情報Ⅰ

共通テストに向けてどのような学習を行えば良いのか、河合塾講師からの学習アドバイスをご紹介します。また、共通テストの設問別分析や平均点の推移などをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

河合塾講師からの学習アドバイス

情報Ⅰ学習アドバイス

1.「情報Ⅰ」で学んだ内容を再確認!
これまでの大学入学共通テスト(以下、共通テスト)では、「情報Ⅰ」で学ぶ四つの領域のうち「コミュニケーションと情報デザイン」「コンピュータとプログラミング」「情報通信ネットワークとデータの活用」の学習内容を中心に、それらを活用して問題の発見・解決をめざす「情報社会の問題解決」まで幅広く出題されています。この傾向が今後も続くことを想定して、苦手分野を残さないように学習するとともに、学んだ事柄のつながりも意識するようにしましょう。
2.学んだ内容を活用することを意識!
共通テストでは、身近な場面や社会との関わりを意識した題材を取り上げ、情報の科学的理解をもとに考察する力を問う問題が多くみられます。このような問題に対応していくためには、情報や情報技術を活用して問題の発見・解決に向けた判断ができるようになるための原理・仕組みの深い理解が必要です。教科書の記載事項をただ暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」まで掘り下げて考え、情報や情報技術が身の回りでどのように活用されているのか、問題の発見・解決に向けて自分であればどのように活用するのかといったことを普段から意識するようにしましょう。また、上述した四つの領域のうち複数の領域にまたがる内容を扱う問題もみられます。領域ごとに学習を進めるだけでなく、各領域のつながりを意識し、学んだ事柄を体系化していくことも重要です。
3.問題文から多くの設定や条件を速やかに読み取る!
共通テスト全体の傾向として、長めの文章や複数の図表・資料の読み取りが課される点があります。特に「情報Ⅰ」では、問題解決の文脈の中で、与えられたデータや資料をもとに考察を進めることが求められます。問題文や図表・資料で与えられた設定や条件から素早く「問題発見・解決の状況を読み解く力」「解答に必要な情報を正確に読み取る力」が必要となります。共通テストでは教科書では扱われていない、見慣れない事例や事象が示される場合もあるため、これらの力は重要です。そして、読み取った内容とこれまでに学んだ内容とを関連付けて考察する力を養っておきましょう。
4.時間を意識して練習する
限られた時間で正解を導くためには、共通テスト「情報Ⅰ」特有の形式に慣れておくことも重要です。共通テスト本試や追試などを解き、何がどのように問われているのかを確認してみましょう。そのうえで、60分という試験時間を意識した問題演習に取り組みましょう。「模擬試験」や「講習での問題演習」などを活用するのも重要です。課題を明確にして対策することで、効率よく、効果的に学力アップすることができます。

2026年度共通テスト「情報Ⅰ」問題構成と設問別分析

問題構成

大問 分野 配点 マーク数 テーマ
1 1)コンピュータとプログラミング、情報社会の問題解決 20 3 コンピュータの仕組み、情報セキュリティの重要性
2)コミュニケーションと情報デザイン 6 情報のデジタル化
3)コミュニケーションと情報デザイン、情報通信ネットワークとデータの活用 2 データの収集、結果の表現方法
4)情報通信ネットワークとデータの活用 4 通信プロトコルとデータ通信
2 A)情報通信ネットワークとデータの活用 30 9 情報システムとそのサービス
B)コミュニケーションと情報デザイン、コンピュータとプログラミング 8 情報のデジタル化、コンピュータの仕組み
3 コンピュータとプログラミング 25 15 アルゴリズムとプログラミング、モデル化とシミュレーション
4 情報通信ネットワークとデータの活用 25 13 データの表現、データの収集と管理、データの分析と評価
合計 100 60
前へ
次へ

設問別分析

第1問
問1aはコンピュータの記憶装置に関する知識問題、bは情報セキュリティに関する知識問題であった。
問2は2進法と16進法の基数変換を用いた問題であった。やや煩雑な手順が含まれており、解答に時間がかかった受験生もいただろう。
問3はデータの活用に関する知識を用いて、情報デザインに応用する問題であった。
問4は電子メールという身近な題材を用いて、各サーバが果たす役割を考える問題であった。解答には電子メール、メールサーバに関する知識が求められた
第2問
Aは住民情報を提供する情報システムにおけるデータの流れについての問題であった。問3では、情報システムの改良による役所の役割の変化を、データの流れから考えることが必要であった。
Bは画像の編集を題材とした問題であり、論理演算を用いて思考する力が求められた。OR演算とAND演算の結果から、それらの演算によって起こる画像の変化を理解することが求められた。
第3問
待ち時間をシミュレーションするプログラミングの問題であった。問1はアルゴリズムの理解を問う問題、問2は一つの状況についてのシミュレーションを行う問題、問3は検討対象すべての状況についてのシミュレーションを行い、さらにプログラムの改良を試みる問題であった。状況やアルゴリズム、変数の役割などが丁寧に説明されており、それらに沿って考えることが求められた。
第4問
データの活用に関する知識問題と考察問題であった。問1はオープンデータや欠損値など基本的な知識問題を含むが、問2~4は、与えられた法則や表・相関係数・散布図・箱ひげ図を根拠に状況を解釈する問題で、選択肢の文意を正確に理解する力が求められた。問4は回帰分析を用いたデータの補正に関する問題であった。

共通テスト「情報Ⅰ」平均点の推移

年度 2026年度 2025年度 2024年度 2023年度 2022年度
平均点 56.59 69.26 - - -
前へ
次へ
共通テスト 科目別学習アドバイス

PAGE TOP