉時代(室町も含む)に成立した作品の問題とを、それぞれ1題ずつ解いてみて、どんなレベルの文章を、どこまで深く読解すればよいのかをつかみ、自身の弱点をはっきりさせよう。なお、古文の標準的な解答時間は30分程度と考えればよい。

②様々なジャンル・時代の作品を読もう
 江戸(明治)時代の文章は、受験生にはまったくなじみのない作品から出題されるが、和文体の文章なので読みにくくはないはずである。文章の長さに圧倒されずに、書かれている事柄を丁寧に読み取るようにしたい。平安・鎌倉(室町)時代の作品が出題される場合は、過去に他大学の入試で出題された箇所であることも多いので、入試頻出箇所を集めた問題集などで、様々な文章に触れ、不得意なジャンルをなくしておくとよい。また、和歌にからめた出題が多いので、和歌を含む文章を積極的に読むようにし、和歌修辞の発見、現代語訳、心情の説明などの練習を積んでおく必要がある。

③正確な読解力を身につけよう
 毎年必ず問われる現代語訳の問題では、主体や客体の補い・状況の説明的な補い・指示語の内容の具体化などをしなければならない。毎日の学習では、助動詞や助詞の意味用法を丁寧に押さえ、適切な補いをしながら現代語訳する練習を繰り返そう。また、様々な説明問題に対応できるよう、機械的に逐語訳するだけではなく、書かれている内容について深く考えながら読むようにし、人物の心情をつかんだり筆者の主張を捉えたりする丁寧な読解練習を心がけてほしい。

漢文

最近の出題傾向

①問題文は長文で、ジャンルは多様
 問題文は、2011年度以降毎年230字以上の文章が出題されている。国公立大学でもこれほどの長文をコンスタントに出題する大学は極めて(わず)かであり、名古屋大学の漢文の特徴と言える。問題文のジャンルは、2013・2015~2017・2019年度は論説文、2011・2012・2014・2018年度は史伝と、史伝も硬質の論説文もともに出題される。難易度については、史伝が出題された場合はおおむね標準的であるが、論説文が出題された場合は受験生にとって読み取りにくい文章であることが多い。問題文の字体は、2009年度までは旧字体であったが、2010年度以降は新字体で出題されている。

②設問も多様で、要約の問題が必出
 設問は、例年6~7問で、その構成は語句の読みが1問、書き下し文が1問、現代語訳が1~3問、内容や理由の説明が1~3問、本文の要約が1問と多様である。特筆すべきは、2006年度以降、本文の内容を150字以内で要約する問題が毎年出題されている点である。名古屋大学は、漢文の問題を通して重要語・句形の知識や訓読力・読解力を問うことはいうまでもなく、合わせて表現力も問おうとしていることをうかがい知ることができる。

2020年度入試予想・対策

①様々なジャンルの文章にあたっておくこと
 問題文は、史伝・文学論・学問論・思想など多様であり、2020年度入試のジャンルを予想することは難しい。どんな文章が出題されても対応できるよう、過去問や問題集を利用して様々なジャンルの文章にあたり、読解練習をしよう。文章の趣旨と話や論の展開をしっかりと把握することが大切である。

②解釈力を身につけること
 解釈力は、現代語訳の問題はもちろんのこと、内容説明の問題において完成度の高い解答を作成するためにも必要なものである。解釈する場合には、逐語訳を心がけなければならない。大まかに訳すのではなく、語意、送り仮名や文脈を踏まえて一語一語適切な現代語に置き換えることが大切である。内容はわかっていても、いざ訳を書いてみるとうまく表現できないという場合も多いものである。実際に訳文を書く練習を積み重ねてほしい。

③重要語・句形を習得すること
 語の読み、書き下し文や現代語訳の問題では、重要語や句形の知識が問われる場合が多い。またこれらの知識は、問題文の内容を正確に読み取るためにも不可欠なものである。本文を読解する練習をする際に出合ったものは必ず覚えるように心がけてほしい。

④要約の練習をすること
 本文の内容を150字以内で要約する問題の出題が定着している。短時間で長文を読んで内容を把握し、150字以内で要約するのは決して容易なことではない。日頃から文章の内容を展開と趣旨が明らかになるようにまとめる練習をする必要がある。2006年度以降の過去問は必ず解いておくべきである。さらに2002・2004・2005年度に出題された、100字で内容をまとめる問題も解いておくとよいだろう。

物理

最近の出題傾向

 大問数は3題で、分野としては、力学から1題、電磁気から1題、波動または熱から1題の出題が続いてきた。2018・2019年度は力学・電磁気・熱からの3題であった。
 解答形式は基本的には記述式で、答えのみでなく「答えを導くまでの過程」を書き込む計算欄が設定される設問もある。また、ほとんどの設問で使用文字が指定される。
 全体の難易度は「やや難」もしくは「難」の出題が続き、理科1科目あたり75分の試験時間に対する分量も多めであったが、2018・2019年度は易化したうえ分量も減った。それでも、テキパキ解いていってやっと一通り解ける程度の難度・分量である。
 また、大問の途中で設定が変わって複雑な構成になることが多い。

