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受験期の親子関係まず親が無理をしない

初めて「受験生の親」になる方はもちろん、すでに上のお子様で大学受験を経験したことがあったとしても、子どもの受験期には親としての不安や悩みの種は尽きないようです。家庭に受験生がいる、というだけでも相当な緊張感、プレッシャーがあるものです。
そのような中で「よい受験生の親にならなければ」と力みすぎてしまうのは危険です。無理をしている姿は子どもにも伝わるもの。それがかえって子どもの負担となってしまう場合もあります。親にしてほしくなかったこととして「過剰に気をつかってくれること。プレッシャーになるので自然体でいてほしかった」という子どもの声も聞かれます。
もちろん、健康管理や進路相談など親ならではの役割がありますが、「受験生の親としてこうあらねば」という思いばかりにとらわれると、親の方が参ってしまいます。まず、親が無理をしないことです。ご自分のやりたいことや言いたいことを全て我慢していては一年間を乗り切ることができません。親にも適度な息抜きが必要なのです。

保護者アンケートより受験期の不安について

お子様の受験期に感じた不安について聞きました。成績はもちろん、お子様の生活面・精神面を心配したというコメントも目立ちました。またコロナ禍の中、お子様の健康面や経済面に不安を感じる方の割合が前年より高くなりました。
※保護者アンケート:2022年4月実施

受験期に不安を感じたことがありましたか?
受験期に不安を感じたことがありましたか?
どのようなことに不安を感じましたか?(複数回答可)
どのようなことに不安を感じましたか?
  • 志望校に合格するには厳しい成績のままでしたので、いつも心配でした。また第一希望の大学に合格できなかった場合、遠方の大学に進学するのか浪人するのかがなかなか決まらず不安でした。(愛知県 K・Kさん)
  • 朝早く学校に登校して、夜遅く帰ってくるので、寝不足や体調不良が特に気になっていた。コロナもあり体を休めさせてあげたかった。(大阪府 M・Iさん)
  • 目標がぼんやりしていて、必死さが伝わりにくかったこと(福岡県 N・Kさん)
  • 自分自身の受験経験がないので、助言の仕方がわからなかった。また、受験制度も知らないことが多かった。親が想像している以上に子供の感じるプレッシャーが大きかったようで、接し方の面で反省することは多かった。(北海道 T・Sさん)
  • 12月に成績が下がった時に受験校の変更をすべきか、またどこまで増やしたら良いか悩みました。上位校の情報はある程度調べていても、安全校の情報が足らなく決めるのが大変でした。(千葉県 K・Kさん)
  • 入試間近になっても、偏差値ギリギリだったため不安でした。また、過去問も著作権の関係で公開されておらず、最後の最後まで不安の中でした。受験するにあたり、何校受けるのか、合格発表と、入学金振込の時期などで、いくらの資金を用意するべきなのかなど。(福岡県 Y・Iさん)
  • あまり口出ししすぎると本人が嫌がると思いなるべく自由にさせていたが、やはり適度な会話が必要だったと反省している。今回は失敗したと思う。(東京都 T・Hさん)
受験期の親子関係

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