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  • 受付中
  • 2025年12月16日(火)開催
  • 大学教職員対象 セミナー

大学入学者選抜改革セミナー

 「大学入試のあり方に関する検討会議提言」(令和3年7月8日)や令和7年度大学入学者選抜以降の実施要項では、大学入学者選抜は高校教育と大学教育を接続する教育の一環であるとして示されてきました。このことは、形としては大学入学者選抜を結束点としながらも、従来断絶していた高校と大学での学びを、高大接続として、入試も教育機会として捉えた一貫したプロセスを構築しようとする国、社会による方向づけの表れとして解釈することができます。

 河合塾ではこうした高大接続の実質化を効率的に実現できるようJ-Bridge Systemを提供し、大学でのその要となる入試での多面的・総合的評価を支援してきました。しかし、高大接続実現の支援ということであれば、そうした入試の実施だけでなく、例えば、その前後を構成する高大接続領域での教育や、高校生と大学の幸せなマッチングのあり方などいくつもの論点があります。

 セミナーでは、高大接続をテーマに、大学を取り巻くさまざまな課題とその解決のためのヒントや事例をお届けし、各大学や高校での仕組みづくりや教育プログラム開発の一助にしていただけましたら幸いです。そして、この結果として、J-Bridge Systemが広く高等教育機関に浸透することを願っております。

新着情報

2025年 第8回 大学入学者選抜改革セミナー 受付中

大学入試における多面的・総合的評価を実質的に機能させるための課題

 「令和8年度大学入学者選抜実施要項」で記されている大学入学者選抜の役割を端的に表現すれば、アドミッション・ポリシーに基づき、当該大学において学修し卒業するために、大学への入口段階で入学者に必要な能力・適性等を、多面的・総合的に評価・判定することです。これを実質的に機能させるためには、大学は、(1)自学の認知と興味・関心の喚起、(2)受験生に出願してもらうこと、(3)多面的・総合的評価・判定による選抜、(4)選抜の効果検証と改善実施、これらの(1)〜(4)のサイクルを運用していくことが求められます。いずれも重要な要素ですが、特に選抜の効果検証については、実践の余地を残す大学も多く、これに関する客観的な知見の提供も求められるところです。また、自学の認知とその提供する学問への興味・関心の喚起についても、多くの大学が工夫を凝らしているところです。

 今回のセミナーは、西郡先生(佐賀大学)による、選抜の効果検証に焦点を当てた基調講演に加え、私たちが提供するJ-Bridge Systemを入学者選抜での多面的・総合的評価だけでなく、高校生向けに実践するプロジェクト「マナビバ!」にも活用している西日本工業大学の事例紹介で構成しました。

 自学に興味・関心を持つ受験生を集め、多面的・総合的評価を通じて選抜し、自学にマッチした学生を受け入れたい入試関係者必見のセミナーです。

 多数のご参加をお待ちしております!

開催概要
開催日時 2025年12月16日(火)
15:00 ~ 17:00
対象 大学入試の企画・業務に携わる教職員
関心を持つ高校・大学の教職員の方々
参加費 無料
申込期限 2025年12月12日(金)
  • Zoomでライブ配信を行います。
    配信当日までに、お申し込みいただいたメールアドレス宛に視聴URLをお知らせいたします。
  • ご視聴の端末ごとにお申し込みください。
  • お申し込みいただいた方には、後日アーカイブ動画(一部プログラムを除く)をご案内いたします。
    当日の視聴が難しい方、途中までしかご視聴いただけない方も、是非お申し込みください。
基調講演者
西郡 大 先生
佐賀大学 教授・アドミッションセンター長

東北⼤学⼤学院教育情報学教育部 博⼠課程修了。博⼠(教育情報学)。早稲⽥⼤学教育学部を卒業後、⺠間企業を経て、東北⼤学⼤学院へ進学。2009年より佐賀⼤学アドミッションセンター准教授等を経て、現職。

専⾨は、教育情報学。個別選抜における⼊試制度設計やCBT活⽤などの研究に取り組む。また、⽂部科学省や⼤学⼊試センター等において⼊試関連の委員を務めた。主著に『⼤学⼊試の公平性・公正性』(編者、⾦⼦書房、2021年)など。

プログラム

時間 プログラム
14:50 入室開始
15:00 開会
15:05 趣旨説明
15:10 基調講演
「入学者選抜の効果検証,追跡調査を俯瞰する」
佐賀大学 西郡 大 教授
15:40 J-Bridge Systemご利用大学の事例紹介
西日本工業大学 入試広報部長 髙見 徹 教授
16:00 J-Bridge Systemのご紹介
河合塾 教育研究開発部
16:20 連絡事項等・セミナー閉会
16:25 J-Bridge System質問コーナー(自由参加)
J-Bridge Systemについてお気軽にご質問いただけるお時間です
  • プログラムは予定です。内容や進行を一部変更することがございます。

お問い合わせ先
 学校法人河合塾 教育研究開発部
 e-mail:j-bridge-system@kawai-juku.ac.jp
 対応時間:10:00~17:00(土・日曜・祝日を除く)
※ お問い合わせの際にご提供いただく個人情報は、お問い合わせへの対応のみに利用いたします。
※ 受付順に対応いたしますのでお待ちいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

アーカイブ

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セミナー

大阪大学・神戸大学川嶋先生による基調講演「未来志向の大学入試とは―多面的・総合的評価の果たす役割―」に加え、宮城大学のJBS活用事例をお届けしました。

佐賀大学西郡大教授による基調講演「多面的・総合的評価による高大接続の展望」をテーマとしてお届けしました。

大阪大学川嶋特任教授による基調講演「大学入試における多面的・総合的評価の意義と実践 その先にあるもの」に加え、北海道大学のJBS活用事例をお届けしました。

佐賀大学西郡大教授による基調講演「大学教育につながる多面的評価の実践」に加え、九州工業大学のJBS活用事例をお届けしました。

九州大学木村拓也教授による基調講演「教育をつなぐ大学入学者選抜での多面的評価の必要性」に加え、産業能率大学のJBS活用事例をお届けしました。

佐賀大学西郡大教授による基調講演「大学入学者選抜における多面的・総合的評価:どのように考え、どのように向き合うか」に加え、京都文教大学・短期大学のJBS活用事例をお届けしました。

九州大学木村拓也教授による基調講演「大学入学者選抜における多面的評価の必要性と入試データのIRでの活用に向けて」に加え、西日本工業大学のJBS活用事例をお届けしました。

ミニセミナー

「高大接続での学びをどう大学に繋げていくか」と題し、芝浦工業大学柏中高、佐賀大学、東京都市大学の各事例紹介と、パネルディスカッションを行ったセミナーです。

「私たちが受験生に課す「問い」は、大学の入り口になっているか~高大接続の教育研究・実践から解決策を探る~」をテーマとした、北陸大学高等教育推進センター長・教務部長の杉森公一教授によるセミナーです。

「生成AIで作成された志望理由書はどう評価されるか~生成AIが入試の書類審査に与える影響」をテーマに、九州工業大学木村智志准教授が第1回大学入試学会大会で発表した内容を、分かりやすくお届けした注目のセミナーです。

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