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関西大学 学習アドバイス

河合塾講師からの学習アドバイス

教科別の学習対策について、河合塾講師がアドバイスします。
 (※出題範囲は募集要項、大学ホームページ等で必ず確認してください。)

英語

2019年度入試の問題分析

 2019年度はおおむね従来の傾向が踏襲されており、大問[Ⅰ]が会話問題と文整序問題、大問[Ⅱ]と大問[Ⅲ]が長文総合問題であった。すべてマークセンス方式。[Ⅰ]Aの会話問題は空所5つのそれぞれに選択肢が4つずつ設けられている。語(句)レベルではなく、センテンスが丸ごと抜かれている形式なので、文法・語法の知識というよりも会話の流れの把握力が問われている。[Ⅰ]Bの文整序問題は、200~300語ほどの中文を6つのパートに分け、順番をばらばらにしたものを論旨が通るように並べ替える問題。ひとつのパートが1~3センテンス程度で構成されている。therefore「それゆえ」/however「しかしながら」/for example「例えば」/that is to say「すなわち」などの、前後の論理関係を教えてくれるいわゆるディスコースマーカーと指示語が解法の鍵になることが多い。[Ⅱ]はAの空所補充問題とBの内容一致問題で構成されている。空所補充問題は文脈から正解が決まる問題が中心だが、文法・語法・語彙(ごい)の知識を問うものも混在している。内容一致問題は書き出し文が与えられて正しい後続文を選ぶ形式が中心。本文全体の主旨や適切なタイトルが問われることもある。[Ⅲ]Aは下線部の意味や内容などを問う問題。下線部は単語レベルから節レベルまで様々。下線部や選択肢を正確に解釈する英語力はもちろん、パラグラフ同士・センテンス同士の論理関係の理解が試される。2017年度に設問の日本語文が英文になるというマイナーチェンジが行われ、2018年度に続き2019年度もそれが踏襲されている。Bの内容一致問題は[Ⅱ]Bと基本的に同じ形式。

学習アドバイス

●文法・語法の知識を踏まえた文構造把握力を身につけよう
 当然のことであるが、文法・語法の知識がなければ、本文や選択肢の英文を正しく読めないし、その知識が直接問われる[Ⅱ]Aの空所補充問題のいくつかに対処できない。文法・語法のすべての単元を漏れなくチェックし、理解すべき項目は理解し、暗記すべき項目は暗記しておくこと。そのうえで英文を読む際に、S・V・O・Cなどの文の要素と品詞を常に意識しながら、文構造把握力を身につけよう。

●文脈把握力をつけよう
 [Ⅰ]Bの文整序問題、[Ⅱ]、[Ⅲ]の長文総合問題に共通して大切なのは、前述の文構造把握力に加えて文脈把握力である。したがって、読んで訳すだけや、やみくもに長文問題を解くだけの勉強では駄目。各センテンスの意味を的確に捉えるのはもちろん、センテンス同士・パラグラフ同士の論理関係を意識しながら読む必要がある。その訓練には『英語長文出題パターン演習1~3』(河合出版)などの問題集が有効である。また日頃予習で教科書などを読む際にも、未知の語(句)をすぐに辞書で調べたりせず、まず前述のディスコースマーカーや指示語などを手がかりに文脈からその語(句)の意味を推測してみる、などの実戦的な訓練を心がけてほしい。

語彙(ごい)力を増強しよう
 前述の文構造把握力・文脈把握力を鍛えても、基本的な語彙(ごい)力がなければ話にならない。市販の単語・イディオム集だけでなく、読んだ英文のなかでの(句)のチェックを通じて、可能な限り語彙(ごい)力増強にも努めてほしい。

数学Ⅲ・B

2019年度入試の問題分析

 2019年度の理工系学部では、2月の入試で数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲを出題範囲とする3つの日程のうち、2つの日程では記述式が2題、空所補充式が2題、もうひとつの日程では記述式が1題、空所補充式が3題であり、3つの日程すべてにおいて、空所補充式の1題は小問集合である。
 2018年度に比べ、難易度にほとんど変化はなく、小問集合は、基本~標準レベルの計算を中心とした問題である。大問3題は、日程によって記述式と空所補充式の問題数の差はあるものの、すべてが標準、かつ典型的な問題であった。
 例年、微分・積分を中心に数学Ⅲからの出題が多く、2019年度では、3つの日程すべてにおいて、小問集合を除く大問3題のうち1題が数学Ⅲの微分法・積分法の内容を扱った問題であり、その傾向は顕著である。
 また、ここ数年、数学Ⅲの極限・微分法・積分法以外の分野からの出題が目立っており、2019年度は、複素数平面、2次曲線の問題が出題された。小問集合の1題について、基本~標準レベルの問題ではあるが、やや手の込んだものも出題されているので、気をつけてほしい。

学習アドバイス

●基本問題に幅広くあたっておこう
 すべての日程とも1題は小問集合である。出題範囲である数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲの様々な分野からまんべんなく出題されている。一部手のかかるものもあるが、ほとんどが計算中心の基本問題であるから必ず得点したい。参考書や問題集の基本問題程度のものを幅広く学習し、必要な公式はすべて使えるようにして、取りこぼしのないようにしておくこと。
 2019年度は、多くの受験生が苦手とする整数を扱った問題や、条件付き確率、極方程式の問題も出題されている。

