東北大学 なると特派員
東北大学 歯学部 2年 なると特派員
ひとり暮らし
趣味:音楽を聴くことです。いろいろなアーティストを聴いています。
※2025年にお書きいただいた内容です。
講義、ゼミ、研究内容について
人体の構造(解剖実習)
2年生の「人体の構造」という授業では約3か月かけて解剖実習を行います。解剖実習では尊い遺志によって捧げられた献体を解剖しながら、人体における構造や機能を学習します。歯学部というと首から上を想像する人が多いと思いますが、この授業では頭部から足先まですべての領域について解剖を行います。解剖実習は基本的に2コマ続けて行われるため体力も要しますが、教科書ベースの勉強では学ぶことのできないリアルな人体の構造を学ぶことができるのでとても勉強になります。
課外活動、大学施設などについて
過ごしやすい図書館
私たち歯学部をはじめ、多くの医療系学部生は東北大学図書館の医学分館を利用します。医学分館は主に医療系の図書を多く扱っており、授業でわからなかったポイントや気になったことについてすぐに調べることができます。何より一番のポイントはコンセント完備の自習用机がたくさん用意されているということです。医療系学部はテストが他学部に比べて多いので、テスト期間は勉強する学生で混雑します。開館・閉館時間もあるのですが、医療系学部のキャンパスが集約されている星陵地区に所属する学生は学生証をスキャンすることで時間に関係なく利用できるのでとても助かります。
ぼくのわたしの時間割
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1限 | 生体分子の科学Ⅱ 対面形式 |
口腔の細胞組織と発生 対面形式 |
感染と免疫Ⅰ 対面形式 |
病理総論 対面形式 |
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| 2限 | 感染と免疫Ⅰ 対面形式 |
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| 3限 | 生体の機能 オンライン |
生体分子の科学Ⅱ 対面形式 |
歯のかたち 対面形式 |
歯科生体材料の科学Ⅰ 対面形式 |
人体の細胞と組織 対面形式 |
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| 4限 | ||||||
| 5限 | ||||||
| 6限 |
※2025年度前期の時間割
歯学部では基本的に2年生以降は全員が同じ、決まった時間割に沿って学習します。そのため、1つでも試験を不合格になったり出席が足りなかったりすると留年してしまいます。この時期は課題や小テストも多いので、少しでもそうしたところで加点要素を増やすことが大事になっていきます。私はアルバイトやサークルの合間に課題や試験勉強を行うことで、試験期間の負担を減らすように努めています。
ぼくのわたしのおサイフ事情
| 収入 | 支出 | ||
|---|---|---|---|
| 仕送り、お小遣い | 107,000 円 | 家賃 | 66,000 円 |
| 奨学金 | 0 円 | 水光熱費 | 0 円 |
| アルバイト | 40,000 円 | 食費・外食費 | 30,000 円 |
| その他 | 0 円 | 通信費(電話・インターネット代) | 0 円 |
| 交通費 | 3,000 円 | ||
| 勉学費 | 5,000 円 | ||
| 交際費(サークル活動費等)・趣味 | 13,000 円 | ||
| 衣料・ファッション | 10,000 円 | ||
| 貯蓄 | 10,000 円 | ||
| 雑費・その他 | 10,000 円 | ||
| 収入総額 | 147,000 円 | 支出合計 | 147,000 円 |
※1か月の平均収支
基本的に水光熱費や通信費は自分名義の口座(小さいころからのお年玉など)の貯蓄から引かれる形です。仕送りのうち、家賃を除いた4万円程度で1か月を過ごすことが多いです。そのうち食費にまわせるのはだいたい月3万円程度ですが、サークルの飲み会などでお金がかかるのでなるべく大学にはお弁当を作って持っていくようにしています。
将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること
多様な働き方
歯学部に通っているといろいろな方から「将来は歯科医師になるの?」と言っていただくことが多いです。実際入学するまで私もそう思っていたのですが、歯学部で授業を受けてからは様々な進路があることを知りました。例えば、研究者、歯科医官や医系技官などです。卒業生のなかには起業をした方もいらっしゃいます。私はまだそうした多くの選択肢から進路を模索中なのですが、どの進路を選んだとしても誰かのためになる医療従事者でありたいと考えています。そのためにも今は勉強だけでなく、サークル、アルバイトやボランティアなど様々なことに挑戦をして人としても成長していきたいです。
メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと
楽しい!まであとすこし
先の見えない受験期は暗く苦しいことのほうが多いと思います。実際私も苦手な理系科目に苦しみ、受験勉強を投げ出したいと思ったこともあります。ですが受験を乗り越えた今思うことは、そんなつらい受験期は一瞬ということです。つらい勉強を乗り越えた先には楽しいがいっぱいの大学生活が待っています。今は苦しくても、いつかそうして苦しんだ受験期を一瞬だったと振り返る日が必ず来ます。今は、いつかの楽しいのために一瞬でしかない受験期に自分のできるすべてを注いでみてください。応援しています。


