東京大学 Y.M.特派員

東京大学 医学部 2年 Y.M.特派員
自宅通学
趣味:旅行、スポーツ観戦、スキー
※2023年にお書きいただいた内容です。
講義、ゼミ、研究内容について
文理にとらわれない履修

東大には進振り制度があるため、2年の前期までは皆同じ教養学部の授業を受けます。そのため、一定数の必修授業はあるものの、ある程度授業の選択に融通が利き、将来研究するまでではないものの聞いていて楽しい分野や、高校の学習とはどういうふうに異なっているのかを知りたい分野などがある場合、授業を聞くことができます。私は理系なのですが、古典が1番好きで勉強していて楽しかったため、源氏物語の授業や万葉集の授業を取りました。文理にとらわれることなく、興味のある勉強ができるのはとても楽しかったです。
課外活動、大学施設などについて
部活について
私は運動会という、サークルではなく部活のフェンシング部に所属しています。しかし、ガチガチの体育会系の部活ではなく、学業が優先されている比較的両立しやすい部活です。部によっては朝練や土日練など出席がきびしいところもあるので、入部する前にきちんと先輩に聞くなりするとよいと思います。具体的には、部員で練習した成果を全国の国公立大学が集まる大会で好成績を出せるように練習しています。全国に知り合いが増えるのも魅力的です。
ぼくのわたしの時間割
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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1限 | 認知脳科学 対面形式 |
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2限 | 物性化学 対面形式 |
社会環境論 対面形式 |
物性化学 対面形式 |
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3限 | 実験 対面形式 |
国連と文化 対面形式 |
身近な生命科学 対面形式 |
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4限 | ||||||
5限 | 日本語日本文学 対面形式 |
フランス語 対面形式 |
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6限 |
※2023年度前期の時間割

火曜と木曜に部活があるので、できるだけその日に授業を入れて、金曜に全休を作りました。ある程度は興味に沿って選び、あとは開講されている時間の兼ね合わせという感じです。2年の前期は比較的必修科目が少ないので、授業を何日かにまとまって受けることで全休をたくさん作る人も多くいます。
ぼくのわたしのおサイフ事情
収入 | 支出 | ||
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仕送り、お小遣い | 0 円 | 家賃 | 0 円 |
奨学金 | 0 円 | 水光熱費 | 0 円 |
アルバイト | 40,000 円 | 食費・外食費 | 10,000 円 |
その他 | 0 円 | 通信費(電話・インターネット代) | 0 円 |
交通費 | 0 円 | ||
勉学費 | 0 円 | ||
交際費(サークル活動費等)・趣味 | 10,000 円 | ||
衣料・ファッション | 0 円 | ||
貯蓄 | 20,000 円 | ||
雑費・その他 | 0 円 | ||
収入総額 | 40,000 円 | 支出合計 | 40,000 円 |
※1か月の平均収支
大学生になると自由な時間が増えて、お金を使うことも多くなります。夏休みや春休みなどは高校の時と比べるととても長いので、私はそこで旅行に行ったり、遊びに行ったりできるように授業期間は授業と放課後のバイトを頑張ってお金を貯め、できるだけ支出が少なくなるようにしています。シフトが柔軟なバイトをすると、時間割に合わせて働くことができてとてもよかったです。
将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること
医師
先ほども触れましたが、東大には進振り制度というものがあり、私はそれを使って理科二類から医学部に進学しました。入学時は医学部に進もうとは毛頭考えていませんでしたが、医学部に進んだ今は、最高峰の環境で学べることに感謝し、人間性を尊敬されるような医者になりたいと考えています。元から医者には憧れがあったことと、成績で医学部に行けそうだったことが医学部に進んだきっかけです。開業医あるいは組織の中で働く医者になるかはまだ未定ですが、これからも勉強に励んでいきたいと思っています。
メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと
受験は一生の糧
高校生の時に、大学合格さらにはその先の夢を叶えるという目標に向かって一心に頑張ったことは、のちの将来にとっても非常にいい経験になる上、自分の自信にも繋がります。私もあの時あんなに頑張れた、辛かったけど乗り越えられたという心の支えが軸になっています。友人と比較したり、模試でうまくいかなかったりして落ち込むことは誰でもあることです。その時に、いかに切り替えを早くして次に進めるかが大事です。一喜一憂している間にライバルは勉強しています。そう思って前を向いて手を止めずに頑張ってください!