東京大学 猫ジロー特派員

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東京大学 教養学部 2年 猫ジロー特派員 男性


ひとり暮らし

趣味:クラスメートと自主ゼミを行うこと。

※2025年にお書きいただいた内容です。

講義、ゼミ、研究内容について

第一線で活躍されている先生の講義

私は進学選択を経て理学部物理学科に内定し、今学期からはその学科の講義を受講しています。担当教員は皆第一線で研究を行っている方で、授業内容の面白さはもちろん、講義の合間合間にノーベル賞などのタイムリーな話題に関する解説が入る点も興味深いです。特に宇宙論の研究を行っている教員の講義では、相対論に関連する内容を扱う際に宇宙論への応用が解説され、私が宇宙論に興味を持っていることも合わせて興味深いと感じます。また、今年度春学期に受講していた数学のゼミは、担当教員が現在研究している微分方程式の数値的解法の初歩に関する書籍を扱っていたため、教員の研究内容に直結する内容の解説を得られる点で非常に有意義でした。

課外活動、大学施設などについて

趣味と実益のサークル活動

自主ゼミの教科書
LaTeXでのゼミの資料作成風景

私は現在、東大の入試を想定した模擬問題を作成する「作問サークル」に参加して、化学や物理の問題を作成しています。河合塾で浪人中に調べていた有機化学反応を入試問題に合わせた形で具体化したり、自分が受験生として盲点になりやすいであろうと考える知識を問題としてアウトプットするのは楽しいです。また、問題を作るうえでLaTeX(ラテフ)と呼ばれる文書作成ツールを使うのですが、これは数式を表現するのに適しているため理系のレポート作成の必須ツールと言えることから、サークル活動が実益を兼ねていると言えます。

ぼくのわたしの時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 層序地質学
対面形式
地球環境学(聴講)
対面形式
自然地理学
対面形式
2限 電磁気学I
対面形式
物理実験学
対面形式
物理学のための科学英語基礎
対面形式
物理数学I
対面形式
地球物理学概論
対面形式
3限 解析力学
対面形式
物理学演習II
対面形式
(自主ゼミ) 地球物質科学(聴講)
対面形式
4限 物理学演習I
対面形式
天文地学概論
対面形式
5限 量子化学I(聴講)
対面形式
(自主ゼミ) 化学熱力学(聴講)
対面形式
6限
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※2024年度後期の時間割

1限と金曜日の科目は理学部の他の学科の講義です。私は自然地理にも興味があり講義を受けたいと考えていたため、履修を決めました。週に2コマ、4人ほどのクラスメートと相対論や量子論の教科書を読み合って理解を深める自主ゼミを行っています。他の学生のアイデアをもらって学修の参考にできる点で有意義です。この他の空きコマや土日は問題演習や復習に充てています。

ぼくのわたしのおサイフ事情

ひとり暮らし
収入 支出
仕送り、お小遣い 80,000 円 家賃 44,740 円
奨学金 106,700 円 水光熱費 5,000 円
アルバイト 22,000 円 食費・外食費 35,000 円
その他 0 円 通信費(電話・インターネット代) 3,850 円
交通費 45,000 円
勉学費 3,000 円
交際費(サークル活動費等)・趣味 0 円
衣料・ファッション 0 円
貯蓄 27,110 円
雑費・その他 45,000 円
収入総額 208,700 円 支出合計 208,700 円

※1か月の平均収支

私はお金を使う趣味を持っていません。ただし、長期休暇の気分転換目的の旅行など有意義だと感じることには出し惜しみはしないようにしています。同様の理由で勉学に必要な教科書や参考書は積極的に購入するようにしています。また、食費に関しては削りすぎないこととスーパーマーケットの特売等を利用することで抑えるようにしています。私は自炊が趣味の一つで、食生活に値段が下がりやすい旬の食材を取り入れるようにしています。今年はサンマが豊漁で末端小売価格も低かったため、懐に優しいおかずになりました。

将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること

研究者を目指して

私は宇宙論に興味があり、将来は研究職に就きたいと考えています。進学選択を経て物理学科に進学する目的もそこにあります。その中でここまで頑張ってきたことは成績の維持です。東大の2年に行われる進学選択はそれまでの成績で進学先を決める制度であり、物理学科は比較的点数が要求される学科のため、成績を保てるよう尽力しました。現在は研究室選択や大学院入試を見据えつつ、希望の研究ができるよう講義や自主ゼミを含め日々の様々な活動に尽力しています。

メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと

精神的安定を図るために

入試において、そして入学後においても、重要になるのが精神面の維持です。これから入試本番まで自分と向き合いつづける上、入学後は(大学特有の制度によるとはいえ)成績の維持も求められ自分との戦いが続きます。この中で精神的不調に見舞われると最大のパフォーマンスを発揮することはできません。私は精神的支えとなるものが必要だと考えます。入試においては身近なところでは共通テストがあります。共通テストは二次試験までの自分の持ち点のため、点数が高ければ気持ちに余裕を持つことが可能になり、背水の陣で臨むという感覚ではなくなります。入学後は研究がしたいという目標が常に私の支えになりました。みなさんも精神の支えになるものを持って万全の態勢で試験本番、そして大学生活に臨みましょう。


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