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受験期の親子関係励ましの言葉はタイミングよく~一歩譲って冷静に

がんばっている子どもに励ましの言葉をかけたくなるのが親心というもの。しかし、この励ましが子どもにとってかえってプレッシャーになることもあるようです。

「もうだめだと弱気になっているときに、志望校下げたら?と何度も言われたのは嫌だった。母なりの励ましであったのはわかるが、私的には弱気になっていても志望校を下げるつもりはなかったため、しつこいなあと思ってしまった。」(東北大経済学部 ぴ~ちゃんさん)

「ご飯の時間に勉強の話をされたこと。気分転換となるご飯のときには勉強のことを少し忘れたかった。」(神戸大農学部 ここあさん)

個人差はあるでしょうが、よかれと思った励ましの言葉が、受験期の子どもに重く響いてしまうこともあるようです。また、「勉強しなさい」の一言もなかなか難しいものです。勉強しなくてはと自分でも思っているところに親からうるさく言われてやる気がなくなってしまった、といった声は毎年よく聞かれます。
どんな言葉も大切なのはタイミング。まるで口癖のように「がんばれ」「勉強しろ」と言われ続けたら、子どももうんざりしてしまいます。
まずは子どもの努力を認めること。そして、努力が結果となって表れた時には褒める。うまくいかなかった時にはさりげなく次のチャンスに目を向けるよう示唆する、といった態度が望まれます。

熱心な親によくありがちなのが、受験生本人より受験にのめり込むといったこと。

「模試の成績が悪いと叱られることが非常に嫌だった。しかも自分は8月まで割といい成績を取ったのに、1回だけ10月の模試で失敗したらまるで今までの成績も悪いかのように叱られるのが非常に不快だった。」(電気通信大情報理工学域 K.T.さん)

主役はあくまでも受験生本人。親は子どもの様子によく注意しながらも、温かく見守りたいものです。

ほかに気をつけたいのは、「大丈夫なの?」「こんな点数しか取れなかったの?」「(合格が)早く決まらないの?」「また落ちたらどうするの?」など、ついつい自分の不安を子どもにぶつけてしまう言葉。今更どうにもならないことや、答えようのない問いかけをされても子どもは困るばかりです。
また、「落ちたら就職だからね」など、感情に任せてつい言ってしまった言葉や、「良い大学に入ってくれなきゃ親戚に恥ずかしいじゃない」など自分の都合を押しつけるような言葉も、子どもは反感を覚えます。
長い受験期、たまには親子ゲンカもあるでしょうが、親としては一歩譲って冷静になりたいものです。

保護者アンケートよりお子様につい言ってしまって後悔していること

※保護者アンケート:2020年4月実施

  • あなたにはお金がかかる、と言ってしまったこと。(神奈川県 Y・Mさん)
  • 志望大学に対して努力が足りないように感じたので、やる気がないなら受験をやめるように言ったこと。(千葉県 N・Wさん)
  • ああすれば、こうすれば良かったねと過去のことを言ってしまうこと。(東京都 W・Sさん)
  • 下の子と比較してしまったこと。「○○はやっぱりすごいな」など。(栃木県 K・Kさん)
  • お互いのストレスが溜まってきたことによるイライラで言い争いになった時に「勝手にしたら?!」と言ってしまった。1番辛いのは本人なのに、受け止めきれなかったこと。(福井県 H・Eさん)
  • 子どもはやりたいことがはっきりしていてチャレンジしているのに、ついつい行けるところでいいんじゃないの、と親の都合を優先したこと。(岐阜県 Y・Hさん)
  • 受験期近くになり双方気が立っていて、売り言葉に買い言葉で1週間口をきかない期間があったこと。すぐに話し合いの場を作ればよかった。(愛知県 N・Mさん)
  • 半日ダラダラしていると、勉強しなくていいの?とつい言ってしまう。本人は本人なりのペース配分があるので、ほっておいてほしいと訴えられた。子どもを信じるという親の忍耐力も鍛えられた1年であった。(兵庫県 U・Aさん)
  • 信用して見守る事が難しく、そんな事で大丈夫なのか、もっとこうしたらと口出しをした。(大阪府 K・Aさん)
  • 目標にしてる学校よりかなり下の学校を勧めた時。やりたくない事をする大学なんて行っても意味がないと言い返された。(神奈川県 A・Mさん)
受験期の親子関係

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