自分だけの‘合否を分けるこの一題’で差をつける

東北大学 理学部 1年 キムタクではないですよくん特派員

ノートの使用用途
模擬試験でのミスと典型問題に対するアプローチをまとめたノート

POINT1重要な点こそ言葉でまとめる

高校時代の先生から、私の答案は数式ばかりを並べてしまって言葉を盛り込むことが少ないと助言をいただいたことがあったので、重要なポイントを言葉でまとめる練習をしました。問題のキーを理解することができれば自然と記述に反映され、説明不足で減点されることもないでしょう。色分けして目立たせる事をお勧めします

ノートイメージ①

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POINT2間違えた点だけでなく問題全文を書き写す

私は現役時代、数学は見たこともない問題が出る運任せの教科だと誤って認識し、それに向けてまとめノートを作る工夫をしませんでした。しかしながら浪人期に本番で差がつくのはいたってどこにもあるような典型問題であることに気が付き、ミスの少なさで差をつけようという戦略を立てました。数学に自信はあるのだけれどいまいち点数が伸びてこない人にはおすすめできる戦略だと思います。そういった意味で模擬試験に出される問題は良問ぞろいで直前期に自分のミスとともに見直すには十分すぎるほどの情報が詰まっています。本番で‘模擬試験で見たことのある問題だ’と心のゆとりをもてるように問題文を全て写しておくといいと思います。

POINT3パターン化して典型問題を瞬殺する

数学においてある程度の問題はパターンで乗り越えることができます。即座に対応できるよう自分だけの脳内フローチャートを作っておくといいでしょう。それぞれの対応について具体例を挙げておくと過去に解いたことのある問題と‘記憶の糸’で繋がって思い出しやすくなります。

ADVICE
数学においては経験することが一番だと思います。全く経験のない問題を本番解こうとするのは時間が決められた受験というフィールドでは最善手とは言えません。経験のある解けそうな問題を解いて残りは見直しにまわすのが理想的だと思います。解答開始後の数分間で自分のキャパシティー内の問題はどれか探し当てる嗅覚を養うために多くの問題を解きましょう。そしてまとめノートでミスをフォローアップする、この両輪がきちっと回りさえすれば自信をつけて入試に臨めるでしょう。加えて周りと点数で競うことはお勧めしません。解けない問題を解けるようにすることが本質なのに勝った負けたで一喜一憂していてはそれを見失ってしまいます。自分の弱みを理解して、認めてより一層強い自分になりましょう。

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