受験期の子どもとの接し方一言アドバイス~これから受験を迎える受験生とそのご家族へ

受験期には保護者も不安や悩みが尽きません。ここでは受験を終えたお子様を持つ保護者の方からいただいたアドバイスをご紹介します。ご自身の経験から得られた貴重なアドバイス、お子様との接し方のヒントがいっぱいです。

「受験期に関する保護者アンケート/2024年4月実施」より

親の心得
  • 最終的な進路を親の意見で決めることだけは、避けていただきたい。最悪なケースは、親の意向で進学してうまくいかなかった場合、それを親のせいにしてしまうことです。親や他人のせいにしてしまうとそこで止まってしまい、成長は望めません。進路だけは(希望通りでなかったとしても)最終的に子ども自身が納得して決断すべきと考えます。(愛知県 K・Oさん)
  • 入試制度は時代によって大きく変わっていきます。自身の時代とは全く違うことを認識して、学校の先生や受験の専門家の意見に耳を傾けることが大切と思います。(長崎県 H・Fさん)
  • 今の受験制度は多様化し本当に複雑になっています。不安から子供にあれこれと口出しするのではなく、親も受験制度を理解する努力をした上で親子で建設的なコミュニケーションが取れると理想的だと思います。(東京都 T・Oさん)
  • 受験生である子どもへの関心が集まりすぎないように、衣食住は整えるけれど、保護者も自分の生活を大切にして生き生きと過ごす方がいいと思います。保護者が心配しすぎると本人の負担が増すように感じました。(大阪府 R・Uさん)
  • 身近な同学年の受験生を見ていると、進路について親が口を出しすぎるケースと、受験準備があまりに遅すぎるケースは、結果があまりうまくいっていないように思います。うちの例ですが、高一高二の間は、第一希望や併願校などを決めず、ひたすら基礎をしっかりやっていたように見えました。模試はコンスタントに受けていましたが、親も子も、結果に一喜一憂しないようにした方がいいと思います。(東京都 K・Iさん)
  • 親のメンタルも大事。お金もとてもかかります。余計なことを言わず走り抜けるのは難しいですが明るく大きな心で頑張って下さい。(東京都 A・Oさん)
  • 親にとっては「黙って見守る」ことが最大の試練であるように感じます。とにかく本人を信じ、食事面・健康面をフォローする黒子に徹することが、結局本人を大きく成長させるということを、辛い浪人期を通して私自身学ばせていただきました。(愛知県 K・Iさん)
備えあれば・・・
  • 受験期よりも志望校を決めるまでが1番大変でした。やりたい事、行きたい学校が早い段階で決まっていると目標も立てやすいと思いました。(三重県 R・Yさん)
  • 大学のことや、入試の情報は1年生のうちから早目に調べたほうが良いです(英検など、早くから対策出来ることもあるので)。親は塾代や参考書代など金銭の援助と、生活面のサポートをしてあげて、あとは子供を信じて見守ってあげることです。(神奈川県 Y・Kさん)
  • 親は普段通りにしていることが大事です。ただお金のことは早めに話して、理解できている必要があります。私立の受験が可能なのか、一人暮らしは可能なのか、志望校決定に重要です。(千葉県 H・Nさん)
  • 経済的に苦しい家庭は特に学費、銀行等の学資ローン、各大学の提携ローンとの支払い方の違いはしっかり確認するといいと思います。(愛知県 K・Sさん)
  • 本人ができると思って任せすぎると負担になっている事が多かったので、スケジュールや手続きなどは、補助した方が勉強に専念できて良いように思います。(大阪府 M・Oさん)
  • 関心のある学問分野について、早くからアドバイスをすることで、高いモチベーションを早期にもたせることができれば、無理なく受験に臨めると思います。(埼玉県 K・Yさん)
  • 現在の受験は正確な入試情報をできるだけ早く入手するのがとても大切だとわかりました。ヌケモレがないよう事前準備するために親子で一緒に協力して情報収集し共有してください。ファミリー共通のダイアリーを作ったのが役立ったのでオススメです。(東京都 M・Tさん)
  • 他府県の大学を受験される方は、早めにホテルの確保をされた方がよいと思います。同じホテルでも直前に予約をすると金額が高くなることがあります。長いと思っていた受験期も過ぎてしまえばあっという間です。学習面では塾を信じてお任せして、体調や精神面を支えてあげてください。保護者の方々の気持ちも上がったり下がったり精神的に消耗しますが、適度に気分転換しつつお子さんと一緒に受験期を乗り切ってください。(広島県 K・Iさん)
  • 1年間、本当に親子でよく頑張ったと思います。共通試験が終わった以降くらいから親も急に忙しくなります。合格後の入学金の払込スケジュールや、(意外と短い、しかもネットバンキングで振込不可の大学もあり、銀行窓口でしか対応できないときは、仕事の調整が必要)入学手続きなど神経を使いました。子供と日々話し合い、共通認識をもっておくと色々うまく行くと思います。(福岡県 C・Uさん)
