総合型・学校推薦型選抜(基礎学力方式)特集「基礎学力方式」に注目!
総合型選抜は面接や小論文、体験授業への参加などで選考を行う入試で、学校推薦型選抜は書類審査や面接で選考を行う入試、と理解されがちです。しかし、総合型選抜の約25%、学校推薦型選抜の約半数で大学入学共通テストが課されているなど、現在の大学入試では、総合型・学校推薦型選抜においても基礎学力を評価することが基本となっています。
【 Q 】「基礎学力方式」って、どんな方式?

【 A 】多くが併願可能で、学力試験が課される方式
基礎学力を確認するために、国公立大学では「大学入学共通テスト」の受験が課されます。6教科8科目型が多く、幅広い学力が求められます。私立大学では基礎テスト、適性テストなど、名称は各大学によってさまざまですが、文系では英語・国語、理系では数学・英語または理科・英語の基礎的な学力試験が課される場合が多いです。併願可能なことが多く、学力試験に加え面談や書類審査等が課されます。
【 Q 】「基礎学力方式」の対策は?

【 A 】これまでの学習成果が問われるので、一般選抜の対策と同じでOK!
「基礎学力方式」は、試験科目が一般選抜と重なることが多いため、並行して受験対策できることが大きなメリットです。むしろ総合型・学校推薦型選抜の対策で基礎学力を固めることは、一般選抜の対策としても有効です。また、英語外部試験のスコア・級を活用できる入試も増加中です。英語外部試験の多くは複数回チャレンジできますので、早い時期から受験をしてスコアアップをめざしておくことも大事でしょう。
【 Q 】「基礎学力方式」のおすすめ受験プランは?

【 A 】「基礎学力方式」と、一般選抜の併願がおすすめ
併願型の「基礎学力方式」を活用することがポイントです。例えば、併願型の「基礎学力方式」で、年内に合格を確保できれば、気持ちに余裕をもって、目標大学の一般選抜にチャレンジすることができます。また、合格のチャンスを増やす機会として、目標大学で、併願型の「基礎学力方式」と一般選抜の2回、チャレンジするのもよいでしょう。
また、万が一、不合格だとしても一般選抜の受験練習として今の自分の学力を確認することで、一般選抜に備えることができます。

