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慶應義塾大学 学習アドバイス

河合塾講師からの学習アドバイス

教科別の学習対策について、河合塾講師がアドバイスします。
 (※出題範囲は募集要項、大学ホームページ等で必ず確認してください。)

英語(文学部)

 2014年度に大問1題の構成に戻ってからは出題形式に変化はない。英文量は2016年度に1,400語程度と大幅に減少したが、2017年度は2,200語を超え、2018年度は2,000語程度、2019年度は1,900語程度で推移している。設問は、「英文和訳・内容説明・和文英訳」といった文学部の定番といえるものが中心をなしている。英文量が多く語彙(ごい)レベルも高いので、これを読みこなすには単なる知識だけではなく、論理的な思考力と論旨を正確に読み取る力が要求される。ただし、下線部和訳の対象になっている箇所は構文上のポイントが明確であるし、和文英訳も本文中の表現を利用して書くことができるので、決め手となるのは内容説明で、2019年度は3問(いずれも字数制限あり)出題されている。

●過去問で出題傾向を熟知する
 文学部の出題には一貫したポリシーがあり、設問形式に関しては独自のスタイルが定着しているので、過去問を数多くこなして、設問の狙いやレベルを把握し、設問ごとの時間配分といったものに留意する必要がある。

●大局的に読み通す力が試される
 入試では珍しく辞書の使用が認められているが、闇雲に未知の単語を引きまくるのは時間の無駄だ。どの単語を辞書で引くべきであるかは、全体の流れを把握したうえで決まってくる。個々の単語や一文一文にとらわれることなく、大局的に長文を読み通す力が試されているので、日頃からそのような読み方に習熟しておくことが必要である。

●記述対策は万全に
 下線部和訳や和文英訳は、設問のレベルそのものは標準的なものの、文脈を正確につかんだうえで、訳語などを決定する必要があるので決して侮ってはいけない。また、100~120字の内容説明問題では、制限字数内でどこまで具体的に、しかも過不足なくまとめることができるかがポイントとなる。英文の該当箇所に比べて、日本文の制限字数が少なめである場合もあるので、鍵となる表現を中心に、要点のみを簡潔かつ明瞭にまとめる工夫が必要となる。

英語(法学部)

 2019年度は発音(アクセント)問題が会話文問題の中で出題されたり、文法・語法(正誤判定)は見た目が読解総合と思われるような形式(新傾向)になったりするなどの変化はあったものの、全体的な分量および難易度は例年どおりといえる。長文3題のワード数は1,400語程度で、分量的にはそれほど多くはないものの、正解の判定に悩まされる設問や選択肢も含まれているので、細部にまで注意を払いながら解いていく必要がある。

 英文量は標準的だが、選択肢がすべて英文であることを考えるとかなりの速読力が要求される。パラグラフごとに内容を問う設問が中心となっているので、過去問を通して出題の意図や設問形式に留意しつつ、そこに焦点を合わせて英文の内容を的確に把握する訓練を積み、効率のよい解き方に習熟しておく必要がある。新傾向の正誤判定問題は、英語で書かれた設問の指示を正確に理解したうえで問題に取り組む必要があり、出題の狙いがどこにあるのか確認しておくこと。会話文問題では、会話特有の表現を知っておくだけでなく、文脈や文の形に注目して選択肢を絞りこむ手順に慣れておくことも大切である。

英語(総合政策学部・環境情報学部)

 両学部とも長文2題という形式が長年続いていたが、2016年度から長文3題の構成に変わった。ただし、全体で「空所補充40問」と「内容一致20問」という設問の形式や数は同じで、英文の総語数にも大きな変化はない。60問すべてが客観式の設問であるが、選択肢を含めると英文量が非常に多いうえに難度も高いので、120分の試験時間とはいえ、効率よく解いていかないと時間切れになる恐れがある。そうした意味でも、設問の狙いや語彙(ごい)レベルに習熟するのに過去問対策は欠かせない。

語彙(ごい)レベルの高さに圧倒されないこと
 2019年度の英文のテーマは、総合政策学部が「英語能力の判定基準」「貧困の定義」「脳の特質」、環境情報学部が「オフィス環境と社員の満足度」「ストレス予測がもたらす現象」「人工知能による翻訳」であった。最新の人文科学や自然科学の話題を扱った抽象度の高い論説文や記事が出題されており、高度な語彙(ごい)力に裏づけされた正確で緻密な読解力を養成することが不可欠である。設問形式は定着しているので、過去問を中心にこのレベルの英文を数多く読みこなし、語彙(ごい)力の増強に努めることが大切である。一般常識や背景知識の豊かさも大きな武器となるので、日頃から社会情勢や時事問題に関心を持ち、新聞や雑誌の記事を読み慣れておくことが望ましい。

