英語(リーディング)

共通テストまでの残りの期間でどのような学習を行えばよいのか、河合塾講師からの学習アドバイスをご紹介します。

学習アドバイス -あと45日で押さえるポイント

英語(リーディング)学習アドバイス

第3回共通テスト模試の平均点は61.3点でした。力が着実についてきていると思われる人もいる一方で、今年度出題された新形式の第4問や第8問、共通テスト特有の形式である第2問の読み取った情報が「事実」なのか「意見」なのかを区別することを求められている問題、第3問や第6問の出来事を起きた順序に並べる問題に関しては、対策が遅れている受験生も多いようです。これらの問題でよく間違う人や苦手意識のある人は、これまでの共通テスト模試から、同じ形式の問題だけをまとめて解き直すことで、考え方や解き方を確認しておきましょう。
共通テストでは、英文の量も多く、読むスピードが要求されます。問題を解くにあたっては、本文を読む前に指示文と設問、問題によっては記事のタイトルや図表等に目を通し、必要な情報を探して読むことで、より効率的に正解を得られるはずです。また、第4問までの、配点も少なく易しめの問題を25分程度で解いて、配点の多い第5問以降にどれだけ時間を残すことができるかがカギとなります。時間が足りなくなる人は、今一度時間配分を確認しましょう。

第3回全統共通テスト模試から見直しておきたい問題

第3回全統共通テスト模試の問題から、共通テストまでに見直しておきたい問題を河合塾講師が解説します。

2025年度共通テスト「英語(リーディング)」問題構成と設問別分析

問題構成

大問 分野 配点 マーク数
1 読解問題(パンフレット) 6 3
2 読解問題(ブログ) 12 4
3 読解問題(記事) 9 6
4 読解表現融合問題(レポート推敲) 12 4
5 読解問題(メール) 16 6
6 読解問題(物語文) 12 8
7 読解問題(論説文) 16 6
8 読解表現融合問題(レポート作成) 17 7
合計 100 44
前へ
次へ

設問別分析

第1問
昨年はAとBの2つの問題に分かれていたが、今年は1つの問題であった。水槽で魚を飼うのが初めての人を対象に、魚を飼うときの注意点がイラスト入りで説明されている。問3は「流れのゆるやかな水で生活する魚」にふさわしい水槽を、4つのイラストの中から選ぶ問題だが、正解を選ぶにはイラストを注意深く見て判断する必要があった。
第2問
昨年はAとBの2つの問題に分かれていたが、今年は昨年の第2問Aに類似した問題の1題となり、設問数は5問から4問に減少し、また語数も本文と設問の合計で約130語減少した。「空飛ぶ乗り物」についてのフォーラムに出席したイギリス人作家によるブログを読んで問いに答える問題で、「意見」を問う問題も1問出された。全体的には読みやすく、情報の特定もしやすかったと思われるが、問2は本文の表現と選択肢の表現とで言い換えの程度が大きく、少し苦戦したかもしれない。
第3問
昨年はAとBの2つの問題に分かれていたが、「バンド演奏での失敗と教訓」についての物語を読み、3つの問いに答える問題の1題となった。問1は物語の筆者を選ぶ新形式の問題。問2は出来事の起こった順序に即して選択肢を選ぶ問題だったが、これは昨年の第5問問1で問われた形式で、5つの選択肢から4つを選んで時系列に並べ換えるものだった。選択肢の内容がやや紛らわしく、解答に迷ったかもしれない。
第4問
大学入試センターが事前に発表していた「試作問題B」で出題された、レポートを推敲(すいこう)し、4つの問いに答えて論理的な英文を完成させる問題。問1と問4は試作問題と同様の形式だったが、問2はパラグラフで述べた内容の結論となる英文を、問3は全体を通じてまとめとなる英文を選ばせる問題が出題された。問2・3・4は、展開をきちんと捉えないと解答に迷ったかもしれない。
第5問
「地元のビジネスに関する特別な会議」に関するボランティア学生と教授のメールを読んで、5つの問いに答える問題。それぞれの問いで、どちらのメールを参照すればよいかを判断する必要があった。問2は学生のメールの中の進行表と教授のメールの内容の両方を踏まえて正解を選ぶ問題であった。問4は「机の並べ方」として正しいものを5つの図から選ぶ問題で、教授のメールの内容を正確に読み取ることが必要だった。
第6問
プロの作家を志望する友人の書いた「2人のスーパーヒーロー」についての物語を読み、その感想を述べるeメールの空所を埋める問題。昨年に続き物語文が出題されたが、昨年と比較して本文の語数は大幅に減少(約260語減少)した。昨年と同様、物語は時系列順に書かれておらず、それを正確に読み取れているかがポイントとなった。明示的に書かれていない登場人物の関係性をメモや本文の内容から読み取る必要があり、苦戦した受験生もいたかもしれない。
第7問
昨年までの第6問と同様の問題で、短い科学プロジェクトの発表のためのメモに設けられた6箇所の空所を埋めて完成させる問題。今年は「動物の睡眠パターン」に関する記事を扱っている。問2でbiphasic sleepに相当する図を選ぶ問題が出された。問5は具体例から「睡眠に類似するもの」を選ぶ問題であった。設問はほぼパラグラフに出てくる順番で構成されており、パラグラフリーディングの習慣が身についていると解きやすい問題であった。
第8問
「宇宙開発」に関する複数の意見と資料に基づいて、「試作問題A」で出題された形式のように、3段階のステップを踏みながらレポートのアウトラインを作成する問題。本文は800語を超え、今回の8つの大問の中で最も多い。ステップ1では、立場や視点の異なる5人の意見を読み、それぞれの主張をつかんで2つの問いに答える。ステップ2は、上記の5人の中から自分の立場を支持する2人を選び、共通点を答える。ステップ3では、自分の立場の根拠となるものを2つの追加資料から選び、アウトラインを完成する。ステップ2は3つの空所のすべてを正解して初めて得点できるようになっている。

共通テスト「英語(リーディング)」平均点の推移

年度 2025年度 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度
平均点 57.69 51.54 53.81 61.80 58.80
前へ
次へ
  • 2021年度は大学入学共通テスト第1日程の平均点
共通テスト 科目別学習アドバイス

PAGE TOP