京都大学 Y.T.特派員

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京都大学 工学部 2年 Y.T.特派員 女性


ひとり暮らし

趣味:弓道、料理

※2022年にお書きいただいた内容です。

講義、ゼミ、研究内容について

やりたいことが見つかる講義

2年生の前期で、専門科目の人工知能や機械学習に関する講義を受けました。はじめに人工知能の大まかな仕組みを学んだ後、実際に自分の手を動かして機械が内部で行っている計算や画像判別の手法を学びました。今もなおホットな話題である人工知能ですが、それがどうやって動いているのか、また開発の歴史などは詳しく知らなかったのでとても興味深かったです。実用例や使い方を聞くだけではなく理論的な背景や構造を学んだことで、これからの人工知能や機械学習を作っていきたいと思うようになりました。

課外活動、大学施設などについて

山の上の静謐な図書館

カフェのような図書館
カフェのような図書館

京都大学には工学部の研究室が集められた桂キャンパスがあります。山の上にあり、キャンパスの至る所から京都市内を見渡すことができてとても気持ちが良いです。また、キャンパス自体も比較的新しいのですが、中でも図書館は特にきれいでおすすめです。自習スペースはもちろんのこと、ちょっと休憩したいときにも便利なソファやコーヒーの自販機があり、カフェのような感覚で訪れています。大きなガラス張りの窓の近くに座れば、ゆっくり読書しながら景色を見渡す、なんてこともできます。

大学生活について

食事の楽しみ

自家製のピザ
自家製のピザ

一人暮らしをしているので、基本的に食事は自分で作っています。お昼は学食よりもお弁当派ですが、あまり時間がなくて冷凍食品を詰めるだけなど簡単になりがちなので、その分時間がある放課後や休日は自分が作りたいものを作って楽しんでいます。空きコマや予定が合えばよく友達を誘って一緒に食べたりスイーツをシェアしています。最近はピザ生地・ソースとチーズを手作りして、自家製のピザを焼いたりしました。料理は手先を動かすことで気分も晴れるし、食べたいものを自分で作れるようになるのでおすすめです。

ぼくのわたしの時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 数学(確率論)
対面形式
材料力学1
対面形式
社会学研究入門
対面形式
熱力学1
対面形式
2限 計算機数学
対面形式
知能システム工学
対面形式
東洋美術史Ⅰ
対面形式
クリティカルリーディングⅠ
対面形式
3限 機械設計製作
対面形式
グローバリゼーション研究入門
対面形式
数学(微分積分学)
対面形式
計測学
対面形式
4限 異文化交流Ⅰ
対面形式
5限 エレクトロニクス入門
対面形式
6限
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※2022年度前期の時間割

基本的にはクラス指定科目がほとんどで、空いているコマに卒業までに必要な教養系の科目を入れていくといった感じです。私は朝早く起きて行動するのが好きなので、教養系の科目もなるべく1限や午前に入れるようにしました。1年生のときに1コマだけ間に空きコマを挟んで講義があるとせっかくの空きコマを有意義に使えておらず、時間が足りていない気がしたので、講義は連続で取るようにして空きコマを固めました。

ぼくのわたしのおサイフ事情

ひとり暮らし
収入 支出
仕送り、お小遣い 70,000 円 家賃 40,000 円
奨学金 0 円 水光熱費 4,000 円
アルバイト 30,000 円 食費・外食費 25,000 円
その他 0 円 通信費(電話・インターネット代) 0 円
交通費 0 円
勉学費 3,500 円
交際費(サークル活動費等)・趣味 10,000 円
衣料・ファッション 5,000 円
貯蓄 10,000 円
雑費・その他 2,500 円
収入総額 100,000 円 支出合計 100,000 円

※1か月の平均収支

将来海外に留学したいと考えているので、少しずつですが貯金をしています。節約は日々心がけていることの一つですが、あまり心理的な負担になりすぎない範囲を目指しています。私は料理が好きなので食費と趣味用の費用が兼ね合っていて、その分交際費をサークル活動などに回せるのが良いところだと思っています。また、普段の自炊のときはなるべくスーパーの安売りしているものを使い切れる量買ってその日のうちに使い切ったりと、無駄を出さないことを意識しています。

将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること

日本の理系の視野を広げたい

私の今の目標は大学で研究者・教育者になることです。小さい頃から何か一つのことに熱中して取り組むのが好きだったので、研究をする職業に就きたいとは思っていました。はじめは恐竜が好きで古生物学者になりたかったのですが、中学校や高校のときにテクノロジーを使って障害を持つ人のサポートをすることに興味を持ち、それ以来工学部で学ぶことを希望していました。また、大学に入ると思っていたよりも日本はまだ狭い世界であることに気がつきました。なので私は将来海外に留学したいと考えていますが、いつか大学教授として日本の若い人々に世界に目を向けてもらえるように啓発したいと願っています。特に、私のいる工学部は女性比率の小ささがよく取り上げられており、理系を目指す女子学生のロールモデルになれたらと、今は日々の勉強を頑張っています。

メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと

周りとの絆

高校生の頃、私はあまり家族との仲が良くなくて、受験期に入って自分がピリピリするようになってからは特に親を煙たがったり、イライラをぶつけたりしていました。受験本番の前には精神的にも追い詰められていて学校でも暗い顔をしていることが多かったのですが、それに気づいた担任の先生や友達が話を聞いてくれたり励ましてくれたおかげで当日の試験中も諦めずに粘り強く戦うことができました。また、合格がわかった時には真っ先に親に報告しながら泣き崩れてしまったのですが、その際に緊張気味だった親の表情がぱっと明るくなって私を抱きしめてくれ、気づかなかっただけで家族もずっと支えてくれていたことを感じました。受験に本気になればなるほど、一人でしんどいと思うこともあると思います。ですが、絶対にあなたを支えてくれる人たちが周りにいます。周りの人や自分を信じて、踏ん張り抜いてください。


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