●迅速かつ的確な処理と判断が求められる
 両学部とも3題合わせて2,400語程度の英文を読むだけでなく、内容一致の選択肢もすべて英語で書かれていることを考えると、何度も読み返すだけの時間的余裕はないだろう。したがって、本文を読みながら同時に空所を埋めていき、段落ごとに内容一致問題を解いていくのが効率的な進め方といえる。空所補充問題には平易なものも含まれているので、素早く判断して時間をかけすぎないこと。配点からいっても内容一致問題の出来が合否を左右すると思われるので、本文の内容と選択肢とを丁寧に読み比べていけるような時間配分に留意する必要がある。

英語(経済学部)

 2015年度からは読解総合が3題(うち2題は「賛成」「反対」の見解を述べたもの)が出題されており、英作文2題と合わせて、大問5題の構成が続いている。解答形式は英作文のみ記述式。2012年度以降、英作文ではくだけた口調(会話体)の対話文による和文英訳が出題されている。自由英作文は、長文問題の内容に関連するテーマについて、自らの考えを150語程度で論じるもので、かなりの難問である。

 長文3題のワード数は合計で2,400語程度と多く、速読力の養成は不可欠である。英文自体の難度はそれほど高くはないものの、設問の選択肢も含めると相当な量の英文を読むことになるので、迅速かつ正確に内容を理解する力が要求される。英文は社会問題を扱った論文や時事的な記事が出題されることが多いので、この種の英文を新聞や雑誌などで読み慣れておく必要がある。対話形式での和文英訳では、文脈に応じた適切な英語表現に置き換える柔軟性が必要である。自由英作文では、読解問題で言及されている見解や事柄を引用しながら自分の意見をまとめ、平易な英文で的確に言いたいことを表現する練習を積むことが大切である。

英語(商学部)

 2019年度も大問7題の構成に変化はなく、長文読解3題を中心に、文法・語法2題(空所補充)、語彙(ごい)2題(空所補充)といった出題内容にも変更はない。解答形式はマークシート方式がほとんどだが、語形変化を伴う記述式の空所補充問題が例年出題されている。大問数は多いものの、難易度は標準レベルで、英文も読みやすいものが多く、妥当な分量といえる。

 長文は3題とも内容一致型の設問が中心で、総じて英文は読みやすく、標準レベルの読解力があれば十分に対応できる。それゆえ、不注意なミスを極力減らすように、本文と選択肢を照らし合わせながら読み進めていくといった緻密な読み方の訓練は必要であり、それによって効率よく解答することができるようになるだろう。読解問題が中心ではあるものの、文法・語法問題も数多く出題されるので、過去問や問題集などを通じて、基本事項に関する知識(特に動詞の語法問題は頻出)を確実に習得しておく必要がある。また、商学部独自の問題である記述式の語彙(ごい)問題では、動詞の活用や派生語など正確に覚えて、単語を正しくつづれるようにしておくことも大切である。

英語(理工学部)

 2018年度からは大問数が6題から4題に減少し、読解総合2題を中心に、会話文と文法・語法(実質的には語彙(ごい)問題)が出題されている。解答形式は、大問1の[5]と大問3の[3]、および大問4の空所補充(最初の文字が与えられている)以外はマークシート方式。理工学部の定番である大問4は、日本文の内容に合うように単語を補う問題で、思い浮かびにくい語も含まれており、名詞の単複や動詞の語形などに気をつけるなど、正確な文法力や豊富な語彙(ごい)力が要求される。

 長文2題のワード数は合計で1,100語程度と妥当な分量ではあるものの、設問形式が空所補充や同意語句選択のほかに、内容一致型の設問など多岐にわたっており、迅速かつ正確に論旨を把握する力を養成する必要がある。設問の語彙(ごい)レベルが高く、選択肢も紛らわしい場合があるので、過去問を通して出題者の狙いがどこにあるのかをある程度つかんでおくことも大切である。文法・語法では、イディオムを含めて基本となる語彙(ごい)を確実にマスターしておくだけでなく、記述式設問の対策として、語形変化や派生語などでケアレスミスのないように単語は正しくつづれるようにしておく必要がある。

英語(医学部)