2020年度入試予想・対策

①力学と電磁気は必出
 2020年度も、力学分野と電磁気分野から1題ずつ、その他の分野から1題の計3題の出題が予想される。
 力学分野のなかでは、衝突・円運動・単振動などの出題頻度が高い重要項目ついては確実にマスターしておきたい。最近は出題されていないが、万有引力も要注意である。
 電磁気分野のなかでは、コンデンサー・直流回路・荷電粒子の運動・電磁誘導がよく出題される。これらについては難度が高い場合が多い。様々なタイプの問題にあたって演習を重ねておく必要があろう。
 また、新課程になってから原子分野からの出題はまだないが、以前はよく出題されていたので、熱分野や波動分野と同様に学習を進めておこう。

②深く掘り下げて問題演習をしよう
 標準的な問題が解けないようでは合格はおぼつかない。まず、標準的な問題集による問題演習で、基本事項をしっかり身につけること。その際、単純に公式をあてはめるのではなく、法則が成り立つ根拠まで確認しながら解くようにしよう。また、自分の解答の正誤にかかわらず、別解がないかどうか考えてみるなど、ひとつの問題を様々な観点から検討して、理解を深めておこう。そうすることによって、受験生にとって見慣れない設定の問題にも対応できるようになる。
 基本を一通り身につけたら、難度の高い問題に取り組んで、思考力および計算力を養う必要がある。特に、面倒な計算も、解答例に頼らず、最後まで自分でやりきる習慣をつけておこう。

③要領よく解答をまとめる練習をしよう
 直前期には、素早く題意を把握し手際よく計算する練習を積もう。計算欄が設けられている場合も、そのスペースは小さくポイントだけ書き込むことになる。解答を要領よくまとめる練習が必要であろう。図を用いた説明も有効なので、日頃から図を描きながら考える習慣をつけておこう。また、日頃から文字指定に注意しながら解くようにしよう。

化学

最近の出題傾向

 2019年度入試は2018年度と同様に情報学部以外は理科2科目が課せられ、試験時間は2科目150分であった。出題傾向としては理論分野と無機分野から約60%、有機分野から約40%の比率で出題されていた。名古屋大学化学入試の頻出問題としては化学結合、結晶、気体、溶液、熱化学、酸化還元、反応速度、化学平衡、無機化学工業、脂肪族化合物、芳香族化合物、天然有機化合物および合成高分子化合物に関する問題など、化学の全分野にわたって出題されている。出題形式や解答形式は多様で、実験を題材とした問題、導出過程を書かせる計算問題、グラフを描かせる問題、40~60字程度の論述問題などが出題されている。この傾向は今後も続くと思われるので、十分に対策を立てておこう。また、環境問題や身近な物質を題材とする問題なども出題されているので、日常生活と化学の関わりに関心を持つことが大切である。

2020年度入試予想・対策

①苦手分野を克服しよう
 多くの受験生は「飽和蒸気圧の関係した混合気体の問題」「溶液の性質に関する問題」「化学平衡に関する問題」の計算問題を苦手としているが、この分野からの計算問題は頻出であるので、重点的に演習しておきたい。特に「気相平衡や電離平衡に関する問題」は難度が高く、また煩雑な計算が要求されるため、得点差がつきやすいので注意しよう。

②有機分野を完璧にしよう
 名古屋大学合格の必須条件は、有機化学分野で高得点を取ることである。特に有機化学の天然高分子および合成高分子の分野は、多くの高校で3年生の2学期後半に履修するため、学習不足で入試に臨む受験生も多いので、注意しよう。

③論述解答および計算の導出過程を書く訓練をしておこう
 名古屋大学では40~60字程度の論述問題および計算の導出過程を書かせる問題が毎年出題されている。普段から文章を書くことや計算過程を書く訓練をしておくとよい。論述問題については的確な化学用語を用いることに留意し、計算過程については計算式だけをダラダラと並べないように注意しよう。

④問題文を注意深く読み、不注意による失点を防ごう
 名古屋大学の化学の問題は近年難化傾向にある。そのために、点の取れる問題を確実に得点することが重要であり、有効数字の指定に従わなかったり、解答方法の指定を無視するような、不注意による失点は合否に大きく影響するので注意しよう。また、日頃から問題文をよく読み、不注意による失点を防ぐことを心がけ、問題演習を通じて、どのような問題が出題されても慌てず解答できる応用力を身につけよう。

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特派員の声 -合格の秘訣!!-

理学部 1年
T.K.特派員

基礎といって侮るべからず!

物理がもともと苦手だったけど、先生が重要だと言った問題や公式の導出方法を何回も繰り返し解くことで基礎力が向上して、問題へのアプローチの仕方を臨機応変に変えることができるようになった。

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農学部 1年
Y.H.特派員

名大合格の秘訣

・センター対策をしっかりして、点数を稼いで、ライバルに差をつける。
・二次数学で過去問と同じ問題は本番で出題されないので、過去問は傾向チェックや時間配分の戦略を立てるのに使い、過去問を解くのに時間を割きすぎない。
・二次化学の有機の範囲は貴重な点数源なので、ほぼ満点の回答をする。
・二次生物は分からなくてもとりあえず埋める。
・二次英語では新傾向で自由英作が出題されるようになったので、自由英作のルールをしっかり確認し、練習した。

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