受験期の親子関係まず親が無理をしない

初めて「受験生の親」になる方はもちろん、すでに上のお子様で大学受験を経験したことがあったとしても、子どもの受験期には親としての不安や悩みの種は尽きないようです。家庭に受験生がいる、というだけでも相当な緊張感、プレッシャーがあるものです。
そのような中で「よい受験生の親にならなければ」と力みすぎてしまうのは危険です。無理をしている姿は子どもにも伝わるもの。それがかえって子どもの負担となってしまう場合もあります。親にしてほしくなかったこととして「過剰に気をつかってくれること。プレッシャーになるので自然体でいてほしかった」という子どもの声も聞かれます。
もちろん、健康管理や進路相談など親ならではの役割がありますが、「受験生の親としてこうあらねば」という思いばかりにとらわれると、親の方が参ってしまいます。まず、親が無理をしないことです。ご自分のやりたいことや言いたいことを全て我慢していては一年間を乗り切ることができません。親にも適度な息抜きが必要なのです。

保護者アンケートより受験期の不安について

お子様の受験期に感じた不安について聞きました。成績はもちろん、お子様のやる気、お子様の生活面・精神面を心配したというコメントが目立ちました。直前期には本人はもちろん家族もコロナやインフルエンザに罹患しないか心配だったという声も聞かれました。
※保護者アンケート:2024年4月実施

受験期に不安を感じたことがありましたか?
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どのようなことに不安を感じましたか?(複数回答可)
どのようなことに不安を感じましたか?
  • 志望順位の高い大学以外は合格しても行かないと言われ、浪人の場合、経済的に大変なので悩みました。(千葉県 Y・Mさん)
  • 受験方式が多いことはメリットだったが、大学ごとに異なり複雑化していること。(愛知県 M・Mさん)
  • 本人の志望と現実の差、また来年も合格できなかったらどうしたらいいか、親として何ができるかなど。(福島県 K・Mさん)
  • 一般入試までの体調面や、心の状態、勉強の進め方など。推薦で合格した友達がたくさんいたので不安定な状態が見られて心配だった。(神奈川県 J・Iさん)
  • 併願校選択と受験スケジュール計画が妥当であるか。(東京都 K・Iさん)
  • 帰宅してからの生活しか見えないため、家でのんびりして、夕飯のあとに動画をよく見ていたり、動画を見ながら長風呂だったりして、勉強しなくて大丈夫なのだろうかと、不安に思っていた。(東京都 R・Nさん)
  • もともと夜型だったのがさらにひどくなり、夜中の3時を過ぎることもしばしば。少しでも早く寝るよう促しても、あまりしつこく言うと本人もわかっている分、イライラしてしまう。気になりながらも、あまり強く言えない部分があり、体調のことも気になりながら、見守る日々でした。(大阪府 Y・Nさん)
  • 模試の結果、志望校はE判定が多かった。生活面では、夜型の生活が続いた。こちらからの質問に、どうせ話してもわからないからと答えてくれなかった。(北海道 R・Oさん)
  • 学びたい進路が明確だったため、やる気には心配を感じなかったが、努力が成績に結びつかないこともあり心配であった。(徳島県 H・Kさん)
受験期の親子関係

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