受験期の子どもとの接し方受験期を振り返って~子どもの側から

受験という試練を乗り越えて大学生になったKei-Net特派員に、受験期を振り返って「親に感謝していること・嬉しかったこと」「親に言われたくなかったこと・嫌だったこと」について答えてもらいました。

同じ言葉や行為でも、子どもの受け止め方はそれぞれです。ここではさらに「こんな親でいてほしい!」という子どもの側からの希望も聞いてみました。親子のコミュニケーションの参考にしてください。

「Kei-Net特派員アンケート/2025年6~8月実施」より

親に感謝していること・嬉しかったこと
信じてくれた(任せてくれた)
  • 自分を信じろと言われたこと。最後の最後に背中を押してくれる存在は保護者だということを実感でき、安心して家を出ることができた。(茨城大理学部 ひだまりさん)
  • 志望校や学習のことにあまり口出しをせず、ほとんど任せてくれていた。ただ、アドバイスをお願いしたときにはしっかり答えてくれたので、大変ありがたかった。(筑波大総合学域群 しばふさん)
  • 私の場合は話し合いに話し合いを重ね、放任してくれた時が一番嬉しかったです。(お茶の水女子大理学部 ひつじねこさん)
  • 自分の考えた進路に対して全面的に肯定して応援してくれたので勉強を頑張れた。また、毎日ご飯を作ってくれたり、疲れた日には美味しいお菓子を買ってくれたりと身体面でも精神面でもたくさん支えてもらった。(福井大医学部 もふもふキャットさん)
  • 不安になり受験校を下げようと思っていたときに引き止めてくれたこと。(神戸大医学部 青熊さん)
  • 自分の決めた選択を尊重してくれたこと。(九州大法学部 じょーじさん)
生活面でサポートしてくれた
  • 塾の送迎や、食事の用意、家のこと全般をサポートしてくれて、勉強に専念することができた。(筑波大医学群 えーのさん)
  • 浪人生だったので、毎日のお弁当作りは本当に感謝していますし、時々ちょっとおいしいお菓子とかが入っていると心が温かくなりました。(東京農工大工学部 にわとりさん)
  • 高額なお金を払って塾に通わせてくれたこと。お弁当を用意してくれたこと。さまざまな面でサポートしてくれたこと。(名古屋大農学部 エピストリさん)
  • 塾の日にお弁当を用意してくれたこと。少し休憩していても、何も口出しせず、飲み物や軽食が必要かだけ聞いてくれたこと。(三重大生物資源学部 シロさん)
精神的に支えてくれた
  • 私の話をしっかり聞いてくれて、私の受験生活に向き合ってくれたこと。お弁当を毎日作ってくれたこと。(東北大工学部  N.N さん)
  • 自分の自己肯定感を上げてくれる発言をよくしていてくれたので、メンタルの面で崩壊することはなかった。(筑波大人文・文化学群 まろさん)
  • 塾があるときは、ほぼ毎日お弁当を作ったり、迎えにきたりしてもらい助かりました。志望校の相談も、いつでも親身に聞いてくれ、また私の意思を尊重したうえで私だけに委ねるのではなく自分の意見も言ってくれたことがよかったです。(早稲田大文化構想学部 きなこさん)
受験・勉強をサポートしてくれた
  • 金銭的援助と遠方の受験先の手配をしてくれたこと。(長岡技術科学大工学部 ふかざわさん)
  • 高3になって緊張感が出てきてから、いろいろな大学について調べたり、早いうちから受験当日の新幹線やホテルなどの予約を始めてくれたことも本当に助かりました。(静岡大理学部 勝さん)
  • 模試の結果などを見て、数字のみから冷静に成績について話をしてくれたのが有難かったです。自分だと頑張っているから大丈夫かもなど甘くなってしまいがちなので、数字のみから判断して行ける、厳しい、と言ってくれたことで冷静に判断できました。(大阪大基礎工学部 ひつじさん)
  • 河合塾のチューターとの面談や大学説明会に母親も参加して、受験情報を積極的に入手してくれたこと。自分の進みたい進路では、将来どういった職業に就くのか、といったことを社会人経験をもとに教えてくれた。(岡山大医学部  mm さん)
  • 受験方式日程、出願の仕方などを一緒にもしくは事前に調べておいてくれたことがスムーズに受験を進めていく上で本当に助かった。頑張っているのをいつも見守ってくれていて、弁当を当たり前のように作ってくれていて、本当に感謝しています。(九州歯科大歯学部 ストさん)
