東京外国語大学 だにー特派員

東京外国語大学 国際社会学部 2年 だにー特派員
ひとり暮らし
趣味:裁縫、フィギュアスケート観戦
※2023年にお書きいただいた内容です。
講義、ゼミ、研究内容について
多種多様な言語の講義

私の大学では28言語、15の地域を取り扱っており、その中から自分の専攻地域・専攻言語を選びます。専攻した分野の講義が中心になりますが、それに加えて1~3言語を同時に学んでいる人がほとんどです。その中にはアイヌ語やハワイ語、フィンランド語などのマイナーな言語や、ラテン語やサンスクリット語など昔の言語なども学ぶことが出来、これが一番の大きな特徴だと思います。教授がその地域・言語のスペシャリストであるので、地域特有の文化などの話を聞けるところもとても面白いです。11月に行われる学校祭では、専攻言語ごとにその地域特有の料理店を出したり、語劇を行ったりするなど、異文化体験を楽しめます。
課外活動、大学施設などについて
国際色豊かなサークル

私の大学には、数多くのダンスサークルがあります。チアダンスや競技ダンスなどメジャーなものだけではなく、インドのカタックダンス、インドネシア舞踊、スペイン舞踊、フィリピン舞踊、朝鮮舞踊など私の大学にしかないダンスサークルも多いです。これらのサークルは、大使館や大使館主催のイベント等で舞踊を披露することも多く、貴重な経験が出来ます。また、茶道部や華道部、着付けサークルやかるたサークルなどの日本文化サークルでは、留学生が多く所属しており国際交流の場となっています。
ぼくのわたしの時間割
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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1限 | 社会科学のための学術英語 オンライン |
現代社会と教師の役割 オンライン |
特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 対面形式 |
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2限 | グローバルスタディーズの経済思想史2023 対面形式 |
English-Creative Writing 対面形式 |
Shakespeare講読 オンライン |
Regional Languages (English II): An Introduction to Anglo-American Literature and Culture 2023 I 対面形式 |
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3限 | ラケット・スポーツ 対面形式 |
Exploring and Developing Debate Skills 対面形式 |
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4限 | 世界史を開く オンライン |
教養外国語(ドイツ語B)講読 対面形式 |
国際政治理論 対面形式 |
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5限 | ジェンダーから読み直すアメリカ史:植民地期から20世紀初頭まで オンライン |
英語史概説 対面形式 |
フィンランド語の世界を知る 対面形式 |
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6限 | ||||||
7限 | こころの化学B オンライン |
※2023年度前期の時間割
卒業や進級に必要な単位を満たすこと、教職の科目をもれなく取ることを第一優先としながら、その中から自分の興味にあった講義を取るようにしています。空きコマでは一人で予習や課題をすることがほとんどですが、友人とご飯を食べながらゆっくりお話ししたり、一緒に課題に取り組んだりするなど、友人との時間も大切にしています。また、バイトは授業数が少ない月曜日と火曜日の朝に入れています。
ぼくのわたしのおサイフ事情
収入 | 支出 | ||
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仕送り、お小遣い | 75,000 円 | 家賃 | 70,000 円 |
奨学金 | 0 円 | 水光熱費 | 6,000 円 |
アルバイト | 36,000 円 | 食費・外食費 | 30,000 円 |
その他 | 0 円 | 通信費(電話・インターネット代) | 0 円 |
交通費 | 0 円 | ||
勉学費 | 200 円 | ||
交際費(サークル活動費等)・趣味 | 1,000 円 | ||
衣料・ファッション | 0 円 | ||
貯蓄 | 3,800 円 | ||
雑費・その他 | 0 円 | ||
収入総額 | 111,000 円 | 支出合計 | 111,000 円 |
※1か月の平均収支
交通費は大学周辺に住んでいるのでかからず、勉学費も新学期以外ではコピー代位しかかかりません。留学資金を貯めたいので、なるべく必要最低限に支出を留めるようにし、バランスを考えるようにしています。例えば、服は頻繁に購入せず、帰省したときのみ買う、外食や友人と遊びに行く日数は多すぎないようにし、優先度の低いものは断るようにするなどです。学校の課題が多いためバイトにたくさん入ることが出来ないので、その分支出を抑えるようにしています。また、光熱費は値上げ等でどうしても高くなってしまうため、平日は学校で勉強するなどして家にいる時間を少なくしています。
将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること
教育に携わりたい
私は大学入学以前から教育に興味があり、教職課程を取っています。様々な言語や国際問題と教育課程の両方を学ぶことで、日本の教育だけでなく海外の教育にも関心が湧くようになりました。現在はフィンランドの教育について分析し、その長所に限らず様々な側面を現地で調査し、学びたいと考えています。フィンランド教育は日本でも素晴らしいものとして半ば神格化のようにされていますが、教育やそれを取り巻く社会状況においては、決して他国の一歩先を行く理想的なものではない面があります。それを現地で見て、調べて、学びたいです。卒業後の進路は明確に定まっていませんが、教員を含め教育に携わりたいと考えています。
メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと
大学生の楽しさと大変さ
大学生の時期は、よく人生の夏休みと言われますが、大学に入ってみると実際は全く違うことが分かります。私の学校は特にそうですが、予習復習レポート課題テスト勉強と毎日締め切りに追われながら勉強しなければならず、まるで毎日が夏休み最終日のようです。勉強ばかりの毎日は本当に大変ですが、自分がずっと学びたかった分野、大学でないと知りえない情報や知識を学び、習得していく過程はとても面白いです。特に大学だけでなく高校やそれ以前に学んだ知識や抱いた疑問が、講義と繋がったり、講義内で疑問が解決されたりした時は、今まで学んできたことも無駄ではなかったと実感出来ます。大学受験合格を目指している段階ではなかなか大学生活の想像はつかないと思いますが、高校時代に学んできたことは、大学時代の学びをさらに深め、面白いものにするから、今やっている勉強は決して無駄ではないよ!ということを伝えたいです。