●数学Ⅲは標準問題を正確に解けるようにしよう
 明らかに数学Ⅲからの出題が多い。数学Ⅲは極限・微分法・積分法の分野を中心に、非常に典型的な問題が出題されている。極値を求めてグラフを描く、面積や回転体の体積を求めるなど方針の立てやすい問題が多い。特に、面積や体積を求める際には積分の計算が必要である。いろいろな問題に数多くあたり、正確に計算できる力を身につけておくことが大切である。
 極限を扱った問題では、図形問題や積分など他分野と融合して出題されているケースが多く、過去問題にあたるなどして慣れておくとよい。ここ数年、数学Ⅲの極限・微分法・積分法以外の分野からの出題が目立っている。
 2019年度では、複素数平面、式と曲線の分野から、それぞれひとつの日程において大問の1題として出題されている。式と曲線の問題では、ひとつの問題で、楕円と双曲線の両方が扱われている。やや学習が手薄となりがちな数学Ⅲの式と曲線・複素数平面の分野にも学習量をきちんと確保し、標準レベルの問題の解法はマスターしておこう。3つの日程すべてにおいて記述式の問題があるので、答案を作成する練習もしておこう。問題を解く際に、途中の計算をきちんと書き、日本語を交えてその問題を解いていく過程がわかるように表現することを心がけてほしい。例えば、自分のつくった答案を身近な人に見てもらうのもよいだろう。

現代文

2019年度入試の問題分析

 国語全体で見ると、一部の日程を除き、基本的に現代文・古文各1題からなる出題(試験時間75分)であった。多くは、5,000~6,000字程度の評論文の出題であった。関西大学の本試験では、10年ほど前までは生半可な読解力では通用しない極めて高度な内容を持つ文章が出題されてきたが、最近は難解な文章の出題が減少しつつある。2019年度は、問題文で意味段落ごとに1行空けて見出しをつけるという旧来の形式と、ひとつながりの問題文という一般的な出題とが混在していた。設問の形式は従来どおりで、漢字問題以外は問題文中に傍線がなく、設問文のみで問われた。本文の主旨(筆者が言いたかったこと)に関わる内容をまとめる〈50字の記述問題〉や、記述式(2問)に加えマークセンス方式(5問)の〈漢字の書き取り問題〉が例年どおり出題されている(一部の日程を除く)。記述力や漢字力を重視する大学側の姿勢に変化はないと思われる。

学習アドバイス

●文章読解力を着実に養成する
 本格的な評論文を素材にして、文脈を丁寧に追いながら文章全体の論旨を的確に把握できる読解力を着実に養っておきたい。また、文化論や社会論をはじめ様々な分野の文章に取り組み、知的な背景を豊かにしておくとともに、「相対化」「逆説」「範疇」「普遍」といった評論文で頻出する用語の意味を理解しておくと、本格的な問題文でも読みやすくなるだろう。ただ設問を解くだけでなく、時間をかけて問題文を何度も読み返し、ときには文章全体の主旨を200字程度で要約してみることも、読解力や論述力を養ううえで効果的である。

●論述問題の対策も忘れずに
 選択肢問題については、正誤を確実に判断するために、以下の諸点に留意してほしい。傍線部がなくとも、設問から傍線部分に該当する記述を問題文で見出し、問われている事柄に関連する箇所を問題文中で見極め、その部分を精読して正解を選び取る。また、同内容の記述がパズルのように形式的に組み合わされて構成されることも少なくない各選択肢の間違い箇所を素早く把握して確実に誤答を消去する「消去法」を活用する。さらに、一部の日程を除いて出題される論述問題は配点が高いと予想され、その成果が合否に大きく関わる。問題文と設問文をよく読み、複数のポイントを的確に押さえ、制限字数内でまとめるという練習を積んでおきたい。近年は50字の制限字数での出題が続いているが、30字や80字など様々な制限字数を経験することで50字の感覚が養われるため、様々な記述問題に取り組むことが大切である。また、漢字問題は、文章読解の基盤となる語彙(ごい)力に関わり、また有力な得点源である。伝統的に漢字問題を重視してきた関西大学の試験では、書き取り問題の難易度が相当に高く、また出題数も多いことから、日頃より漢字問題に繰り返し取り組んで実力を養っておきたい。

●時間配分に留意した読解練習を
 多くの日程の試験時間は75分となっており、問題文の分量を考えるとそれほど長くはない。したがって、過去問題に積極的に取り組みながら、試験時間内で的確に問題を読み解く練習を積み重ねておく必要がある。ただし、解答の採点を終えたら、もう一度時間をかけて問題文を丁寧に読み返して問題文の主題を確認することと、各設問をじっくり検討し直すことが大切である。

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特派員の声 -合格の秘訣!!-

商学部 2年
かれん特派員

関西大学に合格するには

関大は英語が1番の勝負科目です。中々ボリュームのある長文ばかりが出題されるので、早く正確に文章を読む力が必要不可欠です。その長文の中から、英熟語や重要構文が設問として出題されるので、日頃から英語の長文を読む際、それらを見つけ出す訓練をしておくことをお勧めします。
古文は、本文に傍線が無いですが、先に設問を読むことで本文のどの辺りを問われているのかを大体見つけられるので、沢山過去問を解いてその解き方に慣れることが大切です。

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化学生命工学部 2年
R.Y.特派員

苦手意識

数学Ⅲを高2のときから頑張ってきて強みにできたのがよかったと思います。高1のときは数学に苦手意識があったのですが、友達に教えてもらったら苦手意識がなくなって得意になりました。苦手教科は早めに克服した方がいいと思います。

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