関西学院大学 なつみ特派員

関西学院大学 法学部 3年 なつみ特派員
自宅通学
趣味:野球観戦(阪神ファンです!)
※2023年にお書きいただいた内容です。
講義、ゼミ、研究内容について
ゼミの判例報告

法学部のゼミの多くは、「判例を調べる→判例の事案や判決内容、その検討などを報告する→その論点についてゼミ生と議論する」という流れで行われていると思います。私は刑法のゼミに所属していて、「因果関係」の論点を扱った際には、「高速道路進入事件」という判例について学習しました。これは「被告人Xらから集団暴行を受けた被害者Aが暴行を逃れるために高速道路に進入し、自動車に追突して轢死した」事案です。被害者の死の結果は被告人らの暴行から直接発生しているものではないため、Xの行為とAの死亡結果との間の因果関係が論点です。高速道路に進入すれば轢かれることは当然予想できることですが、当時の被害者の精神状況を考慮すれば仕方なかったともいえます。みなさんはどう思いますか。このようなことをゼミで議論します。
課外活動、大学施設などについて
学内アルバイト「ラーニング・アシスタント」

大学内では、「ラーニング・アシスタント(以下、L.Aとします。)」というアルバイトが募集されています。L.A.は大学の教育活動の一環として行われていて、授業中に教授の補佐や、学生のサポートを行うというものです。また、関西学院大学はキリスト教の大学なので、全員が1年次にキリスト教学という授業を履修するのですが、私はこの授業のL.A.をやっています。業務内容は、プリントの配布や出席管理、入力作業等です。L.A.として大学の教育活動に貢献することができるのは、貴重な経験で、受講生のみなさんの学びを最大化することに努めることにはやりがいも感じています。L.A.には留学生のサポートやパソコンの授業の補助等、様々な種類があるのでおすすめです。
ぼくのわたしの時間割
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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1限 | ||||||
2限 | ケースメソッド民法演習 対面形式 |
刑法発展演習 対面形式 |
日本手話初級Ⅰ 対面形式 |
刑事訴訟法B 対面形式 |
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3限 | 親族法 対面形式 |
ゼミ 対面形式 |
民事訴訟法 対面形式 |
ライティング演習(刑法) 対面形式 |
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4限 | Skilled Based English (Academic) 対面形式 |
Skilled Based English (Academic) 対面形式 |
民事訴訟法 対面形式 |
Project Based Seminar 対面形式 |
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5限 | イタリア語初級Ⅰ 対面形式 |
法曹特修実践演習B 対面形式 |
ライティング演習(民法) 対面形式 |
|||
6限 |
※2023年度前期の時間割
私は講義形式の聞くだけの授業では、集中力を100分間持続させることができないので、演習の授業を多く履修するようにしました。演習の授業では、問題を解いたりするので、習った知識を実際にアウトプットすることができ、より体系的に学ぶことができる気がします。授業中に当てられたり、発言する機会もあるので、眠くなりにくいです。というか、眠っていられません!演習の授業を多く履修したことで主体的に学ぶことができました。
ぼくのわたしのおサイフ事情
収入 | 支出 | ||
---|---|---|---|
仕送り、お小遣い | 0 円 | 家賃 | 0 円 |
奨学金 | 0 円 | 水光熱費 | 0 円 |
アルバイト | 30,000 円 | 食費・外食費 | 8,000 円 |
その他 | 0 円 | 通信費(電話・インターネット代) | 0 円 |
交通費 | 2,000 円 | ||
勉学費 | 6,000 円 | ||
交際費(サークル活動費等)・趣味 | 6,000 円 | ||
衣料・ファッション | 4,000 円 | ||
貯蓄 | 4,000 円 | ||
雑費・その他 | 0 円 | ||
収入総額 | 30,000 円 | 支出合計 | 30,000 円 |
※1か月の平均収支
私は実家暮らしなので、生活費はほとんどかかりません。しかし、友達と遊ぶお金は欲しいので、週2回、塾講師のアルバイトをしています。大学の勉強で使う専門書はどれも高いと感じますが、大学生の本分は学業なので、そこはケチらないように心掛けています。また、実践している節約は、ポイントやクーポンなどを活用するようにすることです。
将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること
国際的な視野をもつ弁護士
私は、自分や自分の大切な人を守る力を身に付けるために、将来は弁護士になりたいと思っています。弁護士になるためには、司法試験に合格しなければならず、憲法、民法、刑法など7科目もある受験科目を網羅する必要があるので、現在は法学の勉強を頑張っています。また、国際的な視野をもって、グローバルに仕事をしたいと考えているので、英語やドイツ語といった語学や、留学、SDGs等の国際規模の問題に対する理解を深めることにも取り組んでいます。
メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと
今しかできないことを!
大学生になると、本当に色々な人がいるなと感じます。四六時中勉強に励んでいる人や、部活・サークルに全力を注いでいる人もいれば、バイトに明け暮れている人、毎日飲み会に参加している人もいたりします。大学は本当に自由なので、各人がどのような時間の使い方をしても、自由です。しかし、だからこそ、私は大学生の時間を無駄にしたくないなと感じています。そして、そのことは高校生のみなさんにも言えると思います。受験期は、将来の不安も合わさって、勉強を楽しむ余裕なんかないことは百も承知ですが、高校生の今だからこそ、思う存分「学ぶ」ことができると思うので、今しかできないことに精一杯120%の力を注いで、後悔がないようにしてほしいです。