  • 全面的に受験制度調べや受験校について私の意見を優先しながらも一緒に考えてくれたことです。また、躊躇なくお金を出してくれたことにはとても感謝しています。(上智大法学部 スノーフレークさん)
  • 自分が興味のある分野について話した後に、こんな大学があるよ、と教えてくれたことです。(神戸学院大現代社会学部 スコップさん)
嬉しかった「励まし」の言葉
  • 成績が下がっても、良くなったところを見つけて、ほめてもらったときは嬉しかったです。また、自分が合格することを私よりも強く信じてくれていたため、自信にもつながったと思います。(北海道大総合入試理系 はるのいもこさん)
  • 私はどうしても医学部に行きたくて、親もそれをわかってくれていたので、弱音を吐くと、「曲げちゃいけないものだけは絶対に曲げるな!諦めるな!」と言ってくれたのが心強くて嬉しかったです。(信州大医学部 あゆみさん)
  • 模試や受験当日に作ってくれたお弁当に、手書きのメッセージ「今までよく頑張ったね!大丈夫!自分を信じて、fight!」などをつけてくれたこと。応援してもらえていることを感じられて、嬉しかった。(静岡大情報学部 いちごだいふくさん)
  • お金の問題で医学部進学をためらっていたが、「あなたの好きにしな。お金はどうにかするし。」と背中を押してくれたこと。(島根大医学部 らんしょうさん)
  • 〇〇(私)は頭がいいから大丈夫だよ。とか、軽く言ったつもりかもしれないけれど、安心した。(大阪公立大文学部 くるくるさん)
  • ただの「お疲れ様」一番沁みました。(兵庫県立大工学部  M さん)
  • 大丈夫だよ、できるよとたくさん声をかけてもらったことです!不安でいっぱいだった受験生活でそのような言葉が一番心が軽くなりました。(慶應義塾大薬学部 もんちゃんさん)
親にいわれたくなかったこと・嫌だったこと
過干渉
  • 自分の親はあまり成績に口出ししなかったため良かったのですが、やはり保護者から今の成績はどうだ、模試の結果はどうだと言われるのは嫌だと思います。学習面での相談は、親ではなく先生としたいので、精神面でのサポート第一で、あとはあまり干渉しない方がありがたいです。(静岡大理学部 勝さん)
  • 勉強するよう促されると、逆にやる気を失うということを感じたことがある人は多いと思います。(同志社大社会学部 はるさん)
  • 基本、家ではなく自習室で勉強していたので勉強していないと思われたこと。受験当日、1人で心を落ち着かせたかったのに会場まで付いてきたこと。(同志社大文化情報学部 甘党さん)
無知・無関心(突き放された)
  • 「そんな状況で受かるわけないじゃん」というような言葉は言ってほしくなかったです。ネットで見た極端な意見に左右されて、私にいろいろ口出してくるのに、すぐに意見を翻すのが嫌でした。(名古屋大農学部 エピストリさん)
  • 大学受験に関して以前自分が言ったことを忘れたり、気持ちが変わったりするのは構わないが、何も言っていなかったかのように振舞ったのは嫌だった。自分の言葉に責任をもってほしかった。(京都大経済学部  Ronin さん)
  • わかりもしないのに勉強の内容についてあれこれ言ってくるのが嫌だった。保護者会で聞いたことや、インターネットで得た受験に関する知識を何度も言い聞かせてくるのが嫌だった。(東邦大医学部 ニジマスさん)
  • 勉強しているけど成績が上がらずメソメソしているときに、「メソメソしてらんと勉強しなさい」と言われたこと。(産業医科大医学部 クロワッサンさん)
他者(兄弟・友達)との比較
  • 何度も確認してきたり、偏差値や同じ高校の人がどこを合格したなどばかり話してくることがストレスだった。私があまり頭が良くないのでその話を聞いて劣等感を感じた。(福井大医学部 もふもふキャットさん)
  • 周りの受験体験話をしてくれるのはいいのですが、あまりにもその話ばかりされると自分はそんなにできていないなと思い詰めてしまったので、それはかなり嫌でした。(神戸学院大現代社会学部 スコップさん)
  • 「お姉ちゃんはもっとやる気があったよ。」と言われたこと。(産業医科大医学部 たかさん)
お金の愚痴
  • 「期待していないけど、お金は無駄にしないで」「抑えすら落ちたらどう責任とる?」「大学全部落ちたら家事全部やりながら仕事しろ」といわれたこと。(長岡技術科学大工学部 ふかざわさん)
かみ合わない(タイミングが悪い)
