秋になると総合型選抜(AO入試)が本格化します。また11月からは学校推薦型選抜(推薦入試)の出願も始まります。学校推薦型選抜や総合型選抜で避けて通れないのが「面接試験」です。
ここでは「面接試験」についての基本的な知識、対策の方法をまとめました。
面接の流れを掴もう!
面接試験の流れと注意点をまとめました。一つひとつの動作にも注意が必要です。
1控え室
係員の指示に従い、静かに待ちましょう。
面接試験は、控え室からすでに始まっています。

2入室
名前を呼ばれたら大きな声ではっきりと返事をしましょう。
入る前には、ドアを3回ノックします。中から「どうぞ」と言われたら入室します。
入室後は静かにドアを閉めましょう。


3着席
「○○高等学校から参りました◇◇です。よろしくお願いします。」と述べた後、前を向き丁寧にお辞儀をします。 挨拶をしながらお辞儀をすることのないよう、分離礼を意識しましょう。
「どうぞ」と言われたら、「しつれいします。」と述べ、着席します。背筋を伸ばして、背もたれにもたれずに座るのが基本です。

4回答
質問されるときは、面接官の口元から首辺りを見ると良いでしょう。
答えるときは、質問者の方を向き、1問1問面接者の質問の意図をしっかりと汲み取り、視線を合わせて答えましょう。目をきょろきょろと動かしたり、下を向いて話をすることのないように意識しましょう。

5退室
ゆっくりと立ち上がり、「ありがとうございました。」と述べた後、前を向きお辞儀をします。
このときも分離礼を心がけましょう。
ドアを閉める前にもお辞儀をすると印象が良いでしょう。


面接の流れは掴めましたか? 流れを頭に入れた後、一度は家の人や先生・友だちの前で練習するとよいでしょう。当日の緊張感を柔らげるためにも、何度か練習をしておくと、それが自信につながり、堂々と面接試験に臨めるはずです。また、自分では気がつかない癖をチェックしてもらうこともできます。少しでも自然体で臨めるようになるといいですね。
よく聞かれる質問「王道5問」は必ず押さえよう!
面接試験でよく聞かれる「王道5問」の質問例と対策法をまとめました。
1志望理由
- 質問例
- 本学、○○学部◇◇学科を選んだ理由を教えてください。
学校推薦型(総合型)選抜を受験した理由を教えてください。 - 対策法
- 志望理由書に書く内容とくい違いのないよう、自分の思いを伝えましょう。大学HPや大学案内の内容研究はもちろん、オープンキャンパスに参加した印象や、志望動機に係わるエピソード等があれば、具体的に話すと良いでしょう。
2将来の進路
- 質問例
- 本学でどんなことを学びたいですか?
本学で学んだことを将来どのように活かしたいと考えていますか? - 対策法
- 自分が学びたい分野の「どこ」に、「どうして」興味を持ったのかについて具体的に話をしましょう。加えて、将来就きたい職業についても熱意を持ってアピールしましょう。
3高校生活の思い出
- 質問例
- 高校生活で一番心に残っていることは何ですか?
高校生活で一番つらかったできごとを教えてください。 - 対策法
- 「修学旅行」「体育祭」「部活動」といった一言で終わってしまわないように気をつけましょう。面接官はそのイベントを通して、あなたが何を学び、今後の生活にどう活かしたいかの回答を求めています。加えて、そこで得た経験を志望学部や将来の職業にどう活かせるのかについて、志望理由や将来の進路と関連づけて話ができると良いでしょう。
4長所・短所、趣味などに関すること
- 質問例
- あなたの長所と短所を教えてください。
あなたの趣味は何ですか? - 対策法
- 面接では、知識だけでなく「人間性」についてもチェックされます。長所については、将来の希望する職業は自分の性格に合っている、というように志望理由や、将来の進路と関連付けて話ができるとよいでしょう。短所については、短所に対する克服法や努力についても話しをすると好印象です。趣味については、掘り下げて聞かれることが多いです。「知ったかぶり」や「にわか趣味」はすぐに見破られてしまうので気をつけましょう。
5自己PR
- 質問例
- 1分間で自己PRをしてください。
- 対策法
- 面接官は「希望する人材」であるかを見ています。自己PRは他の受験生との違いをアピールできる機会でもあるので、しっかりと活かしましょう。大学のアドミッションポリシーをよく理解し、大学の求める人材にマッチするポイントを含めたPRができるとよいでしょう。
この他にも、各志望系統でよく聞かれる質問があります。志望大学だけでなく、同じ系統の学部がある別の大学の面接状況も参考に対策を考えておきましょう。時事問題について聞かれることもよくありますので、新聞を読むなど、日頃から情報収集をしておく必要もあります。
先輩の声
九州大学 共創学部 1年 みく特派員

- 失礼のないような所作はもちろん、話す内容などは一言一句を覚えるのではなくポイントを押さえて話す練習をお勧めします。そして、完全に暗記せずに話すことで、本番の時間配分や話の付け加えなどにもスムーズに調節ができるようになります。
東京慈恵会医科大学 医学部 1年 二ヒ特派員

- 模擬面接は何度か受けました。
特に医系に限った話ですが、志望理由で家族や自分の闘病について話す人が多いと思います。私も指摘された事ですが、可哀想な「闘病話」で終わってしまう人が多いと思います。重きを置くべきは自分が「なぜ」志望するかであってそのきっかけとなった話は主役になり得ません。あえて闘病話をふんわりと話して、面接官に質問をさせる余裕を持たせるのも作戦の一つだと教わりました。
最後に
面接試験において大切なことは、絶対に嘘をつかないことです。立派なことを言う必要はありません。自分が興味を持った大学・学部・学科に対する素直な思いを言葉にできるかどうかにかかっているのです。そのためには、文章を丸暗記するのではなく、ポイントを自分の中できちんと整理して、自分の言葉で分かりやすく話ができる必要があります。
面接試験の準備をすることは、自分の気持ちと向き合う良い機会です。入試で面接試験が課される受験生は、この機会を存分に活かし、自分の信念を確固たるものにしてください。応援しています。
- 面接試験の突破口を探せ!
-
- 面接を知ろう
- 面接対策をしよう