受験生になり、「さぁ、勉強するぞ!」と意気込んでいる人も多いと思います。しかし同時に、「受験勉強って何から手をつければいいの?」という人もいるでしょう。受験に向けて1年間でやるべきことをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。来春の志望大学合格を一緒に目指しましょう!
受験生になったらまずやりたいこと
STEP1志望校を考える
まだ受験の実感がわかない頃かもしれませんが、志望校を具体的に想定し始めましょう。そうすることで、受験科目や出題範囲を把握でき、学習計画が立てやすくなります。
志望校検討に必要な各大学の詳細は、「大学検索システム」で確認することができます。
- 特に今年は早めの情報収集を!
- 2025年度入試では、学習指導要領の改訂を受けて、共通テスト出題教科の再編などが行われます。そのため、早いうちに情報を集め、新しい入試に対応した対策を行うことが志望校合格のカギとなるでしょう!
STEP21年間のスケジュールを把握する
長いようで短い1年間。漫然と勉強するだけでは、あっという間に時間が過ぎてしまいます。学校行事に思いのほか時間を取られることもあるでしょう。「My Study Plan for Success」を使い、「何をいつまでにするのか」を明確にしながら、1年間を計画的に過ごしましょう。
My Study Plan for Success を完成させよう
「My Study Plan for Success」には、学校行事や入試、模試の予定と学習計画が1枚に書き込めます。この模試までにこの範囲まで学習しようなど、行事に合わせた自分だけの学習計画を作りましょう!
My Study Plan for Success の使い方
- 1
- 入試関連スケジュール、模試の日程を記入する
- 2
- 学校行事(定期テスト、体育祭など)を記入する
- 3
- 受験科目ごとの学習スケジュールを記入する
- POINT
- 模試や定期テストを学習の指標にするのがおすすめ!
- POINT
- 無理のないスケジュールを組むのが継続のポイント!
- 4
- 毎月の学習を振り返り、達成度を記入する
- POINT
- 遅れが生じたときは、スケジュールを見直そう!
1~4の項目を書き込める「My Study Plan for Success」をご用意しました。印刷してぜひご活用ください。
1学期&夏休み(4月~8月)
基礎力をつける
この時期は基礎力定着に徹しましょう。入試で合格点を取るには基礎問題で確実に得点する必要があります。また、応用レベルの問題を解くにも、土台となる基礎事項の理解が不可欠です。
まずは教科書に書かれていることをしっかりと理解し、教科書の例題や基本的な問題集が解けるよう学習しましょう。あわせて、英語や古文の単語や文法のように、覚えるべきものの学習にも取り組みましょう。
河合塾のテキストは、繰り返し学習することで確実に学力が身に付く問題が厳選されています。どのような教材を使えば基礎力を付けることができるかなど、河合塾の授業では迷う必要がありません!志望大学・目的にあわせた一人ひとりに最適なカリキュラムで受験生をサポートします!
苦手を発見し、克服する
自分の苦手、見過ごしていませんか? 苦手があると、苦手分野の大問をまるまる失点してしまった、なんてことにもなりかねません。早い段階での苦手克服を目指しましょう。苦手意識はなくても、「いつもここで間違える」という“隠れ苦手”を持っている人も多くいます。模試などの結果を振り返り、“隠れ苦手”を残さないようにしましょう。
夏休み~基礎力固め、苦手克服のラストチャンス~
受験の天王山と言われる夏休み。夏休みが終わると、これまでの学習の総復習や苦手科目にじっくり取り組む時間はとれません。やり残しがないよう、あらかじめ学習計画を立て、有意義に過ごしてください。夏のがんばりが秋以降の成績の伸びにつながります。
他にも… 総合型・学校推薦型選抜の受験予定がある場合は、出願締切等をチェックしておきましょう。
基礎力固め、苦手克服、既習範囲の復習など、やることが盛りだくさんの夏休み。一人で計画を立てていても、なかなか手が回らず、結局何もできなかったという声も…
重要なポイントが凝縮された河合塾の夏期講習で、効率よく勉強しよう!
先輩の声 上手な気分転換の方法を教えてください
- 大分大学 理工学部 1年 わんぱく幼稚園a.k.aマッスルジム特派員
- ネットを見るのはお勧めしませんが、その時やりたいと思ったことがあればやってみることです。私は、外の空気を吸いたいなぁと思ったら予備校の周りを一周ぐるりと散歩したり、コンビニでアイスを買って食べたりしましたし、疲れすぎた時は趣味のレコードショップを見に行ったりしました。休憩する時は時間を決めてその時間は本気で休憩しに行きましょう!!
