「学びたいこと」は身近なきっかけから
「何を学びたいかまだわからない」「特にやりたいことがない」という高校生は多いです。特に1・2年生のうちは「まだ先の話」と感じやすいもの。でも、なんとなく気になったニュースや好きな作品など、身近な「きっかけ」が学問との出会いになります。
大学生の先輩たちの過半数が、高校2年生までに志望学部を決めているというデータもあります。高校1・2年生の今のうちに、自分の学びたい学問の見つけ方を実践してみましょう。
※2026年ロンゲストイヤーアンケートより
このページでは、学部選び・学科選びに迷っている人に向けて、今のあなたに合った探し方をタイプ別にご紹介します。
STEP1まずは自分のタイプを確認しよう
学問の探し方には、大きく3つの入口があります。まずは自分にあてはまるものを選んでみましょう。
複数あてはまる場合は、すべての入口を試してみるのがおすすめです。いくつかの入口を経て共通する学問が浮かび上がってくると、それが自分にとって本当に興味のある分野である可能性が高まります。
各入口を試しながら、気になった学問はその都度メモしておきましょう。
- 「My学問探検シート」を活用しよう
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各入口で気になった学問を書き留めるためのワークシートも用意しています。この記事を読みながら使うと、最後に自分の「気になる学問」が自然と整理できて便利です。シートは、マイページ(Myミッション)の「学びたい学問を探す」>「ワークシート」から入手できます。
何から始めれば良いかわからない人へ
「特にやりたいことがない」「何から調べれば良いかわからない」という人は、次の3つのアプローチを試してみましょう。
相性診断
いくつかの質問に答えるだけで、自分と相性の良い学問がわかります。「自分の好き・得意」がまだはっきりしていない人に特におすすめです。
本・マンガ・映画から探す
好きな作品から学問へとつながるルートです。気になる本・マンガ・映画を選ぶと、「この作品に興味があるなら、この学問!」という形で関連学問が紹介されます。「勉強」と構えずに楽しく探せます。
研究テーマから探す
実際に大学の先生が取り組んでいる研究テーマを見て、おもしろそうなものをピックアップするアプローチです。「こんな研究があるの?」という発見が、学問への興味につながることがあります。
関心のあるニュース・出来事がある人へ
「環境問題が気になる」「AIの話題をよく追っている」など、関心のあるニュースや出来事がある人は、キーワードから学問をたどるアプローチが向いています。
みらいぶっくの「関心から」では、以下のような9つのジャンルからテーマを絞り込めます。
ジャンルを選んだら、さらに具体的なカテゴリーとキーワードを確認します。たとえば「IT・AI」ジャンルの「人工知能」カテゴリーなら、「自動翻訳」「AR」などのキーワードから、情報工学・認知科学・言語学といった学問へとつながっていきます。
また、もっと身近な「日常の出来事」から学問を探したい場合は、Kei-Netの「暮らしの中の学問」も参考になります。
就きたい仕事・気になる業界がある人へ
「将来は医療にかかわる仕事がしたい」「IT業界に興味がある」など、仕事や業界のイメージがある人は、そこから逆引きして学問を探すアプローチが効果的です。
みらいぶっくの「仕事から」では、100以上の職業・業界と30の注目トレンド分野を収録しています。興味のある仕事や業界を選ぶと、「どの学問が役に立つか」という観点で関連する学問名が表示されます。やりたい仕事はあるけれど進路や学部・学科がわからない人におすすめです。
コラム:「将来の収入も気になる」という人へ
学問を選ぶとき、「好きなことを学びたい」という気持ちと、「将来の収入も気になる」という気持ち、両方あって当然です。
内閣府のエビデンスシステム「e-CSTI」が実施した4万人以上の社会人アンケートによると、分野によって給与への満足度や平均年収には違いがあることがわかっています。
やりがいを感じながら給与にも満足している割合が特に高いのは、生態学系や経営工学系、物理系などです。一方、やりがいは感じていても給与満足度がそれほど高くない分野もあります。
出典:内閣府 e-CSTI「人材育成に係る産業界ニーズの分析」(2025年)をもとに河合塾作成
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※対象は、最終学歴が短期大学・高等専門学校・大学・大学院(海外を含む)の回答者。分野は主なもので集計し、「その他」「特にない」は除く。
※やりがい実感率・給与満足度は、「やりがいを感じている」「給料に満足している」に「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答した割合。
※平均年収は、各回答レンジの中央値(例:300〜349万円→324.5万円、100万円未満→50万円)を基に算出。年収2,000万円以上と回答した場合は2,000万円として算出。無回答・「答えたくない」は除く。
※平均(点線)は、掲載した分野の回答者全体の値。
ただし注意してほしいのは、「給与満足度が高くない」は「給与が低い」とイコールではない、という点です。同じ年収でも生活環境や仕事への充実感によって満足度は変わります。データはあくまで参考のひとつ。最終的には「自分がどんな仕事に就きたいか」から学問を選ぶことが、長期的な満足につながります。
まずは3つの入口で自分の「好き」や「気になる」を探しながら、こうしたデータも参考に学びたい学問を考えてみましょう。
STEP2気になった学問をまとめて、人に話してみよう
3つの入口のうち複数を試した場合は、それぞれでメモした学問を見比べてみましょう。
共通して出てきた学問や、何度も目に留まった学問があれば、それが今の自分にとって本当に気になっている分野である可能性が高いです。逆に1つの入口でしか出てこなかった学問は、もう少し調べてから判断すると良いでしょう。
まとめた内容を、保護者や先生に話してみよう
「My学問探検シート」に調べた内容や気になった学問を整理できたら、保護者や先生に見せながら話してみましょう。「なぜ気になったのか」を言葉にすることで、自分の興味がよりはっきりしてきます。また、大人の視点から思いがけない新しい学問や進路のアイデアをもらえることもあります。
さらに、自分の「気になる」を人に伝える練習は、総合型選抜や学校推薦型選抜の面接・志望理由書づくりにもそのまま役立ちます。早いうちから自分の考えを言葉にする習慣をつけておくと、いざ受験期になったときに大きな強みになります。
STEP3志望学問系統を登録して、大学を探してみよう
いろいろな角度から学問を探す作業、お疲れ様でした!気になったものをメモしたり考えたりしてみたことで、漠然としていた進路やキャンパスライフのイメージが少しクリアになったのではないでしょうか。
学びたい学問の目星がついたら、次はいよいよ「行きたい大学」を探してみましょう!マイページ(Myミッション)では、志望系統やエリアをセットして大学を探したり条件比較をしたりと、具体的な大学選びのステップに進むことができます。
一息ついたら、ぜひ次のステップに進んでみてください。


