思考を記録するノート
東京理科大学 創域理工学部 1年 牡丹海老特派員
ノートの使用用途
- 河合塾の数学の授業用ノート
POINT1授業を再現できるノート
数学では解答を書き始める前に実験を行うことがありますが、ノートに実験をどのように行ったか記すようにしていました。これにより、単純な解法暗記に留まらず他の問題にも利用できる考え方を習得することができます。また、普段の問題演習の際から自分の手を動かして考える習慣が身に付き、応用問題にも対応できるようになります。
POINT2多角的視点で解法を整理する
一つの問題に対して異なる解法を併記し、それぞれのアプローチについて解き方を整理することで、複数の視点から問題を捉えることができます。また、解法を転用・応用する柔軟性も養えるため、実践的な思考力にもつながります。試験本番でも、柔軟な発送と選択肢の多さが強みになり、難問に直面しても冷静に突破口を見出せるようになります。
POINT3論理の流れを視覚化する
数学の解答は、結論に向かう流れを矢印で示すことで、どの操作がどこへつながるのかが直感的に理解しやすくなります。また、色を使い分けることで、同じ式中でも異なる役割を担う部分(変数、定数、変形操作など)を視覚的に区別しやすくしています。これにより、複雑な変形の中でも論理の構造を見失わずに進み、式の流れをスムーズに追うことができます。視覚的な手掛かりがあることで、計算の途中で混乱することなく、自分の思考の道筋を確認しながら理解を深めていけます。
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- ADVICE
- ノートは単なる情報の写し書きではなく、自分の思考の流れを記録し、可視化するための重要なツールです。授業の内容をそのまま書き写すのではなく、どのように考えたか、どこでつまずいたか、どんな工夫をしたか、といった自分ならではの記録を残すことが、後の復習で大きな力を発揮します。たとえば、矢印を用いて論理の流れを整理したり、色分けによって式の役割を明確にしたりすることで、見返すときにすぐ理解できます。ぜひ、自分だけの最強の参考書をつくるつもりでノートのとり方にこだわってみてください。