 2018年度は大問3題という構成だったが、2019年度は従来の大問4題(読解総合3題と自由英作文)に戻った。自由英作文は、2018年度は長文の内容に関連したもので「他者と過ごす時間」について、2019年度は大問として独立した形で「公共の場でのマナーの悪い事例」について、それぞれ100語程度で表現するものであった。英作文ではほかに、長文中の一部を日本語にしてそれを英訳させるものが出題される。長文の総語数は、2018年度の1,300語程度に対して2019年度は1,700語程度に増加した。英文の語彙(ごい)レベルが高く、内容も高度なので、正確に論旨を追いながら読み進めていく訓練が必要である。

●過去問で出題傾向を熟知する
 出題形式に多少の変更はあるが、記述式問題を中心にした国公立大学型の設問が多いほか、医学部独自のスタイルの設問も含まれるので、まずは過去問を通して、設問の狙いやレベル、時間配分といった受験のノウハウを身につけることが何よりも大切である。

●高度な語彙(ごい)力に基づく正確で緻密な読解力を養成する
 例年受験レベルを超えた語彙(ごい)が半ば意識的に試されている。英文は医学・科学系の論文や時事問題を中心に社会的に関心の高いテーマを扱ったものが多く、高度な語彙(ごい)力に裏づけされた正確で緻密な読解力を養成することが不可欠で、インターネットなどを利用して英文の新聞や雑誌の記事を数多く読みこなし、論理的な読み方に習熟しておくことが必要である。

●柔軟な言語運用能力が試されている
 和訳・英訳や内容説明は、いずれも語彙(ごい)や構文など難解なものを含んでおり、文脈を正確につかんだうえで訳語などを決定する必要がある。和文英訳では、問題文の趣旨を的確に理解し、英語として自然な表現になるように工夫する必要がある(本文中の表現が参考になるケースもある)。自由英作文については、状況を説明するものや自分の意見を主張するものなど、様々なテーマを設定して100語程度の英文に的確にまとめる訓練を十分に積んでおくこと。

英語(薬学部)

 2015年度からは記述式の設問がなくなりすべての設問が客観式になっていたが、2019年度は記述式の設問が3問出題された。また、大問Ⅳとして大問Ⅰ~Ⅲの英文に関する内容一致問題(新傾向)が1題出題されたが、実質的には読解総合3題という大問構成といえる。長文3題のワード数も変動が大きかったが、ここ2年は2,800語程度となっている。英文量はかなり多く、そのうえ選択肢もすべて英文であることを考えるとかなりの速読力が要求される。長文3題とも、同義語選択、空所補充、指示対象選択、内容一致・不一致などが出題されている。同義語選択では、文脈が正確に把握できているかどうかが試されており、設問の対象となっている語(句)や選択肢として与えられている語(句)のなかにはやや難度の高いものもある。内容一致には、「本文に述べられていないもの」を選ぶ設問もある。

●自然科学系のテーマを扱った英文が多い
 過去の出題形式に共通していえるのは、標準以上の読解力と語彙(ごい)力が要求される設問が多いということである。近年、英文量が増える傾向にあり、1,000語を超える超長文が出題されることもある。英文のテーマは、心理学や医学やテクノロジーに関するものなど、自然科学系の英文が多く出題されているので、日頃から難度の高めなものも織り交ぜ、インターネットなどを利用して英文の新聞や雑誌の記事を数多く読みこなし、語彙(ごい)力を充実させる必要がある。

●過去問で設問形式に習熟する必要がある
 出題傾向が変わった2015年度から設問の指示がすべて英文になっているので、設問の形式や出題の狙いなどにも習熟しておく必要がある。同義表現選択のほかに、文の趣旨を選ぶ問題(従来の下線部和訳に相当するといえる)や「推測できる内容」を選ぶ問題やタイトル選択などが出題されているので、語彙(ごい)力の拡充に加えて、英文の内容を整理しながら読み進めていくといった的確な文脈把握力を養成することが必要となる。

英語(看護医療学部)

 2014年度から「文法・語法」「中文での空所補充」「文補充」「文整序」「段落整序」「総合問題(内容説明や下線部和訳といった記述式の設問を含む)」「自由英作文」の大問7 題が出題されてきたが、2018年度から「段落整序」に代わって、「記述式の語彙(ごい)問題」(2文字目・3文字目と品詞と訳語が与えられた英単語の1文字目を答えるという「単語テスト」に近いものが20問)が出題されている。自由英作文は与えられたテーマについて自分の意見を100~150語で書く形式が続いており、2019年度は「苦痛に思われた事柄があとになってよかったと判明する経験」について書くものであった。

