地学基礎
共通テストに向けてどのような学習を行えばよいのか、河合塾講師からの学習アドバイスをご紹介します。また、共通テストの設問別分析や平均点の推移などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
河合塾講師からの学習アドバイス
※下記のアドバイスは、2026年度共通テストにむけたものです。
地学基礎学習アドバイス
- 1.中学理科の地学分野も確認しておこう
- 知識問題に関しては、「宇宙の構成」分野で、地学基礎の教科書には掲載がなく、中学理科で学習した内容が含まれるような問題が出題されています。中学理科の地学分野で扱われている事項は既知のものとして今後も共通テストで出題される可能性がありますので、地学基礎を学習していく際には、中学理科の地学分野もあわせて学習していく必要があります。
- 2.教科書や資料集に掲載されている写真に見慣れておこう
- 地学に関するさまざまな現象や事物(化石や堆積構造、天体など)の写真を用いた問題が共通テストで出題されることがあります。地学用語の語句だけを覚えるのではなく、教科書や資料集に掲載されている写真を通じて、それが実際にどのようなものなのか、どのようにして形成されるのかなどを理解していくことが重要です。
- 3.図表を作成してみよう
- 考察問題に関しては図表を用いた問題が多いので、問題で与えられた文章や図表中の重要事項を的確に抽出し、自分が記憶している地学基礎の基本的知識と結び付けて解答していくことが必要になります。教科書に掲載されている探究活動の図表の作成などを行い、その結果から地学現象に関連付けた考察が導出できるような学習が望まれます。
2026年度共通テスト「地学基礎」問題構成と設問別分析
問題構成
| 大問 | 分野 | 配点 | マーク数 | テーマ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 地球 | 20 | 6 | A 地球の構造と地震 |
| B 火山と岩石 | ||||
| C 生物の大量絶滅と地質構造 | ||||
| 2 | 大気と海洋 | 10 | 3 | A 大気 |
| B 海洋 | ||||
| 3 | 宇宙 | 10 | 3 | A 宇宙と太陽 |
| B 太陽系 | ||||
| 4 | 環境 | 10 | 3 | 自然災害 |
| 合計 | 50 | 15 | ||
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設問別分析
- 第1問
- 地球分野からの出題であった。問1は、地球の内部構造に関する知識問題であった。問2は、地震の発生時刻を計算する問題であった。大森公式から両地点の震源距離が2倍異なり、揺れが始まる時刻の差が4秒であることから、震源から地点Bまでも4秒要したことがわかる。問3は、火山に関する問題であった。下線部(b)は海を越えた地点まで分布していることに注目すれば、溶岩ではないことが推測できる。問4は、変成岩に関する問題であり、文章を丁寧に読む必要があった。問5は、地球の歴史に関するやや細かい知識を問う問題であった。問6は、褶曲に関する基礎的な問題であった。
- 第2問
- 大気と海洋分野からの出題であった。問1は、天気図に関する基礎的な問題であった。問2は、大気大循環に関するやや細かい知識を問う問題であった。問3は、深層循環に関する問題であった。図3の酸素飽和度を示すグラフは深層の範囲(概ね1000mよりも深い部分)に注目することが重要である。
- 第3問
- 宇宙分野からの出題であった。問1は、宇宙の晴れ上がりに関する知識問題であった。空欄アは単位が「億年前」であることに注意が必要である。問2は、太陽の誕生と現在の太陽における核融合反応に関する知識問題であった。問3は、太陽系の知識に加えて、大気分野の知識を必要とする問題であった。仮定した状況を考えるためにはそれぞれの現象の原因や用語の意味を正確に把握している必要があり、難しかった。
- 第4問
- 主に環境分野からの出題であった。問1は、津波に関する知識問題であった。問2は、津波に関する計算問題であり、mとkm、秒と分の単位換算に注意する必要があった。問3は、火成岩と風化に関する知識を必要とする問題であった。空欄エはT先生の発言中にある「粗粒の鉱物からなり」という箇所を見逃さない必要があった。
共通テスト「地学基礎」平均点の推移
| 年度 | 2026年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平均点 | 28.17 | 34.49 | 35.56 | 35.03 | 35.47 |
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- 共通テスト 科目別学習アドバイス


