- 2023年10月29日開催

「高校・大学・社会 学びと成長のリアル」刊行記念イベント
「学校と社会をどこまでつなげるか」~10年調査から考える課題~
本イベントは終了いたしました。当日見逃した方は[アーカイブ映像]からご覧ください。
開催趣旨
どんな高校生が大学、社会で学び・成長していくのか。
2013年から約10年間にわたって生徒・学生の成長・変化を追跡してきた「学校と社会をつなぐ調査」(通称:10年トランジション調査)。
昨年開催した最終報告会&シンポジウムでは、高校から大学・社会への移行において、高校時代の資質・能力や態度が初期キャリアを決定づけるわけではなく、経験と学びを積み上げることの重要性が考察されました。
一方で、この10年の間に、学びを取り巻く環境は、学校の中だけでも「主体的・対話的で深い学び」「探究」「個別最適な学び」「1人1台端末の整備」と、大きく変化してきました。さらに、生徒・学生は、オンライン上に膨大に存在する最新の知識・情報に簡単にアクセスすることが可能で、学びの場は学校の外にもどんどん広がっています。
そこで今回は、このような教育環境の変化も踏まえて、どこまで学校と社会をつなぐのか、どうやってつなぐのか、その在り方について、さまざまな立場の方から報告・コメントをいただき、議論を深めてまいります。
プログラム
講演タイトル | 登壇者 |
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学校・社会をつなげた10年調査の成果とつながらない部分の提案 -未来の学校教育を考える- | 溝上 慎一 氏 (学校法人桐蔭学園 理事長 / 桐蔭横浜大学 教授 / 学校法人河合塾 教育研究開発本部 研究顧問) |
広がる生徒の学びの場と学校の課題 | 五十棲 浩二 氏 (経済産業省商務・サービスグループサービス政策課 教育産業室長) |
生徒主体の学びを実現するための学校・教員のあり方 |
内堀 繁利 氏 (長野県教育委員会 教育長) |
パネルディスカッション | 溝上 慎一 氏 × 五十棲 浩二 氏 × 内堀 繁利 氏 ファシリテーター:濱中 淳子 氏 (早稲田大学教育・総合科学学術院 教授) |
アーカイブ映像
学校・社会をつなげた10年調査の成果とつながらない部分の提案-未来の学校教育を考える-
溝上 慎一 氏 (学校法人桐蔭学園 理事長 / 桐蔭横浜大学 教授)
広がる生徒の学びの場と学校の課題
五十棲 浩二 氏 (経済産業省商務・サービスグループサービス政策課 教育産業室長)
生徒主体の学びを実現するための学校・教員のあり方
内堀 繁利 氏 (長野県教育委員会 教育長)
パネルディスカッション
溝上 慎一 氏 × 五十棲 浩二 氏 × 内堀 繁利 氏
ファシリテーター:濱中 淳子 氏 (早稲田大学教育・総合科学学術院 教授)
参加者質問への登壇者回答
当日の参加者アンケートにおいて皆さまからの寄せられたご質問に、登壇者の方々が回答しています。
PDFファイルをダウンロードしてご覧ください。
溝上先生による質問への回答の補足です。あわせてご覧ください。
- 溝上慎一の教育論(動画チャンネル)より
開催概要
開催概要 | |
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日時 | 2023年10月29日(日) 14:00 ~ 16:30 |
形式 | Zoomウェビナー形式 |
対象 | 主に、中学校・高等学校等の教員、大学教職員、企業の人材育成担当者など |
定員 | 300名 |
参加費 | 無料 |
- 登壇者プロフィール 〈敬称略〉
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溝上 慎一(みぞかみ・しんいち)
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学校法人桐蔭学園 理事長 /
桐蔭横浜大学 教授 /
学校法人河合塾 教育研究開発本部 研究顧問「学校と社会をつなぐ調査」プロジェクト企画者。京都大学博士(教育学)。専門は、青年・発達心理学、教育実践研究(学びと成長、学校から仕事・社会へのトランジション、アクティブ・ラーニングなど)。京都大学助手、講師、准教授、教授を経て、現職。桐蔭横浜大学学長(2020-2021年)。文部科学省教育課程企画室 教育研究開発企画評価会議 委員、文部科学省・日本学術振興会「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」委員会委員長のほか、大学・高等学校の評価委員・指導委員を多数務める。
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五十棲 浩二(いそずみ・こうじ)
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経済産業省商務・サービスグループサービス政策課 教育産業室長
2001年経済産業省入省。資源エネルギー庁、内閣府、環境省などを経て、2014年官民交流制度により中高一貫校に出向。2017年に経済産業省政策審議室にて教育産業室の立ち上げに関わったのち、同省を退職。中高一貫校勤務(校長補佐)、私学修学支援センターの立ち上げ、慶應義塾大学特任講師等を経て、2022年7月より経済産業省教育産業室長。
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内堀 繁利(うちぼり・しげとし)
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長野県教育委員会 教育長
長野県等で高等学校教諭、教育委員会事務局、軽井沢高等学校長、上田高等学校長などを経て、2018年定年退職。長野県で高校改革推進役として学びの改革を中心に高校改革を推進。2022年より現職。文部科学省中央教育審議会「新しい時代の高等学校教育の在り方WG」、「通信制高等学校の質の確保・向上に関する調査研究協力者会議」、「地域との協働による高等学校教育改革推進事業・企画評価会議」のほか、「全国高校生マイプロジェクトアワード」審査員等も務める。
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濱中 淳子(はまなか・じゅんこ)
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早稲田大学教育・総合科学学術院 教授
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。専門は、教育社会学、高等教育論。主な著書に、『「超」進学校 開成・灘の卒業生』(ちくま新書、2016年)など。いわゆる進学校に着目し、卒業生調査を用い高校時代の経験とキャリアの関連性を分析する他、『大学入試改革は高校生の学習行動を変えるか』(共著、ミネルヴァ書房、2019年)では、高校生の学習行動を進学校や部活動との関連から分析・発表している。
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※所属・役職・講演内容は開催当時のもの
関連書籍
- 学校と社会をつなぐ調査関連書籍
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高校・大学・社会 学びと成長のリアル
-「学校と社会をつなぐ調査」10年の軌跡- -
2023年10月発行
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高校・大学・社会 学びと成長のリアル
- 関連リンク
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- 最終報告会&シンポジウム「高校・大学・社会-学びと成長の10年を追う-」
- 河合塾レポート「高校のキャリア教育・探究学習が大切な理由」
- 「学校と社会をつなぐ調査」から見えること(Guideline2023年7・8月号)
- 学校と社会をつなぐ調査(河合塾グループサイト)
- 学びみらいPASS
社会人3年目を対象とした最終調査の分析報告を踏まえ、高校・大学の教育に活かすため、研究者・実践者とさまざまな視点で議論を深めました。
「学校と社会をつなぐ調査」の分析から、高校でのキャリア教育・探究学習の重要性が見えてきました。
溝上先生による分析結果の解説と鴎友学園女子中学高等学校の先生方との意見交換で、調査結果をどう学校現場につなげるかを考えました。
これまでの成果報告書などをご覧いただけます。
学習・生活実態をタイプ分類するアセスメント「LEADS」は、学校と社会をつなぐ調査をもとに開発しました。
お問い合わせ
- 学校法人河合塾 教育研究開発部 学校と社会をつなぐ調査事務局
- Email:kkt@kawai-juku.ac.jp
- 対応時間:10:00~17:00(土・日曜・祝日を除く)
- ※お問い合わせの際にご提供いただく個人情報は、お問い合わせへの対応のみに利用いたします。