何度も見て書いて自分の知識にする、地理の復習ノート
東京大学 文科三類 1年 あき特派員
ノートの使用用途
- 地理の模試(記述・マーク/共通テスト・2次問わず)問題の復習用
POINT1いつでも見返せるようにする
間違えた、もしくは苦手意識のある問題をコピーしてノートに貼り、解説を加えて自分だけの復習ノートを作ることで、苦手部分を優先して効率的に復習することができます。自分で解説を書き込むので、問題に対する理解も深まります。寝る前や授業間の暇な時間にパラパラ見直していました。模試前や本番前に見直すと、精神的に落ち着くのでおすすめです。
POINT2問題文、図や表は全てコピーする
地理では、図や表が重要なのはもちろんのこと、問題文や使用語句、図表の注や単位、作成年までもがヒントになります。本番での見落としを防ぐために、問題用紙に載っている情報全てを活用するクセをつけるといいと思います。全てコピーすることが、その意識の向上に役立つと思います。また、図や表に自分なりに印をつけたり、文字や数字を書き足すことで、考えなしにただ眺めるだけでは掴めない情報を浮かび上がらせることができます。例えば、表の情報から国名を判定する問題では、指標を組み合わせて何らかの操作を行うことで、人口を割り出せたりする場合があり、そのような操作に慣れておくと時間短縮になります。
POINT3問題の解説を熟読する
間違えた問題を自分で理解し、解説を書き込むためには、配布される問題の解説を熟読する必要があります。解説には、問題の解き方だけでなく、背景知識や問題のトピックに対する最新の知見・情報、関連して復習したい箇所や覚えたい事項などが書いてあることが多いです。間違えた問題だけでなく、正解した問題の解説も読むと新たな発見がたくさんあると思います。
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- ADVICE
- 私は問題をコピーしてノートに貼っていましたが、面倒であれば直接書き込んでもいいと思います。自分が続けやすいようにぜひ工夫してみてください。コピーする/しないに関わらず、ここで重要なのは、表や図、問題文に直接書き込むことです。知識と図表をリンクさせると記憶に残りやすいですし、最初は浮かんでこなかった関連知識を思い出したり、表や図に対する新たな発見をすることもあります。ノートを作って復習することで、本番での動線を意識し、全てを余すことなく把握、より良い解答作成に活かす力を培うことができると思います。