復習で効果を発揮する数学ノートの作り方

早稲田大学 政治経済学部 2年 石油王特派員

ノートの使用用途
河合塾の夏期講習「京大文系数学」の板書ノート

POINT1数学は初手が肝心!

先生が授業で解説される際、初めにどのようにして解法の目途を立てていたかをメモしていました。例えば、図形問題であれば、問題文から描ける図形のどのような性質や形に着目するべきか、その結果としてどのような武器(既習の解法)を使えるか、などについての簡単なメモです。着眼点を知ることで、手も付けられないという問題を減らす努力をしました。また、授業内で初めの発想についてあまり詳しく解説しないスタイルの先生もいらっしゃいますが、そういった先生にも講師室で個人的に教えてもらって書き入れるようにしていました。

ノートイメージ①
ノートイメージ➁

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POINT2自分流の注釈を入れる!

先生が口頭でしか説明していなかった内容でも、大切だと思うものや後で見返したときに役に立ちそうなものは必要に応じて書き入れていました。それぞれの式や記述の意味や補足は、軽くメモされているだけでも復習でかなりの効果を発揮します。これは特におすすめなので上手くノートにとれるようにしていきましょう。また、上手くノートをとるというのは、きれいにノートをとるのとは異なります。最低限自分が復習で困らないレベルの「自分流」の注釈で良いのです。

POINT3重要な内容は強調!

先生が強調していた箇所はもちろんのこと、自分の判断で大事だと思った箇所も必要に応じてオレンジペンなどで下線を引くことで強調していました。復習の際に見落としを防げるのでかなり役立ちます。

ノートイメージ③

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ADVICE
後で一人で復習するときに困らないようなノートを目指しましょう。また、試験本番で誤って使わないようにできるのであれば、効率化のために略語を使うのはアリだと思います。例えば、解と係数の関係はKKKにするなどです。

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