神戸大学 まなつ特派員
神戸大学 国際人間科学部 3年 まなつ特派員
自宅通学
趣味:英語・韓国語の勉強
※2025年にお書きいただいた内容です。
講義、ゼミ、研究内容について
市民科学教育論
急速に発達していく科学技術に対して、市民がどのように関わっていくべきかについて、教授や学生が一緒になって考える授業です。
大学に入ってから、授業内で学生同士で意見交換を行うことがあまりなかったので、教授から直接意見を求められ、発表する回数が多いこの授業は印象的でした。自分の意見をしっかりまとめる必要があるという点で大変でしたが、将来研究職に就くことも考えている私にとって、技術の使い方や一般市民の理解を得るためにどうすればよいのか考えるこの授業は実用的でした。
理系の技術に対して、文系的な面から考えるという視点はこの学部、この学科らしいユニークな授業だったと思います。
課外活動、大学施設などについて
海外研修プログラム(GSP)について
国際人間科学部ではGSPという海外や国内の研修プログラムに参加する必要があります(2025年度からは国内研修のみでも修了できるように変更になったようです)。私は海外型を選択し、2年生の春休みにフィリピンのセブ島でのボランティアツアーに行ってきました。現地の大学生のバディと一緒に、セブ島のスラムや学校を訪問したり、現地の方にインタビューを行ったりと充実した一週間でした。
もともと海外に興味がなく、GSPに対しても消極的だったのですが、このプログラムに参加して自分の知らない世界をたくさん知ることができ、海外が大好きになりました。また、今の自分を見つめなおしたり英語を学びなおすきっかけとなり、行って良かったなと思っています。
国際人間科学部に入学したらぜひ海外研修に参加してほしいです!
ぼくのわたしの時間割
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1限 | ||||||
| 2限 | 地域復興政策論 対面形式 |
市民科学教育論 対面形式 |
||||
| 3限 | 住環境論 対面形式 |
生物多様性科学 対面形式 |
環境基礎科学実験A(主に地学) 対面形式 |
地域景観生態論 対面形式 |
||
| 4限 | 人文地理学 対面形式 |
倫理学 対面形式 |
環境社会学 対面形式 |
|||
| 5限 | 微分積分 オンライン |
線形代数 オンライン |
||||
| 6限 |
※2024年度後期の時間割
大学まで1時間半程度かかり、朝起きるのが得意ではないのもあって、1限は入れないように工夫しました。2限と3限の間がお昼休みなのですが、なるべく挟まないようにして半休の日を増やし、学食代も浮かせました。空きコマをなるべく作らないようにしているのですが、どうしてもできてしまった場合は、その週の実験のレポートを進めるなどして過ごしていました。
この学科のいいところは幅広い分野の講義が開講されていることだと思うので、自分の専門の生物や理科以外の講義も履修しています。
ぼくのわたしのおサイフ事情
| 収入 | 支出 | ||
|---|---|---|---|
| 仕送り、お小遣い | 0 円 | 家賃 | 0 円 |
| 奨学金 | 0 円 | 水光熱費 | 0 円 |
| アルバイト | 50,000 円 | 食費・外食費 | 10,000 円 |
| その他 | 0 円 | 通信費(電話・インターネット代) | 0 円 |
| 交通費 | 5,000 円 | ||
| 勉学費 | 0 円 | ||
| 交際費(サークル活動費等)・趣味 | 10,000 円 | ||
| 衣料・ファッション | 5,000 円 | ||
| 貯蓄 | 15,000 円 | ||
| 雑費・その他 | 5,000 円 | ||
| 収入総額 | 50,000 円 | 支出合計 | 50,000 円 |
※1か月の平均収支
最寄り駅から大学までが距離がある上、急な上り坂なので行きはバスを使っています(バスの定期は元が取れないので買っていません)。また、部活動の活動場所への交通費もあり、ひと月5,000円以上は交通費に消えています。少しでも浮かせるために大学の帰りは駅まで友達と歩くようにしています。
貯金はしつつも、買い物好きなので毎月決めた範囲内で楽しんでいます。ちなみに貯金は長期休みの旅行のためです!
将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること
国籍問わず人の役に立つ研究がしたい
専攻している生物学が好きなので将来も関わっていきながら、何か人の役に立つ仕事に就きたいと思っています。今のところは大学院に進学しようと思っていて、専門分野や英語の勉強、情報収集などをしています。
卒業後は医薬品の開発分野や、農業や食品分野の研究開発に携わるバイオ系の研究者になりたいと思っています。海外研修をきっかけに、海外の子どもたちの助けになりたいと思うようになり、将来的には日本だけでなく海外でも役に立つ製品開発に携わりたいです。
メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと
自分の興味のあることを見つける
私は親族が法律系の仕事に就いていて、それを意識してきたため、現役時に法学部を受験したのですが、失敗し浪人しました。浪人して勉強するうちに何のために勉強しているのかわからなくなり、自分の興味のある分野じゃないとこれ以上は無理だと気づき、ずっと心の中で好きだった生物系の勉強ができるところに進学しようと決めました。
当時は文系で、理転するには遅い時期だったため、文系で受験でき入学後に生物を学べる学科を探し環境共生学科を選びました。大学に入ってから理系との知識の差を痛感したり、苦手な数学にも向き合う必要があり大変ですが、好きな勉強ができているので後悔はないです。
あまり他人にとらわれず、自分のやりたい方向に進んでください!


