誰もが見やすい記述答案を目指して
お茶の水女子大学 共創工学部 1年 ハム&チーズ特派員
ノートの使用用途
- 数学の問題集を解いていたノート
POINT1入試本番を想定した記述を!
問題集を解くことだけを考えれば、正解を出すことが最も大切だと思うかもしれません。しかし、特に記述試験が課されるならば、正解に辿り着くまでの過程が最も大切なのです。どのような問題でも、条件や定理を明記することで採点者がわかりやすいだけでなく、あとで見直しした時にも間違えに気がつきやすいと思います。また、詳しい記述は採点官から見やすいものとなるので、入試本番では失点をできる限り防ぐために詳しく記述をすると良いです。
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POINT2グラフや表は見やすく書くこと
よくグラフや表を、ノートの罫線を無視したり、小さな隙間に薄く書く人を見ますが、見にくいのではないでしょうか。グラフや表からは視覚的な情報を得ることができるので、数値計算だけではわからなかったことが閃くこともあります。私も、関数が関係する問題では、とにかく増減表とグラフを書いて解法の糸口を掴むようにしていました。それらを答案に書くだけでも、何らかの評価はされると思います。記述力ばかり磨くのではなく、グラフを書く練習も大切です。また難問を解く時ほど、真っ先に表やグラフから情報を得ることができないか試してみましょう。
- ADVICE
- 私は綺麗なノート作成が好きだったので、学校や予備校の授業では、問題を解くことよりも綺麗に板書することに夢中になっていました。高校の担任からよく言われていたのは、「あなたの答案はとても見やすいから間違っているところと合っているところが明確にわかる。」ということです。受験期になって、見やすいノートは自分の弱点を見つける助けになりました。どこが合っていてどこからおかしいのかがわかると、何を克服すればいいのかすぐわかります。ノートは皆さんの頭の中を整理するために、そして記述試験での練習台として使っていただきたいです。本番で全力を出し切るために、自分の熱意を記述答案にぶつけて後悔のない受験をしてほしいです。皆さんと一緒に大学で学べることを楽しみにしています、頑張ってください!