活用事例No.15崇城大学
J-Bridge System導入1年目で早くも狙いを達成
「理系こそ英語」実学教育で地方実務家育成
崇城大学
入試課 課長 松田 建志 様
崇城大学
入試課 課長代理 谷口 潤行 様
- 所属及び役職等はインタビュー当時(2026年度入試)のものです。
崇城大学のミッション
崇城大学で学べてよかった
実学教育により地方の実務家を育成
「理系こそ英語」の考えのもと英語教育に注力
崇城大学は、地域で活躍できる実務家の育成を主要なミッションにしています。地方の私立大学なので、大学の生き残り競争を勝ち抜くためにも、大規模大学や国立大学にはできない教育を志してきました。そのキーワードが実学主義です。本学の前身が熊本工業大学であったことを活かし、座学だけではない様々な実学教育を提供しています。
また本学は理系学部出身者こそ英語が必要な社会になると考え、英語教育に力を入れています。就職した企業が海外に進出し、海外で物を作ったり世界中で販売したりするときに英語を喋れないより喋れた方がいい。大学時代から英語でコミュニケーションできる環境で学び、海外出張にも「自分が行きます」と手を挙げられる、そんな社会人になってほしいという願いから、英語教育に力を入れています。
こうした取り組みに共感して、本学を第一志望にして入学する学生が半数以上に達するというのも本学の特徴です。第一志望でなかった学生も含めて、卒業時には「崇城大学で学べてよかった」と言える教育を追求し、実践してきました。
探究活動に着目した独自の高大接続
日常生活のなかで発見した課題に取り組んだ経験や成果をアピール
高校での探究活動を大学として支援するコンソーシアムに加盟
1年次から研究室に所属し探究活動を継続・進化できる「探究活動プログレス選抜」
崇城大学が現在、取り組んでいることの1つが、高校生の学習である探究活動を高校で終わらせるのではなく、大学入学後には研究として継続できる環境づくりです。その一環としてスタートした総合型選抜が、全国的にも珍しい探究活動支援型とも言える入試で、探究活動プログレス選抜(専願型)と探究活動アピール選抜(併願型)です。
特に探究活動プログレス選抜は、一般的な入試のように、ただ受験するという入試ではありません。本学は、熊本県教育委員会と県内のSSH採択高校および理数科を持つ高校の計8校が形成するコンソーシアムに参画しており、高校での探究活動を本学教員がサポートする体制を整えてきました。コンソーシアムを通じて高校生から「自分はこんなテーマで探究をしています。サポートしていただける先生はいますか」と本学に依頼が来て、本学の教員が「自分だったらこんなサポートができますよ」と応じ、マッチングしていきます。サポートを受ける高校生には、探究活動の進展に応じて本学の研究室に足を運んでもらったり、オンラインで相談に応じたりするところから始まり、必要に応じて研究室の教員や学生の支援のもと、大学の実験機器を使ってデータ収集を手伝ってあげたりしています。探究活動プログレス選抜は、高校生がこうした探究活動を発展させて、さらに本学で研究を継続したい場合に出願できる入試です。この選抜で入学した学生は、1年次から研究室に所属し、高校での探究活動を引き継いで研究することができます。
探究活動アピール選抜は、高校時代の教科の授業や総合的な探究の時間、あるいは日常生活のなかで発見した課題に取り組んだ経験や成果をアピールしてチャレンジできる入試です。
J-Bridge Systemの実際の活用
6割がJ-Bridge Systemで外部資格試験のスコアを提出
探究活動を活かした選抜ではプレゼンテーション資料の提出に活用しリスク回避
一般選抜の英語外部資格試験のスコア提出にも活用
本学では、J-Bridge Systemを総合型選抜である探究活動プログレス選抜と探究活動アピール選抜でのプレゼンテーション資料の提出、英語外部資格試験のスコア提出に利用しています。
探究活動プログレス選抜・探究活動アピール選抜では、受験生に高校時代に取り組んだ探究活動についてのプレゼンテーションをしてもらいます。
J-Bridge System導入前、これらの選抜を実施するにあたっての問題は、受験生にプレゼンテーション用資料ファイルを、入試当日にUSBに保存して持参してもらっていたことでした。この場合、当日スムーズに投影できないなどのトラブルが起きることもあり、こうした時の受験生の心理的動揺が心配でした。
こうしたリスクを回避できる入試プロセスを開発するため、J-Bridge Systemの提出機能をこれら2つの入試で先行して活用してみることにしました。J-Bridge Systemを通じてプレゼンテーション用データを提出してもらうことにより、第一に安全が担保され、メールでは送信できない大きなデータ量のファイルも提出でき、さらに当日のプレゼンテーション用ファイルの事前の動作チェックも可能になりました。
