デザイン工学
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何を学ぶの?
人にやさしい製品をめざして
デザイン工学は、工業製品のデザインと機能性を追究する学問。現在の工業製品には、性能の向上に加え、デザインの重要性も問われている。ただ斬新な形というだけではなく、「ユニバーサルデザイン」という言葉で表されるように、使う人の目線でより使いやすく安全な形を研究・創造する。最近では、「サステナブルデザイン」という地球環境に負荷をかけずに、将来にわたって良い社会と自然環境を維持していくことをめざしたデザインも求められている。
工業製品と人間のかかわりを追究するため、生活や社会・経済とも深くかかわる。大学では、デザイン造形や人間工学、デザイン心理学、マーケティング論など、他の工学系学科とは異なる講義も開講されている。
大学選びココがポイント
デザイン工学は、デザイン工学部や芸術工学部などで学べる。ただ、設置されている大学数は少ないうえ、学部によって工学面重視かデザイン面重視かが分かれるので注意しよう。
講義紹介:プロダクトデザイン論
プロダクトデザインにおける社会での役割、意義を理解することを目的とし、ユニバーサルデザイン、サステナブルデザイン、世界を変えるデザイン、地域創造などさまざまな事例を通して学ぶ。
(東北芸術工科大学 デザイン工学部)
もっと学問を掘り下げる
Kei-Netの協力サイト「みらいぶっく」では、学問をさらに細かく分類し、その学問を学べる大学や活躍する研究者、関連する書籍などをご紹介しています。ここでは、その中からデザイン工学に関連する学問の一部をご紹介します。
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