東京理科大学 のぬ特派員

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東京理科大学 薬学部 2年 のぬ特派員 女性


ひとり暮らし

趣味:部活、サークル、バイト、勉強、旅行…なんでも全力で楽しむことです!

※2025年にお書きいただいた内容です。

講義、ゼミ、研究内容について

薬学部でしか学べない?!漢方の授業

風邪薬の選択肢として「葛根湯」という漢方薬は誰もが聞いたことがあると思います。一方で、漢方薬って本当に効くの?と怪しげな印象を持っている人も多いと思います。実は漢方は中国ではなく日本独自の薬物処方で(中国から日本に渡来し、日本人向けに発展したもの)、膨大な歴史の中で築かれ確立してきた立派な学問なんです!
理科大薬学部では2年生の後期に漢方概論という講義があります。総論では漢方医学的にどのように診断がなされ、漢方薬が処方されるのか学び、各論では各種の漢方処方の構成生薬や理論的な観点から理解を深めます。風邪といえば葛根湯!というイメージが強いですが、その人の体力や症状によって処方される漢方薬は多岐にわたり、西洋医学とは違って適切に使用されれば様々な症状に対応できる、非常に奥が深くて面白いお薬なんです!
身近な人に最適な漢方薬をおススメできるってかっこいいなと思いながら、私も現在履修中です!

課外活動、大学施設などについて

理科大生の課外活動事情

理科大といえば、厳しい、留年しやすいという印象が強いのではないでしょうか。他の大学のことはあまりわからないのですが、実際、あまりにも怠惰でいるとすぐに留年してしまいます。なら理科大生は四六時中勉強や課題ばかりに追われているのかというと、意外とそんなことはないんです!私の周りでは部活動やアルバイトをしている人が大半で、私も含め兼部・兼サーをしつつアルバイトもしている人も大勢います。メリハリをつけてやるべきことをやっていれば好きなことに全力を注ぐこともできる環境です。
私は特に学内の部活やサークルの環境が気に入っています。団体にもよると思いますが、他学部・他学科の人と交流が持て、たまに同じ専攻の人からは聞けないような興味深い話も聞くことができます。また、学科が違えど皆単位の取得に苦労しているため、互いに励まし合って頑張れる環境です。わりと真面目でまともな人が多く(不思議な人も多いですが)、安心して活動できるのも理科大の良さだと思っています。

ぼくのわたしの時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 薬理学総論
対面形式
有機化学3及び演習
対面形式
病態・薬物治療学1
対面形式
微生物学
対面形式
2限 現代技術論
対面形式
分析化学2
対面形式
Integrated Skills in English 2
対面形式
English Workshop a
対面形式
生薬学
対面形式
3限 分子生物学
対面形式
分析化学実習/有機化学実習
対面形式
分析化学実習/有機化学実習
対面形式
4限 薬品物理化学2
対面形式
5限 実践社会薬学
対面形式
6限
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※2025年度前期の時間割

1カ月で書いたレポート

薬学科(6年制)は必修科目で埋まってしまうので皆同じ感じの時間割です。私は月2限に一般教養科目、木2限の選択必修の英語は敢えて授業ぽくないものを選びました。空き時間はほぼ火・水曜午後の実習レポートで潰れます...実験後のレポートに加え予習レポートもあったので、多くて4つのレポート(手書き!)が1週間の内に課されます。それでもバイトも部活もできたので、凄く忙しいですが通学時間等を有効に使いつつ、充実して過ごせると思います!実習は6月の上旬に終わるので、解放されて遊ぶも良し、試験勉強を始めても良し!

ぼくのわたしのおサイフ事情

ひとり暮らし
収入 支出
仕送り、お小遣い 20,000 円 家賃 30,000 円
奨学金 40,000 円 水光熱費 0 円
アルバイト 40,000 円 食費・外食費 15,000 円
その他 0 円 通信費(電話・インターネット代) 0 円
交通費 20,000 円
勉学費 10,000 円
交際費(サークル活動費等)・趣味 10,000 円
衣料・ファッション 3,000 円
貯蓄 7,000 円
雑費・その他 5,000 円
収入総額 100,000 円 支出合計 100,000 円

※1か月の平均収支

部活の友達と大阪旅行

お金は基本常に節約、ここぞという時に惜しみなく使うことを心がけています。
節約の仕方は食費を抑えるために外食は控えてスーパーの値引き食品を買って作り置き(冷凍)をしたり、教科書は中古を使うようにしたり、授業が少ない日にスキマバイトをしたりといった感じです。
部活やサークル、旅行など自身の経験や学びになったり学生の今だからこそできること、大切な人たちと過ごす時間などでは、節制を保ちつつも惜しみなく使うようにしています。
使い時を自分で見極め、価値があるものにはケチらない、失った分はまた稼げばいい!というマインドで生きています。

将来の夢 ~ 夢に向かって大学生活の中でがんばっていること

Something NEW

私は将来就きたい職業や分野は未定です。元々研究職に魅力を感じつつ、薬剤師の資格に将来的な安定性を感じ、卒業後の進路が多様な理科大の薬学科(6年制)を選びました。講義の中で様々な職業の外部講師の方々からお話を聞く機会があり、私の中で将来の選択肢は広がるばかりです!
一方で、既存の枠に沿った仕事ではなく、私の能力を最大限活用し、医療や社会に貢献できる、何か新しいことをしたいと考えています。抽象的な夢ではありますが、将来に向けて知見を広げたり、行動力や知識を応用する力を身につけたりする努力をしています。興味を持ったことにはとことん挑戦してみて、様々な経験を獲得していくことをモットーにしています。

メッセージ ~ 高校との違い、先輩として高校生・受験生に伝えたいこと

受験に必要ない科目、専攻に関係ない科目との向き合い方

私は多数の科目を同時に勉強することが大の苦手で理系科目にしか興味がなかったため、高校時代は文系科目は最低限の勉強をやっつけ仕事のようにするのが常でした。しかし、大学生になりそのことについて少し後悔しています。休日や空いている時間に友達や親戚など様々な人と美術館や博物館などに行く機会が増えたのですが、そこで自分の教養のなさを痛感させられます。直接生活の役に立つような知識でなくとも、知っていると人生が豊かになるような、そういう学びも必要だなと。また、これから社会で生きていく上で公民等の知識も重要です。大学生になった今、生きていくうえで知っておいて損はない、むしろ知っておくべき内容だったなと強く感じます。
どうしても学びが苦になったら、座学だけでない、知識が活きた状態で触れられるような場に足を運んでみるのはいかがでしょうか。


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