●確実な文法力と正確な語彙(ごい)運用力
 2010年度までは文法・語法問題(「適語選択」と「正誤判定」)が数多く出題されていたのが特徴だったが、2014年度からは空所補充型の「適語選択」が20問出題されており、時制や態など動詞に関連したものが多いのが特徴といえる。また、読解問題として分類しているものの、中文での空所補充や文補充では、文法・語法や語彙(ごい)に関する知識が求められているので、確実な文法力と正確な語彙(ごい)運用力を身につけておくことが大切である。

●確かな構文把握力と日本語表現力
 読解総合問題では下線部和訳や内容説明といった記述式の設問が出題されるので、速読・多読の練習はもとより、正確な構文把握と的確な日本語表現力を磨く練習が必要である。特に和訳については、自然な日本語で文脈に即した訳出ができるようにしておくことが大切である。

●自分の意見を平易な英語で表現する力
 ある決められたテーマについて自分の意見を限られた時間内に答案としてまとめるには、日頃から様々なことに対して問題意識を持ち、自分の意見を簡潔にまとめた英文を書く練習が欠かせない。その際、できるだけ平易な構文で自分の言いたい内容が明確に伝わる文章となるように、基本の確立に徹底して力を注ぐことが大切である。

数学(理工学部)

 2019年度は、5題中、客観式が3題、客観式と記述式が混在する問題が2題。第1問は、小問3問で、小問中の1問が記述式。この形式はここ数年続いている。記述式の出題は例年どおり証明問題だった。2018年度と比べて難題は少なくなったが、全体として標準以上の実力が要求されることと、計算量の多さは変わりない。小問以外の問題文は非常に長く、典型的とはいえない独特の問題も出題されるので、事前に十分な検討と対策が必要になる。

●数学Ⅲの微分・積分と空間ベクトルの問題に注意
 数学Ⅲの微分・積分の問題は必ず出題されるので確実に身につけておきたい。ただし、ひとつの問題で複数の分野にまたがる手法を使うことも多いので、すべての分野の基本的な事項は漏れなく身につける必要がある。なかでも、数学Ⅱ・Bでの三角関数、指数・対数、数列の基本的な計算はしっかりとできるようにしておきたい。また、空間ベクトルの問題など、苦手とされがちな分野も頻出なので、意識して重点的に問題を解くようにしたい。

●客観式問題の方が難しい
 例年、記述式の設問は証明問題だが、証明自体は標準的なものであり、それほど難しくはない。むしろ客観式の設問の方が難しく、かなりの思考力と計算力が要求される。たとえば2019年度の第3問と第5問は、忍耐強く出題の意図と論理を読み取らなくてはならない難問である。

●要領のよい計算力を身につけよう
 客観式の問題が大部分なので、できるだけ早く、しかも正確に計算を行う練習を積んでおきたい。全体でかなりの量の計算が必要になるが、細かなことを書く必要はないので、素早く答えの数値にたどり着けるような要領のよい計算を常日頃から心がけるようにしたい。ただし計算力は単純に計算を速くしようとして身につくわけではなくて、手順や筋道を素早くたどることができる思考力とともについてくるものなので、常に、なぜ解けるのかという論理的な構造を意識しながら計算を遂行するようにしたい。

●過去問を研究しよう
 標準的な問題集ではあまり見かけないような内容や形式での出題も多いので(2019年度なら第5問)、過去問を数年分解いて研究しておきたい。特に、客観式の問題は、誘導に沿って解いていく形が多いので、題意を的確に把握する読解力も十分訓練しておこう。

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特派員の声 -合格の秘訣!!-

理工学部 1年
R.O.特派員

慶應大学に合格しよう!

英語は文量が比較的他の大学の試験より多いので、早めに慣れることが大事。わからない語彙が出てくることは避けられないので、接頭辞や接尾辞、周りの文から意味を類推することができると良い。
数学については難しい問題もあるが、各大問の(1)や(2)などの基本的な問題を確実に得点することが大事。
理科は時間が無いのでいかに効率よく多くの問題を解けるかが大事で、割り切ることが特に重要。

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医学部 1年
ちーちゃん特派員

過去問演習

英語では、英作文が必ず出題されるので、慶應の過去問だけでなく他大学の過去問も利用し、積極的に書いては先生に添削してもらいました。何度も書くうちに自分が犯しやすいミスを見つけることができ(例えば三単現のsを忘れるなど)、試験本番ではその点に特に注意を払うことができました。また、試験時間が短いということもあり、受験直前期は精読よりも速読というのを意識して対策しました。
数学では、毎年確立漸化式の問題が出題されるので、様々なパターンの確立漸化式の問題を解き、演習を重ねました。試験当日は難しい問題が出題されましたが、自分の解ける範囲でなるべく答えを書くように努めました。

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