効率と理解を深める数学の学び方
大阪大学 医学部 1年 弾けるトロピカルバナナ特派員
ノートの使用用途
- 予備校の数学の授業ノート
POINT1端的に解法のポイントを自分の言葉でまとめる
私は、各問題の授業を受けた後に、問題を通して得た知識や考え方を一言でまとめてノートの一番上に書くようにしていました。そうすることにより、自分の中で内容を一般化でき、似たような問題に次出会ったときにすぐに応用が利くようにしていました。同じ問題が入試に出ることはほとんどありませんが、同じ考え方が使えることはよくあります。限られた時間で効率よく学ぶためにも、この方法はとても役立ちました。
※画像をクリックタップで拡大
POINT2問題の難易度を自己評価する
私は、各問題ごとに問題番号のそばに問題の難易度を1〜5で自己評価して書いていました。これは授業を受けた後に行っていて、特に復習のときに大変役に立ちました。自分にとって難しかった問題を一目で把握できるので、優先順位をつけて復習に取り組むことができます。直前期などの限られた時間でも効率よく学習を進められる、実用的な工夫です。
POINT3ミスの原因を言語化する
私は、問題を間違えたとき、ただ正解を書き写すのではなく、「なぜ間違えたのか」や「どうして正解にたどりつけなかったのか」を自分の言葉でノートに書くようにしていました。計算ミス、条件の見落とし、勘違いなど原因を言語化することで、自分のミスの傾向が見えてきます。同じ失敗を繰り返さないための第一歩として、とても効果的な習慣だと感じました。
※画像をクリックタップで拡大
- ADVICE
- 数学の勉強では、問題を解いて終わりにせず、「なぜその解法になるのか」「その考え方はほかの問題にも応用できるか」といった視点でノートを作ることが大切です。私は、問題ごとに学んだポイントを自分の言葉でまとめたり、難易度を自己評価して復習の優先順位を決めたりしていました。しかし、勉強法に正解はありません。大切なことは、勉強のやり方を誰かの真似だけで終わらせず、自分に合った勉強スタイルを模索しながら見つけていくことだと思います。少しずつでも「これが自分の形だ」と思える勉強スタイルを見つけて行ってください。