全てを完璧に暗記するノート

愛知教育大学 教育学部 2年 カイ特派員

ノートの使用用途
授業で扱った内容と教科書の語句を、まとめて暗記するノート

POINT1このノートの書き方

このノートの最大の目的は、覚えるべき内容を完璧に暗記することです。そのための書く際のポイントが三点あります。
一点目は、色ペンとシャープペンシルの使い分けです。授業で扱った単語と教科書で太字になっている単語、すなわち覚えるべき単語は、全て赤、もしくはオレンジの色ペンで書きます。逆に、それ以外の単語や説明の文章は、黒のシャープペンシルで書きます。こうすることで、何を覚えるべきかを明確にすることができるのです。
二点目は、色ペンの使い分けです。私は、単語はオレンジで、人物名は赤で書くようにしていました。これは、カタカナの用語なのか、外国人の名前なのかの混同を防ぐためです。色ペンは、赤シートなどで隠れる色であればこの二色以外でも構いませんが、必ず使い分けるべきだと思います。
三点目は、単語だけの羅列にしないことです。このノートの目的が暗記であることは事実ですが、ただ単語を頭に詰め込んでも意味がありません。歴史は流れで覚えるものだからです。なので、単語の意味や出来事の前後関係、その影響など、様々な内容を書き加えていました。

ノートイメージ①
ノートイメージ➁

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POINT2このノートの使い方

このノートには、三段階の学習方法があります。まずステップⅠで、授業の復習としてノートに書いてまとめます。次にステップⅡで、赤シートや赤色の下敷きをノートの上に重ね、隠れた単語を思い出せるか確認します。最後にステップⅢで、隠した単語を別のノートに書いて、正しく書けるかの確認をします。おすすめのサイクルは、毎日の授業後にステップⅠで復習をする、週末に1週間分のノートをまとめてステップⅡで確認する、考査が近くなったらステップⅢに取り組む、です。さらに、考査直前になったら、ステップⅡ・Ⅲを繰り返し、覚えきれていない部分を強化します。そして、考査前日の夜や当日の休憩時間に全体を読み返し、流れを再度確認しましょう。ここまでできたら、内容は完璧に頭に入っているはずです。

ADVICE
このノートは、あくまでも私には最適だったという例に過ぎませんが、書いて覚えたい、見て覚えたいという方には、本当におすすめです。受験時にも大いに役立つだけでなく、このノート自体が自分の努力の積み重ねであるため、精神安定剤にもなってくれます。ぜひ一度試してみてください。そして最後に、このノートを使う際の注意点をお伝えしておきます。それは、このノートは、教科書と共に使ってこそ効果があるということです。その理由は、高校で学習する日本史は、結局のところ教科書が全てだからです。このノートで内容を覚えた上で、教科書を読み込んで理解を深めてください。みなさんの日本史の学習がより良いものになるよう、応援しています。

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