思考力・表現力シリーズ | 活用事例埼玉県立越谷南高等学校
学校を挙げて取り組む読解力育成プログラムの効果測定として
採用商品:チェック
1年生から3年生まで、全学年でチェックを実施。学校独自の教科横断的学習の効果測定としてお使いいただいています。
学校データ
- ■埼玉県越谷市
- ■男女共学の県立高校
- ■普通科/外国語科
- ■1学年350名程度
- ■一般選抜と総合型・学校推薦型選抜の割合
約6:4 - ■高等学校Webサイト
- 導入前の課題
- 学校独自の読解力育成用プログラムの効果測定に課題を感じていた
- 選んだ理由
- 広いテーマを扱う独自プログラムに合わせ、「思考力・表現力チェック」では、文化・社会・科学という特定の教科に偏らない3テーマで効果測定ができるため
- 導入後の 成果・効果
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- 1~3年生の全学年が適切なレベルですべてのテーマを受験できている。問題量も多すぎず生徒への負担感もちょうどいい
- 大学入学共通テストで求められる「思考力・判断力・表現力」が5つに分けて数値化されており、これらを能力ごとに評価できるため、学年ごと・生徒個々の特徴を把握するのに役立っている
導入時期
学校独自の読解力育成プログラムで、教科横断的な課題に取り組む「PISAタイム」の効果測定として1学期と3学期にそれぞれチェックを実施。
3年間かけて文化・社会・科学の全テーマに触れられるよう計画している。
ご担当先生のコメント
読解力育成プログラムの効果測定として、全学年で取り組んでいます
竹内 智大 先生(教務主任)
本校では、教科横断的な課題に取り組むPISAタイムを全学年で導入しています。これは子どもたちの読解力低下を課題として設置した本校独自のプログラムで、調査→分析→発表→振り返り→ブラッシュアップの工程を繰り返すことにより、読解力を高めることを狙いとしています。そして、思考力・表現力チェックは、この学習の効果測定のために採用しています。
PISAタイムでは、全教員の参加によって世界の出来事や時事問題を含む広い分野から課題を取り上げています。よって効果測定も特定の分野に偏ることなく行う必要がありますが、思考力・表現力チェックには文化、社会、科学の3テーマがあるため、3年間を通じてすべてのテーマに触れられるよう、計画的に導入しています。
以前はレベル感を考えて3年生のみ思考力・表現力テストを受験したこともありましたが、2025年からは思考力・表現力チェックがタイプAとタイプBの2レベルから選択できるようになりました。そのため、1年生から3年生までの全学年が適切なレベルですべてのテーマを受験することができるようになり、助かっています。多すぎない問題量も、生徒への負担感という意味でちょうどいいと考えています。
PISAタイムの狙いは前述のとおり読解力の育成ですが、同時に「考える力」や「表現する力」も鍛えます。これらの力は、大学入学共通テストでも思考力・判断力・表現力として求められている入試直結の力です。思考力・表現力チェックでは、これらの力を5つに細分化して数値化し、能力ごとに評価してくれるため、学年ごとの特徴、そして個々の生徒の特徴を把握するのに大変有効です。
3学年で1,000人規模となる生徒へのフィードバックはどうしても大変なのですが、今後は復習用の動画やアドバイスシートの活用などを通じて受験後のフォローにも力を入れ、生徒たちに伴走していきたいと考えています。
- 所属・役職は2025年9月時点のもの