健康管理~入試は万全の体調で
  • とにかく健康第一だと思います。健康あってこその受験勉強かなと。親は子どもの健康に気をつけてあげてほしいです。勉強は本人でしかできないので、見守ることに徹するのが大事かな、と思います。(北海道 K・Oさん)
  • 親が体調を崩して子供に動揺を与えたりしないように、親御様もしっかり睡眠と栄養を取ってください。それさえすれば、あとは子供の責任です。(大阪府 A・Sさん)
  • 家族が受験生のペースを作ってあげると良いと思います。うちは浪人しましたが、講座があるときもないときも平日は必ず同じ電車にのり、同じ電車で帰ってくるようにしていました。土曜日は少し遅い電車にのり、日曜日は完全オフでメリハリをつけていました。(静岡県 H・Oさん)
  • 家で勉強ができないため、平日は自習室を終わりまで利用して日曜日は休息日というリズムを4月から最後まで守っていたことがよかったので、最初に無理のないスケジュールを組み立てていかにそれを守っていくかが大事だと思う。(東京都 R・Kさん)
激励~声かけはこんなふうに
  • 否定的な話は控えて、前向きな言葉をかけるように心掛けてください。(神奈川県 A・Mさん)
  • 子供への最高の応援は『口を出さない』。だけど、どうしても口を出さざるを得ない状況になったら、『覚悟をもって』口を出す。(茨城県 Y・Oさん)
  • この時期は親も受験してる気持ちになりイライラしたりします。自分だったらこうするのにじゃなく、同じ気持ちになって言葉かけをしてあげてほしいです。(大阪府 H・Nさん)
  • 一年間は子も親も辛い時期です。でも、ゴールを共有していれば共に頑張ろうという気持ちになります。目先の子の態度や行動だけで口出しするのではなく、その子の過去の頑張りや未来のゴールにむけたこれからの頑張りを見て年長者・保護者として支えアドバイスしてあげてください。(神奈川県 H・Uさん)
  • イラッとすることがあっても、感情的にならず、「応援している」という姿勢を崩さないようにしてあげてください。わかっていないようでも、結構感謝していることが多いようです。経済的なことは正直に早めに伝えてください。また「通える大学じゃないとダメ」のような言い方は(よそから見ていても)本当に気の毒です。親の進路ではなく、お子さんの進路です。状況ははっきり伝えても、選択は本人にさせてください。(千葉県 J・Hさん)
  • 本人が一番頑張り、且つ不安に感じていると思います。親は寝ること、食べること、学費を用意してお金の心配をさせないことができることではないかと思います。自分の心配と子どもの心配は明確に区別して、間違っても「あなたのために言っているのに」というダブルバインドは与えないようにすることが親からの応援になるのではないかと思います。子どもは思いの外、考えて耐えて頑張っていると思います。(東京都 Y・Iさん)
子どもを信じて
  • 最後まで子供の意思を尊重したから、結果は悔しかったと思うがやりきった達成感がすごく伝わってきた。結果も必要だが受験する本来の意味を親として感じることができたので、途中で無理に進路変更させなくて良かったと今は思います。(千葉県 S・Sさん)
  • 入塾当初全く起きずに勉強しない時期があり、かなり焦りました。半分諦めもあったのですが起こすのも止めて勉強の事も一切口出さず本人に全て任せるようになりました。逆にそれが本人もストレスにならず自分のペースで勉強出来たのかなと思います。前期は我が子を全く信じていなかったのですが、後期は信じて見守りました。(兵庫県 A・Aさん)
  • 大学受験となると、親はどこまでサポートすべきか悩むと思いますが、あらかじめ親子で、ここまでしかサポートはしない、あとは本人の責任で(金銭面も含めて)、ということを線引きしておいたほうがいいと思います。(神奈川県 K・Nさん)
  • 我が子を信じサポートに徹しましょう。口出すより耳を貸すほうが良いみたいです。塾を信じてブレないことが大切だと感じました。(広島県 H・Jさん)
  • 河合塾の説明会で、チューターさん(学生さん)が、親にやってもらってよかったこととして、「お金は出してくれたけど、口は出さないで、見守ってくれたこと」と言ってました。私(父)はそれを真に受けて、金は出すけど口は出さないと心に誓い、実践しました。結論から言えば、それが良かったのですが、実はものすごく口を出したかったです。(もっと世界史やれよ、とか。)でもグッと我慢してよかったです。娘を信じてあげることができて本当に良かったと思います。(神奈川県 S・Aさん)
  • 「模試の結果に右往左往しないでほしい」と言われ子供を信じて食事等のサポートや家でリラックスできるように普段と同じようにしていたので子供も家ではリラックスしていたようでした。子供を信じることが大切だと思いました。(東京都 H・Oさん)
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