- 龍谷大学 心理学部 1年 S.F.特派員
- 録画したテレビ(TVドラマなど)を視聴することです。なぜ録画したもの限定であるのかは、時間が決まっていて休憩時間の管理に役立つからです。録画でなくては、また次のTVが始まり面白そうであれば視聴してしまいます。録画する番組も30分のもの60分のものなど長さを何種類か用意しておくと、休憩時間の設定に役立つと思います。また家庭によって意見は分かれると思いますが、TVは食事中にもみられるので休憩時間に最適であると感じます。
- 西南学院大学 外国語学部 1年 ホンちゃん特派員
- 海外輸入食品が売ってある店で、紅茶を買って飲んでいました。色んな味があり、お湯で入れたり、水で入れたりして違う風味を楽しんでいると、リフレッシュ出来ました。
2学期(9月~11月)
応用力をつける
この時期は、夏までに養った基礎力を土台に、入試レベルの問題に対応できる応用力を身に付けます。問題演習を通して、これまでインプットしてきた知識・解法をアウトプットする練習をしましょう。また、志望校の過去問を確認し、どのような形式・レベルの問題で合格点を取る必要があるのかを把握しながら学習を進めるとよいでしょう。
他にも… 共通テストの出願時期です。各大学の募集要項も取り寄せを開始しましょう。
河合塾では、チュートリアルや個人面談を通して、一人ひとりに最適な学習指導や入試情報を提供します。この時期であれば、例えば夏の学習状況の確認、2学期以降の学習計画など、気軽にチューターに相談することができます。
模試を積極的に活用する
模試は学習の成果を試す絶好のチャンスです。雰囲気も入試本番に近いため、本番で思い通りの実力を発揮する練習にもなります。この時期には模試が多く実施されるので、ぜひ積極的に活用しましょう。模試を受けることで、「出題範囲の学習をこの日までに終わらせる!」という具体的な目標を立てることもできます。
他にも… 遠方受験をする予定がある場合、宿の手配は早めがおすすめです。
先輩の声 スランプに陥ったとき、どのように克服しましたか
- 横浜市立大学 国際商学部 1年 すず特派員
- 基礎的な内容の問題集に立ち返って、少しずつ自信をつけていった。また、周りと比べて焦るのではなく、スランプに陥っている自分を受け入れるように努めた。スランプに陥ってもやるべきことは変わらないということを意識して、毎日勉強した。他にも、担任の先生や母親に話を聞いてもらった。
- 名古屋大学 教育学部 1年 うほうほ特派員
- とにかく信頼できる先生や家族、先輩に相談して、励ましてもらいました。勉強していなくて焦ると思うけど、その時間はきっと後になって必要だったと思えると思うので、ちゃんとコミュニケーションの時間をとって心の安定を保っていました。
- 北里大学 未来工学部 1年 コンクラーヴェ特派員
- 勉強ばかりで将来の自分について考えられなくなってしまう時がしばしばあった。そんな時には、大学のパンフレットを開いてキャンパスライフを夢見てみたり、大学周辺の街を調べてみて、「いつか自分も大学生として訪れるんだ!」という気持ちを持った。
3学期(12月~3月)
実戦力をつける
入試本番で最大限力を発揮するための、実戦力を磨きます。時間配分を意識して過去問を繰り返し解くなど、最終調整を行いましょう。入試直前期でも、必要なときには基礎事項を確認するなど、試験場には確実な知識を持っていくようにしましょう。
共通テスト、国公立2次・私立大試験対策はバランスよく行うことが大切です。
河合塾の冬期・直前講習なら、共通テスト対策と2次試験対策の両方に取り組める講座をご用意しています。
志望校・併願校の最終決定
私立大であれば冬休み中に、国公立大も共通テスト受験後すぐに出願校を決定しなければなりません。「受験校決定のポイント」を参考に、万全の態勢で第1志望校に臨める受験校選びをしましょう。
なお、直前に募集要項等の必要書類を準備していては、出願に間に合わない可能性があります。少しでも出願を考えている大学については、早めに出願の手続き方法について確認しておきましょう。
先輩の声 直前期に効果のあった学習法を教えてください
- 東京外国語大学 国際社会学部 2年 だにー特派員
- ひたすら問題を解くことが良かったと思います。共通テストや二次の過去問、予想問題を解き、分からなかったところは教科書や参考書で確認するという作業をずっとしていました。分からないところやあやふやなところが浮き彫りになって焦ることもあるかもしれませんが、当日じゃなくて良かった!とポジティブに捉えるようにしていました。
- 静岡大学 人文社会科学部 2年 R.K.特派員
- とにかく苦手をなくす勉強を心がけていました。模試や講習の中でしてしまった間違いの傾向を分析し、どうしてそのミスをしたのか、どうすればそのミスをしないようにできるか、を考えていました。新しい知識ではなく、今まで積み重ねてきた知識をきれいに整えるのが受験直前期には必要だと思います。
- 京都大学 経済学部 1年 シュンペータ特派員
- センター試験(共通テスト)の制限時間を通常より大幅に短く設定したうえで解く。この方法により、集中力を高めてミスを減らす練習をすることができます。また、本番でミス等により時間をロスしても、練習時よりも実際の時間に余裕があるので、心にゆとりが生じやすいです。
最後に
受験生としての1年間は、成績の伸びを実感することもあれば、ときには成果が思うように出ないこともあり、一喜一憂の日々かもしれません。しかし、毎日少しずつ前進することで、最終的には大きな結果を生み出すことができます。
試験当日に、「これだけ勉強したから、大丈夫。」と自信を持って臨めるよう、納得のいく1年間を過ごしてください。Kei-Netはみなさんを応援しています!!