日本獣医生命科学大学 ame特派員

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日本獣医生命科学大学 獣医学部 2年 ame特派員 女性


ひとり暮らし

趣味:カフェ巡り、動物と触れ合うこと、ディズニー

※2025年にお書きいただいた内容です。

講義、ゼミ、研究内容について

より疾患の特徴がわかる!

肺疾患と腎疾患の組織標本

1年生の前期では、正常な細胞の標本を顕微鏡で観察して特徴をとらえながら細胞の絵を描き、細胞の各名称やその細胞の働きについてのレポートを書きました。
後期になると、様々な疾病による異常な細胞を観察します。正常と比べて大きさはどれくらい違うのか、形はどのように変わるのかを見比べ、疾病によっては細胞の一部が壊死・変性して消えてしまう様子も見られました。変化を目で見てわかるところが面白いです。
細胞の変化によりどのような働きが妨げられているのかを読み取り、細胞レベルで疾患の特徴や症状について学ぶことで、「なぜその症状が出るのか」まで知ることができるのも面白いです。 一方で、1回の実習で観察した細胞を17個くらい描かなければならず、絵が苦手な私は最初はかなり苦労しました。しかし、回数を重ねていくうちに特徴を捉えるコツを掴め、先生に「よく特徴を捉えた絵で素晴らしい」と言っていただけた時はとても嬉しかったです。
また、異常な細胞は正常な細胞以上に顕微鏡で見つけることが難しいですが、先生や補助の大学院生の先輩に特徴やコツを教わりながら探すうちに、自力で見つけられるようになりました。

課外活動、大学施設などについて

保護ネコのお世話

猫のかわいさを知った!

1カ月に1回、シェルターを訪問しています。保護猫のお世話や部屋の掃除をして、終わったら猫とおもちゃを使って遊んだり撫でたりします。保護猫の中には人慣れして自分から近づいてくる子もいれば、警戒心が強くて近寄ると逃げたり唸ったりする子もいます。人慣れしていなかった子が、次に訪問した時に触らせてくれたり、自分から近づいてきたりした時は、とても嬉しかったです。大学の実習では犬を扱うことが多い一方で、猫は接し方の知識を教わるだけで実習では扱わないため、正しい接し方を実地で身につけることができるところも良い経験になっています。
シェルターの方と話をする中で、人慣れや譲渡の難しさなどについての、現場の話を直接聞くことができ、保護猫の現状課題について考えるきっかけになりました。
また、中には譲渡前に疾病に罹患し、そのままシェルターで亡くなってしまう子もいて、命の重さや大切さを身近に感じることができます。

ぼくのわたしの時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 動物繁殖学
対面形式
動物臨床検査学
対面形式
人と動物の関係学
対面形式
動物臨床看護学概論Ⅰ
対面形式
2限 動物薬理学
対面形式
動物栄養学概論
対面形式
動物免疫学
対面形式
動物心理学
対面形式
動物微生物学
対面形式
3限 動物トレーニング学実習Ⅱ
対面形式
動物病理学実習
対面形式
動物内科看護学実習Ⅰ
対面形式
動物臨床検査学実習
対面形式
動物繁殖学実習
対面形式
4限
5限
6限
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※2025年度前期の時間割

選択科目がなく、ほとんどが必修のため、時間割に特別な工夫はありません。1限目がない日はその時間に授業の復習をしたり、前日の実習で疲れている場合は睡眠を長めに取るようにしています。実習終わりや実習がない日は、その日の授業の復習をしたり、リフレッシュのために遊びに行ったり、友達と話したりしています。
昼休みは、お昼ご飯を食べた後、午後の実習の準備をし、実習着に着替えて備えています。

ぼくのわたしのおサイフ事情

ひとり暮らし
収入 支出
仕送り、お小遣い 60,000 円 家賃 0 円
奨学金 0 円 水光熱費 0 円
アルバイト 0 円 食費・外食費 30,000 円
その他 0 円 通信費(電話・インターネット代) 0 円
交通費 4,000 円
勉学費 2,000 円
交際費(サークル活動費等)・趣味 14,000 円
衣料・ファッション 4,000 円
貯蓄 6,000 円
雑費・その他 0 円
収入総額 60,000 円 支出合計 60,000 円

※1か月の平均収支

食費を節約するために外食は控え、なるべく自炊をしています。時間や余裕がない時にはスーパーでお惣菜を買ったり、お昼は学校にもお弁当を作って持っていったりするようにしています。
次の月に少しでも多く貯蓄をしておきたいので、仕送りは全部使わず、計画的に使うようにしています。貯蓄がたまったら自分へのご褒美として好きな物や服を買うようにしています。

将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること

最期まで動物とその家族らしい生活ができるようなサポートできる愛玩動物看護師

私は1年半の授業を経て整形外科とリハビリテーションの分野に興味を持つようになりました。自分自身が怪我による痛みと辛さを経験したり、整形外科に通院してリハビリを受けたりしたことも大きな要因だと思います。
2年生の冬に研究室に配属されるので、、整形外科やリハビリに関する研究や医療センターでの診療補助に励み、大学院に進学してリハビリテーションの技術を学びたいと考えています。
そのために、今勉強している内容や実習で実施した技術をしっかり身につけられるよう、テスト前だけではなく、日々地道に勉強するようにしています。
就職したら、動物の痛みや苦しみに寄り添うだけでなく、飼い主の気持ちや悩みにも親身に寄り添い、動物も飼い主も少しでも快適な生活を送れるような手助けをしたいです。
また、リハビリテーションを通してQOLの向上や、最期までその家族らしい生活ができるよう、アドバイスや対話ができるようになりたいです。優しく信頼できる愛玩動物看護師を目指し、日々知識・技術・コミュニケーション法などの勉学に励みたいと思います。

メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと

誰かに頼ることも大切

浪人時代に頑張って勉強していても、なかなか模試で成績が上がらず、自分の勉強法への不安になり、今自分がすべきことが何かを見失ったこともありました。浪人の1年間を通して、成績は「勉強したからといって急に上がるものではない」と実感しました。
私は12月ごろから私立の過去問対策に励み、そこから入試直前期にかけて急激に成績が上がり、過去問の得点率も高くなっていきました。
伸びた要因は、不安になった時や何をしたら良いかわからなくなった時に、先生やチューターに相談をし、現在の強みと弱点を分析した上で解決策を考えたことです。やるべきことが明確になり、自信を持って勉強することができました。
迷った時や不安に感じた時は、一人で抱え込まずに誰かに相談することが大事です!
1年間、メンタルと体調を常に良い状態に保つことは難しかったです。成績が上がらなかったり、入試が近づいて緊張や不安に押しつぶされそうになったりした時には、食欲がなくなって不安で寝れなくなりました。
不安感が強くて勉強しても全然頭に入らなくなったり、栄養不足、睡眠不足から体調を崩して1週間ほど勉強ができなかったりした時もありました。
勉強を頑張り続けるには、まずは体調とメンタルを万全にしておくことがいかに大切かを痛感しました。
焦ってテスト前に睡眠時間を削ったりせず、睡眠と栄養はしっかりとって免疫力を高めること。辛い時や不安になった時には話せる相手を作っておくことも非常に大切です!
今は辛いことが多いかもしれませんが、私は受験期間に後悔がないくらい頑張ったので、大学に入学して大変なことや辛いことがあっても「受験であれだけ頑張って乗り越えられたから大丈夫」と思えるようになりました。
最後まで諦めずに、悔いのないよう頑張ってください!


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