思考力・表現力シリーズ | 活用事例佐賀県立鳥栖高等学校
受験学年になる前に、答案作成のポイントを身につけさせるために
採用商品:ワークチェック
3年生になって模試を受験するときまでに答案作成のポイントを身につけさせておくため、 2年生でワークとチェックを段階的に実施いただいています。
学校データ
- ■佐賀県鳥栖市
- ■男女共学の県立高校
- ■普通科
- ■1学年240名程度
- ■一般入試と総合型・推薦型等入試の割合
約8:1 - ■高等学校Webサイト
- 導入前の課題
- 設問のねらいと異なる解答を思い込みで書いてしまったり、論述の形式になっていなかったりする生徒がいること
- 選んだ理由
- ワークからチェックへの流れで、模試を受験する前に答案作成のポイントを学習させ、効果測定ができるため
- 導入後の 成果・効果
- 以前までは3年生にならないと気づけなかった答案作成の課題を、2年生のうちに把握できた
導入時期
入学直後に読解力や発想力につながるリテラシーを学びみらいPASSで測定し、生徒個々の力を把握したうえで、2年生1~2学期に短期間でワーク→チェックを実施。学びを活かしてすぐ答案作成することで、効果測定を行う。

ご担当先生のコメント

段階的な指導教材で、早期に答案作成力を育成できます
森 一信 先生(進路指導主事)
3年生の4月に他社の小論文対策模試を実施していますが、なかには設問のねらいと異なる解答を思い込みで書いてしまったり、論述の形式になっていなかったりする生徒がいることが課題でした。そうなると教員の添削指導の負担も重くなります。ですから、なんとか早い段階で答案作成のポイントを学習させられないかという思いがありました。
そこで、思考力・表現力ワークに2年生で取り組むことにしました。7~9月に3コマに分けて実施します。授業は担任が行いますが、教員ガイドがありますので、授業前にはこれを読み込むことで準備できました。テーマに関する知識がない場合はより身近な例を挙げることで理解が進みますから、本校では、ワークにあるものと同じテーマの人口増減グラフを鳥栖市のデータでも準備し、課題文・設問・グラフからどのように情報を読み取るか、そしてそこから推察できることはなにかを、誘導しつつじっくり指導しました。
そのようなワークでの学習を経たうえで、2年生の10月には同じテーマで思考力・表現力チェックを実施しています。学びを活かして答案を作成できているか確認する、効果測定の位置づけです。
生徒たちの成績ですが、全体的にabilityごとの評価が高く、ワークでの学習効果を実感しています。以前までは3年生にならないと気づけなかった答案作成の課題も、2年生のうちに把握できました。
本校では『学びみらいPASS』(PROG-H)を1年生の4月に受験し、読解力や発想力につながるリテラシーの測定によって早い段階で生徒個々の力を把握しています。チェックのabilityによる評価も、これと合わせて生徒個々の特徴把握や指導に反映できるため、とても助かっています。