思考力・表現力シリーズ | 活用事例上野学園中学校・高等学校
ますます増える総合型・学校推薦型入試への対策を見据えて
採用商品:ワークチェックテスト
2年生でワークおよびチェック、3年生でテストをご採用いただき、低学年から段階を踏んで思考力・表現力を鍛える取り組みをされています。
学校データ
- ■東京都台東区
- ■男女共学の私立中高一貫校
- ■普通科(特別進学コース・総合進学コース)/音楽科
- ■1学年160名程度
- ■一般入試と総合型・推薦型等入試の割合
約3:7 - ■高等学校Webサイト
- 導入前の課題
- 学校として、進学実績を上げるために総合型選抜などの多様化する入試対策にも力を入れていきたい
- 選んだ理由
- 河合塾の教材への信頼感と、実際に総合型選抜で受験した生徒たちが図表読み取り式の総合問題に苦戦したことから
- 導入後の 成果・効果
- 問題に触れたことが知識の引き出しを増やすことにつながり、結果として面接対策にもつながった
導入時期
2年生で各学期1テーマずつ、〈ワーク+模擬採点〉→〈チェック+模擬採点〉と、6コマで実施。進級後の3年生でテストを受験し、付け焼き刃でない思考力・表現力を育む。

ご担当先生のコメント

自分を伝える力や書く力を育成するため、段階を踏んで取り組んでいます
笹野 佳代子 先生(進路指導部)
本校では、朝学習を利用するなどして「書く」練習を多いときで週3回程度行っています。総合型や学校推薦型で受験する生徒が多い本校の場合、「書く」ことを避けては通れないからです。思考力・表現力シリーズを2年生で導入したのも、自分の考えを書いて表現する練習はなるべく早い段階からのほうがよいと考えたためです。
ワークは普通科2年生の探究で利用していますが、「文化と私」は映画やアニメがトピックだということもあってか授業の雰囲気は和気あいあいとし、楽しく取り組むことができています。まずグループワークで話しあい、そのあとで自分の考えをまとめて書いてみるという流れになっているため、「書く」ことに対するハードルが下がっているように感じます。低学年のうちから「書く力をつけよう」と声掛けしているものの、やはり書くことに抵抗がある生徒が多いのが現状ですので、書かない・書けないままに生徒を置いていかない仕組みは助かります。
なお、チェックはワークで学んだことを受験により近い形式で確認する目的で取り組ませています。答案の返却後にはクラスメイトの答案や模範解答の模擬採点を取り入れながら授業内で復習を行っていますが、問題に触れたことがこれまで知らなかった知識を得るきっかけにもなっているようです。知識の引き出しを増やすことは結果的に面接対策にもなりますので、これは嬉しい効果でした。
教材についてですが、ワークとチェックには教員ガイドがついています。これに沿って授業をすることで、複数の教員が指導を担当しても授業内容の均一化ができて助かっています。もともと、教員ごとに教材を準備する負担感や、複数の教員が担当することで指導の内容や質に差が出てしまうことも課題のひとつでした。3年生で受験する予定の思考力・表現力テストについては、生徒が受験していないテーマのテストを教材として用いることができるため、幅広いテーマの問題に触れさせようと考えています。