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受験期の子どもとの接し方一言アドバイス~これから受験を迎える受験生とそのご家族へ

受験期には保護者も不安や悩みが尽きません。ここでは受験を終えたお子様を持つ保護者の方からいただいたアドバイスをご紹介します。ご自身の経験から得られた貴重なアドバイス、お子様との接し方のヒントがいっぱいです。

「受験期に関する保護者アンケート/2022年4月実施」より

親の心得
  • 親は見守ることしかできないことがもどかしく、なるべくいつも通り接する、ということの難しさを感じました。しかし子供の成長を感じることのできる貴重な一年だったと、終わった今、ようやく感じることができました。親子とも、心身の健康が第一。最後は気力と体力だと強く感じます。頑張ってください。(兵庫県 K・Mさん)
  • 自分の夢を子供に背負わせるな。でも自分の夢は子供に大いに語ろう。自分の価値観を子供に押し付けるな。でも自分の価値観は子供にきちっと伝えよう。(愛知県 T・Sさん)
  • 子供もいろんなストレスを抱え受験しますが、親も同じくらいストレスは感じます。そんな時は子供のことを考えず自分のことに集中してリラックスする時間を作ることをおすすめします。頑張ってください。(大阪府 Y・Kさん)
  • 正直なところ、子どもの性格や個性によって親の対応の何がベストなのかは変わる気がします。見守っているだけで大丈夫な子もいれば、少し背中を押してあげた方がいい子もいるのかなと思いました。我が家は双子なのでそれが実感です。(神奈川県 K・Kさん)
  • 日頃の家庭での生活や団欒を大事にして欲しいです。受験期に限らず、父、母、子供の意見が食い違う事は当然あります。一つ一つ乗り越えるには、一人一人の相手に対する思いやりが大切になってきます。受験期は何よりも子供の気持ちを第一に、両親は寄り添うぐらいが良いような気がします。当事者になるととても難しい事ですが大事な事だと思います。(愛知県 M・Fさん)
備えあれば・・・
  • 受験するのは子供ですが、近年の複雑な受験制度やそれに伴う受験申し込みの電子化、受験日のスケジュール管理など、親がサポートしてあげられるところは色々とあると思います。また、最近の小論文は時事問題を取り上げることが多く、子供とSDGsや環境問題など様々な分野について、意識的に議論したりしたことも良かったのかなと思います。(東京都 K・Kさん)
  • 文系でも数学が必要になったりと、早い時期から情報収集、対策が必要になってきていると思います。単に偏差値ではなく、まずは何をやりたいか、だからこの進路に進む、という形で、子ども自身が考えてくれると、自分から勉強するようになると思います。あと、オンラインではなく、できるだけ、実際に志望大学を訪れてみるのもモチベーションが上がります。(兵庫県 H・Nさん)
  • 言いたいことはたくさんあると思いますが、子供の志望を尊重し、子供を信じてあげて下さい。あと、早い段階で親の希望を子供に伝えておく方が良いと思います。ちなみに我が家では、「自宅から通えること」「国公立大学であれば学費を出せること」「私立であれば国公立大学の学費を超える分は奨学金を借りること」。親として譲れない条件は早めに伝え(進路を考える高2の頃には伝えてました)、本人に考える時間があったことが良かったと思います。(東京都 M・Iさん)
健康管理~入試は万全の体調で
  • 長いようでしたが、約1年の浪人生活は、子供にとって良い経験になったと思います。ほぼ1年、同じ時間に起きて塾に行くように生活リズムを一定にしました。(神奈川県 K・Hさん)
  • 長いコロナ自粛のなか、子供たちは常に不安と隣り合わせで受験に向かい努力していると思います。家族にできることは、とにかく、いつも通りで接してあげること…だと思います。体調を整える、しっかり食事を食べさせる、笑顔で送り出す…。子供のメンタルの安定が、受験の成功へ繋がると思います。(千葉県 S・Rさん)
  • お子さんが、疲れていたらしっかり休養を取らせるようにしてあげたほうがよいです。いつになったら勉強するのかとヒヤヒヤすることもありましたが、結果的には志望受験の最後まで集中力が続いたと思います。(千葉県 K・Oさん)
  • 夏休みに、歯医者さんで親知らずと虫歯のチェックをした方がいいですよ。受験前に、こどもの好きなおやつや食事は、とてもいい気分転換になり、その後、能率がよくなるので、おすすめです。(東京都 M・Wさん)
激励~声かけはこんなふうに
  • 息子には、2月にはどこの大学行こうか迷うくらい合格するから、と半ば暗示のように笑って励ましました。模試に一喜一憂せずに、お子様を信じて、決してネガティブな事は言わずに、一番身近な保護者が信じてあげてください。きっと願いは叶います!(大阪府 S・Mさん)
  • 勉強以外の話もたくさんしてほしい。子供の様子が変わった時など、声がかけやすい関係を築けると思う。我が家は、子供の趣味の話をたくさん聞かせてもらいました。(愛知県 K・Kさん)
  • 受験生は、親が思う以上に、いろいろ考え、悩み、苦しんでいます。特に成績が振るわない時は、本当に辛い思いをしています。模試の成績をご覧になって、文句を言いたくなる時もあるかと存じますが、ぐっと堪えて、温かく見守って差し上げて下さい。私は成績が悪い時は見なかったふりをし、いい時だけ思い切り褒めました。親子とも、メンタルコントロールが一番大切です。ご自分も大切になさって下さいませ。(千葉県 A・Yさん)
  • どんな時でも子どもを信じ、また味方になって、常に前向きなメッセージを発信してあげて下さい。心配や不安から、つい説教じみた言葉を発信しがちになりますが、反感を買うだけでマイナスしかありませんよ。(東京都 T・Oさん)
  • よくお話することと、自分のお子さんの気持ちを大事に信じてみてください。お話しない子なら行動をよく見て、良いところをみつけてこちらから声をかけてください。受験されるのはお子さんです。ご本人が納得してご本人の口で語られるところが、一番良い進路なのだと思います。お子さんが笑顔で通える場所が見つかりますようお祈り申し上げます。(千葉県 W・Iさん)
子どもを信じて
  • 志望校を選ぶ時、保護者は、大学が有名かどうか、偏差値が高いか低いかなどを考えがちですが、そのようなことより、お子様が何に興味があり、何を大学で学びたいかを、しっかり聞いて、一緒に考えることがとても重要だと思います。そして志望大学が決まったら、お子様を信じて、健康面を重視して、全力が発揮できる環境をつくることを第一に考えることが大事だと思います。(東京都 K・Kさん)
  • 本人は想像以上に頑張っています。年齢相応のプライドもあり、親だとしても頼れない子もいるかもしれません。言うことをきかせるためにやりこめるのではなく、誠意を持って対応してあげてください。信じてあげてください。お子さんの周りには、自分以外の大人の味方が居ることを教えてあげてください。(神奈川県 H・Mさん)
  • 周りと比べないこと。本人を信頼すること。健康を考えた食事を用意すること。一人だけ苦しい時間を過ごしていると感じさせず、家族一丸で受験に臨むこと。(広島県 H・Nさん)
受験期の子どもとの接し方

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