教科書の年表を自分オリジナルに書き換え
上智大学 文学部 1年 チャロ特派員
ノートの使用用途
- 自主学習用、教科書の内容まとめノート
POINT1教科書の年表を自分オリジナルに
教科書の年表を分野ごとに分け、補足して書き直すような形でノートを作っていました。例えば鎌倉幕府の成立の場合、私の使っていた教科書の年表では、源平合戦・天皇の動き・幕府機関の設置などの情報がすべて混ざって書かれていました。これらをジャンルごとに分け、それぞれの流れを並行して確認することをお勧めします。これによって前後関係を把握でき、並べ替え問題に対応しやすくなりました。
POINT2余分な情報は省略!重要な箇所を見やすくする
ノートの情報量を整理するために、文章は極力使わず、単語だけを並べるようにしていました。よく出てくる内容は、記号や英語に置き換えるのもおすすめです。例えば、「×」で戦死を表したり、どこから挙兵したのかを表すときには地名の前に「from」と書いたりしていました。文字が減ってよりシンプルになります。英単語は目に留まりやすいので、苦手な部分で積極的に使うと良いです。私は地名を覚えるのが苦手だったので、目立つように英語の前置詞を用いていました。
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POINT3イラストで自分だけの楽しみを
関連するイラストを添えると、ノートを作るのも見直すのも楽しくなります。イメージを膨らませて記憶に残りやすくすることが重要なので、上手に描こうとする必要はありません。例えば、屋島の戦いの文字の横には、那須与一の弓矢の逸話を連想させるようなイラストを添えていました。
- ADVICE
- 最初に軽く下書きをして概要を頭に入れ、アウトプットするような感じでノートをつくることをお勧めします。ノートはあくまで内容を再現するための台本だと思ってください。重要なのはノートを基に自分で授業を再現してみることだと思います。 入試本番の会場には、自分と似たような参考書を持っている人が大勢います。他の人の参考書と、自分の参考書の使い込み具合を比べて自信をなくすこともありました。そんなとき、オリジナルのノートは自信につながります。みなさんが存分に勉強に打ち込めることを願っています。