  • あまり無理しないで、とよく言われ、もちろん気遣いの言葉だとはわかっていましたが、自分がいま頑張ろうとしているのにブレーキをかけられたような気持ちになり、自分は言ってほしくなかったです。(東京大文科一類 くまさん)
  • 指定校推薦を勧めてきたことです。指定校推薦が嫌なわけでなく、自分の中で勉強の成果を筆記試験という形で示したいという思いがあったので、自分の覚悟を認めてもらえていなかった気がして嫌な気持ちになりました。(上智大法学部 スノーフレークさん)
  • 必要ない手助けを良かれと思ってしてきたことです。自分の中でルーティンが決まっていることなどもあるので、受験直前になって変えるのは嫌でした。(早稲田大文学部  S さん)
傷ついた言葉・プレッシャーを感じた言葉
  • スランプで勉強できなくなったときに、浪人するという4月の自分の決断に責任を持って勉強するように言われたこと。(北海道大農学部 ふとんさん)
  • 「勉強だけしていればいいと思っているでしょ」。そうかもしれないし、実際そうなのではあるが、受験生に向かってそれを言うのは……と思った。(茨城大理学部 ひだまりさん)
  • 模試の成績でぐちぐち言われるのが嫌でした。本番じゃないのに落ちる落ちる言わないでほしいです。(お茶の水女子大理学部 ひつじねこさん)
  • 嫌だった言葉は「勉強があまりできていないことはわかっているから」です。自分の可能性をあきらめたくなかったので少し寂しかったです。(東京農工大工学部 にわとりさん)
  • もっと上の大学へ出願しないの?と言われたこと。(横浜国立大経済学部  Hello さん)
  • 私は工学部志望で、悪気は無かったかもしれませんが、「工学部なんか行って将来何をするの?」と言われた時は悲しかったです。違う学部の方を望んでいるように感じました。(京都大工学部  いんぴーだんすさん)
  • 塾から早めに帰った時などに「もう帰ってきたの?」というような言い方だと少し嫌な気分になりました。(大阪大基礎工学部  ひつじさん)
  • 「頑張れ」という言葉。追い詰められているときに言われると、「こんなに頑張っているのに…」と卑屈になってしまうから。(島根大医学部 らんしょうさん)
こんな親でいてほしかった!
生活
  • 携帯をあずかってもらいたかった。テレビを消して欲しかった。(北海道大法学部 りりさん)
  • 雨の日の送迎。(岩手大人文社会科学部 嵯峨さん)
  • 食事の時間に、家族団欒を兼ねて家族で話していたが、この声が聞こえてきて気が散ってしまったので、配慮してほしかった。(静岡大情報学部 いちごだいふくさん)
  • 食事に気を使って欲しかった。また、受験の情報をもっと調べて寄り添って欲しかった。(大阪公立大文学部 くるくるさん)
  • CMなどで見る夜食を部屋に持ってきてくれるやつはちょっとして欲しかったかも…。(立教大経済学部 がんばれるぞ!さん)
知識
  • 受けたい大学の受験方式について早いうちから一緒に理解しておくことです。(静岡大理学部 勝さん)
  • 受験生の保護者同士との意見交換。(大阪大経済学部  TSK さん)
  • 最低限の受験の知識を身につけてほしかった。(横浜市立大国際商学部 ひこうきさん)
子どもへの接し方
  • 勉強方法や時間の使い方について口出しせずに、そっとしておいてほしかった。(筑波大医学群 えーのさん)
  • 学校選びの資料や共通テスト演習や赤本、医学部の選び方や面接の雑誌などたくさん買ってくれたのは嬉しかったが、自分が欲しいと思っていないものなどもたくさん買ってきたりするのはプレッシャーだったし、受からなかったらどうしようという焦りにもつながった。また保護者が心配性すぎることがストレスに感じた。(福井大医学部 もふもふキャットさん)
  • 一貫性のある発言をしてほしかった。(上智大文学部 チャロさん)
  • 自分の進路を自分で決めたかった。口出ししてほしくなかった。(中央大法学部 プーさん)
  • 勉強している時、休憩時間は話しかけてこないで欲しかった。(東洋大国際学部 いちごさん)
  • お金の面で責められると何も言えないので責めないでほしかったです。(同志社大文化情報学部 甘党さん)
受験期の子どもとの接し方

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