早稲田大学 Y.M.特派員

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早稲田大学 文学部 3年 Y.M.特派員 女性


自宅通学

趣味:川でいろんな生き物を探すこと、勉強以外の読書

※2024年にお書きいただいた内容です。

講義、ゼミ、研究内容について

Puisez a là source(テクストから学びたまえ)

フランス語の資料
フランス語の資料

タイトルはラ・ブリュイエールという文人の言葉です。フランス文学科の専門演習はフランス語の文献を事前に和訳し、授業で読み合わせたうえで教員の解説、学生による発表などを行うことが主です。たとえば、今受講しているものでは、モーパッサンの短編を原文で通読する授業や、フランス映画をみんなで鑑賞して、学生の発表とディスカッションをする授業、フランスの漫画(BD)をネイティブの教授と読解する授業などがあります。毎日大量のフランス語に触れることになるので、嫌でも鍛えられます。フランスの文学や思想は難解なものが多く、語学の大変さも相まってなかなかハードな勉強ですが、「なんだかよくわからないもの」にあの手この手でなんとかアプローチしてみる、という経験をしてみることはとても大事だと思います。少しでも分かることができるものが増えれば、その分だけ世界は広がります。愉快に、豊かに生きていくために必要な一生物の作法を身に着けること、これが私の大学生活のモチベーションです。

課外活動、大学施設などについて

同志社大学への国内留学(学部交換制度)

同志社大学の教室
同志社大学の教室

早稲田大学には同志社大学に留学することができる単位互換制度があり、それを利用して2年次に1年間京都に住んでいました。気になるサークルやイベントに片っ端から参加するなかでたくさんの出会いや発見があり、はじめて自分の居場所と言えるような場所もできました。そして、自分がいかに早稲田大学でボーッとしていたのかに気づかされました。知らない場所で一から関係性を作っていく必要に駆られてはじめて新しい一歩を踏み出すことができたのです。家族や友達がいて、昔から慣れ親しんでいる場所では気付けないこともあります。もともとはなんとなく就職するつもりだったのですが、この滞在がきっかけで興味分野が広まり、大学院進学を希望するようになりました。自身を違う環境に置き、そこでなにか新しいことをともかくやってみる、ということは私にとってかけがえのない経験となりました。

ぼくのわたしの時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 フランス語フランス文学演習4
対面形式
2限 医事刑法
オンライン
フランス語フランス文学演習5
対面形式
必修English for General Communication
オンライン
3限 フランス思想
対面形式
生命倫理
対面形式
バレエ 基礎
対面形式
フランス語を読む12
対面形式
4限 フランス語フランス文学演習16
対面形式
フランス文学史
オンライン
医学入門
オンライン
フランス語フランス文学演習6
対面形式
5限 フランス語フランス文学演習12
対面形式
メンタルヘルスマネジメント概論1
対面形式
メンタルヘルスマネジメント概論2
対面形式
6限
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※2024年度前期の時間割

3年生にしては授業が多いと思います。フランス文学系の演習がメインですが、いまは副専攻制度の授業も並行して取っているため、文学部らしからぬ多忙さになっています。早稲田大学には副専攻制度があり、学部関係なく興味のある分野を選ぶことができ、指定された授業を所定の単位数取得することで修了できます。私は応用倫理に興味があるので、「健康・医療」の副専攻を学んでいます。また、早稲田大学は体育科目も豊富なので、昔からやりたかったバレエを取っています。来年は乗馬の授業を取る予定です。

ぼくのわたしのおサイフ事情

自宅通学
収入 支出
仕送り、お小遣い 10,000 円 家賃 0 円
奨学金 0 円 水光熱費 0 円
アルバイト 10,000 円 食費・外食費 5,000 円
その他 0 円 通信費(電話・インターネット代) 0 円
交通費 2,000 円
勉学費 3,000 円
交際費(サークル活動費等)・趣味 10,000 円
衣料・ファッション 0 円
貯蓄 0 円
雑費・その他 0 円
収入総額 20,000 円 支出合計 20,000 円

※1か月の平均収支

実家暮らしにとても助けられています。現在は授業と院試のための勉強のためにアルバイトは週一回の個別指導塾しかできず、常に節約を強いられています(泣)。普段は貯金を崩してサークルなどの活動にあてていますが、長期休みなどは日本酒の酒蔵でアルバイトをしたり、教授の原稿を校正したりと普段できない経験ができるアルバイトも積極的にやっています。

将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること

なんとかなるから

将来やりたいことはまだ決まっていません。未来の自分はまた大いにいろんなことをやって、いろんなものになりたがっていると思うので、判断はそのときの自分に任せて、今はただ眼の前のことに取り組んでいます。そうすれば自ずから道は拓けるだろうと楽観しています。30歳くらいまでにやりたいことの軸が決まっていればいいと思っています。現実的な話をすれば、快適に暮らせる住処と猫を飼う余裕と子どもひとりくらいを大学まで行かせられるくらいの収入がほしいです。

メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと

焦らず、油断せず

わたしは「焦らず、けれども油断しない」ことを心がけていました。危機感やプレッシャーをうまく原動力にできるタイプではないのに周りを見渡して不必要に自分を追い込んでいることに気づき、このことを意識していました。私のようなタイプの人は無理して焦ろうとしなくていいと思います。大事なのは、自分の気持ちに関心を向けてあげて、「自分が今、どういう気持ちなのか」を無視しないことです。自分のこころの調子を自覚することで、自分を大切にしてほしいです。受験期はたくさん悩む時期です。悩みや不安にひとつひとつ折り合いをつけながら辛抱強く勉強するしかないと思います。悩みや不安はとりあえずいろんな人に話してみることをおすすめします。私は河合塾の先生に相談することが多かったのですが、先生方は本当に親身に話を聞いてくれて、説得力のあるアドバイスをしてくれました。言葉にすることで気持ちが整理されるという意味では、日記や手帳をつけるのもおすすめです。受験勉強はぜひ試行錯誤してみてください。応援しています。


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