また、先ほどお話ししましたように、本学は「理系こそ英語」という考えから英語教育に力を入れてきました。本学を志願する受験生も、高校時代から英語4技能の外部資格試験を受験している方も多くいます。それを選抜に活かそうという趣旨で、一般選抜においても、J-Bridge Systemを活用してスコアを提出してもらっています。当初は紙での提出も検討しましたが、探究活動プログレス選抜と探究活動アピール選抜でJ-Bridge Systemを活用するのだから、それらよりも多くの提出が見込まれる英語外部資格試験のスコア提出にも活用し、受験生の利便性と入試業務の効率性を確保しようと考えました。この英語外部試験のスコア提出は、試験の種類とそのスコアを入力してもらった上で、そのエビデンスとして成績通知書類を画像データまたはPDFでアップロードしてもらっています。J-Bridge Systemを通じて外部資格試験のスコア提出をしたのは、一般選抜受験生の6割にも上ります。
J-Bridge Systemの感想と今後の展開
J-Bridge Systemを利用していなかったら合格発表が2日ほど遅れたかも
英語外部資格試験のスコア提出では20時間程度の業務短縮効果
今後はJ-Bridge Systemの他の機能の活用も展望
J-Bridge Systemの導入1年目なので、ともかく懸案だったプレゼンテーション用データのスムーズな提出および英語外部資格試験のスコア提出に絞って活用しました。これだけでも、狙いは十分に達成できました。
特に英語外部資格試験のスコア提出については、もし郵送で行っていたらどうなっていたでしょうか。実際にやっていないので想像でしかありませんが、おそらく次のように進めていたでしょう。まず、届いた書類を1件ずつ確認し、それらをデータ入力します。次に、入力データに誤りがないことを入念に目視で確認した上で点数化します。そして、その点数をさらに確認するというように、度重なる確認がとても煩雑になっていたと思います。一般選抜の出願の際の英語外部資格試験の利用割合は6割、件数にして約600件に上るため、紙による提出だった場合には作業量が膨大になっていたと思われます。J-Bridge Systemを利用したことで、作業時間にして約20時間は削減できたのではと推測しています。しかも、入試から合格発表までの期間は非常にタイトになっているため、J-Bridge Systemを利用しなかった場合には、合格発表を2日間ほど遅らせざるを得なかったかもしれません。
また河合塾によるJ-Bridge Systemの運用面でのサポートが手厚く、私たち大学側とワンチームを形成して、パートナーとして様々な課題に対処してもらえたことが大きかったと思っています。一方、導入初年度に活用したデータファイルの提出機能は、J-Bridge Systemが有する機能のほんの一部でしかなく、まだまだ様々な機能が未活用であることは重々承知しています。今後は、評価機能やアーカイブ機能等の活用も検討し、着実にJ-Bridge Systemを使いこなしていきたいと考えています。これにより、入試業務の効率化と本学入試のさらなる深化を図り、何よりも毎年4月には、本学への入学を喜び、希望に満ちた新入生であふれるキャンパスであり続けられるよう、頑張っていきたいと考えています。
- 関連リンク
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崇城大学(公式サイト)
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J-Bridge Systemを英語外部資格試験のスコア提出にも活用。「理系こそ英語」の考えのもと英語教育に注力し、実学教育により地方の実務家の育成を目指しています。
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崇城大学(公式サイト)
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- J-Bridge System(JBS)
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河合塾によるJ-Bridge System(JBS)のご案内。Webを通じて、受験生の多様な資質や主体性を示す情報をデータとして獲得し、有効かつ効率的な評価の実現を支援するシステムに関する情報をお届けします。
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