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看護学

※特派員のプロフィールはアンケート回答時点のものです。

何を学ぶの?

体と心の健康をケアする

看護学は新生児から高齢者まですべての人を対象に、看護に必要な知識を身につけ、ケアの方法を研究する学問だ。現代医療は、病気の治療はもちろん、患者への配慮も重視されている。看護職には、精神的なケアも行えるように、高度な技術と知識をもったスペシャリストとしての役割が求められている。

大学では、まず患者と接する際の基礎となる心理学や倫理学、人体の構造や機能などの医学的知識、医療制度について学ぶ。その後、基礎看護学や精神看護学、老年看護学、小児看護学、在宅看護学などを学び、医療現場での実習を通じて理論と実践の両面から裏付けられた知識と技術の修得をめざす。

大学選びココがポイント

看護系学部では、看護師のほかに保健師・助産師の国家試験受験資格を得られる大学がある。保健師・助産師の資格も取りたい人は、学部で取得できるカリキュラムがあるのか、大学院進学が必要なのかを大学案内などで確認しておこう。

先輩たちの時間割

川崎市立看護大学 看護学部 2年 ペンギン特派員の時間割

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
1限 地域在宅看護学方法論 病態生理
2限 保健医療福祉行政論 小児看護学概論 基礎看護技術
3限 臨床薬理学 病態生理 老年看護
4限 成人看護学概論 病態生理
5限 臨床検査学
6限
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※2年次前期の時間割

おもしろい講義 「病態生理」

実際に病院で働いている医師が講義に来てくれる。病気についてその疾患の症状や原因などを学べる。難しく初めてきくような病気もあるが、自分の知っている病気や身近な人が罹っている病気も出てくるので興味を持って聞ける。

こんな研究しています

九州大学 医学部 保健学科 看護学専攻 卒業 ちゃっぴー特派員

自閉症児の親が感じる思い

自閉症児はこだわりが強く、周囲になじめなかったり、かんしゃくを起こしたり育てにくさがあるが、見た目には分からないため理解が得られにくい。親はどのような思いで子育てを行っているのか文献検討を行った。もちろん大変さがあるが、ゆっくりではあるが成長を感じられると嬉しいなど健常児を育てる親と同じ思いを感じていた。周囲に理解されない、成長するにつれて体格がよくなり制止ができなくて大変、など自閉症児特有の困難さを感じていた。

自閉症を含む発達障害と診断される子どもが増えている。身近にいるかもしれない発達障害児を育てる家族が抱える思いを知ることで、社会としてのサポート体制をつくっていける基礎になると思う。昔はただ育てにくい子、変わった子などとされていた子たちに診断がつくことで、理解を少しずつ得られて受け入れられる社会の考え方は興味深い。

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