2021年度 名古屋市立大学 面接試験の実施状況
医(医)前期
面接の形式 | 面接の内容 | |
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グループ討論[対面] | 受験生の人数(グループの場合)/面接官の人数 | 6人~7人 / 2人~4人 |
面接時間 | 20分~45分 | |
質問内容 | ・午前は集団面接だった。氏名、受験番号を全員答えた後、2つのテーマで討論をした。1つ目と2つ目で試験官の交代があった。 ・資料が配布される。具体的には新型コロナウイルス死亡者数の変化、重傷者数の変化、罹患者の変化、企業倒産数の変化、自殺者の変化等。 ・着席した机に番号が貼ってあり、初めは偶数→経済推進派、奇数→医療従事者側、というように役割が分けられて議論する。その後、立場を入れ替えてもう一度議論する。司会は1テーマごとに変えるように指示され、一度司会をやった人以外が司会になるように指示される。 ・司会を決めた後、一分間配布された文書を読む時間が与えられた。筆記用具の持ち込みは許可されていたので、下線を引きメモを取りながら読むことができた。 ・新型コロナウイルスによるさまざまな問題に対する解決策を、A.経済推進派の観点とB.医療者(感染拡大防止)の観点から挙げていく。 7人を4:3に分けて片方のグループは最初の10分でAの立場から、次の10分でBの立場から解決策を挙げる。他方のグループはその逆。 ・治療を拒否するガン患者にどう接するか。そのガンが進行し、患者は意識障害を患った。その患者の家族は治療を行って欲しいと言っている。その時主治医としてどう行動するか。 |
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アドバイス・感想 | ・討論は練習が必要。 ・医療問題に対して自分の考えをもつ。 ・司会も意見を積極的に述べてよい。 ・集団面接は試験官も含めたメンバーによって空気感が変わるが、時間も短いので、なるべく話が膨らむような方向に持って行きつつ、長くならないように注意すべし。ただし、余りに長い人がいると途中で釘は刺されはするが、試験官もある程度待ってくれるので、長くダラダラと話す人に時間を取られてしまっても焦らない。 ・グループ討論は話す内容よりも、相手を見て話しているかどうかなど、ディベート中の態度が重視されているようだった。 ・全員昼食を持ってくるように指示されるが、昼食時間中に順番がわかる。 ・昼食時間中はスマホなどを使っても良い。 ・グループ討論で、司会者になった場合、タイムキーパーの役割がある。 ・試験官によって時間が来たら意見を言わせてもらえない時がある。 ・司会者になったら先に自分の意見を言ってから周りに振るべき。 ・自分の意見を一回も言えなくても慌てる必要はない。 ・10分×4回やる。 ・もし題材について自分の意見が思いつかなくても前の人の意見を模倣すれば大丈夫。 ・共通で言えるのは倫理観を主に見られていると思う。 ・倫理的に問題があることは言わないほうがいい。 ・集団討論では司会をやったか、もしくは司会をうまくできたか、は大きく影響は出ないと思われる。私のチームで合格した人は司会をやっていなかった。私も司会として皆の意見をまとめられずに面接時間が終了になってしまった。 ・全体としては、失敗したり、答えられなかった質問があっても後に引きずらなくてよい、と思った。 ・倫理的な問題は難しいが、焦らずにゆっくり答えれば大丈夫。 |
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個人面接[対面] | 受験生の人数(グループの場合)/面接官の人数 | - / 2人 |
面接時間 | 10分~20分 | |
質問内容 | ・志望理由 ・大学に入ってやりたいこと、学びたいこと ・大学卒業後の進路 ・将来の夢、将来の展望 ・高校で頑張ったこと ・部活動について ・英語で名古屋市立大学を志望した理由(Why do you choose this university?)1分以内で英語で答えるよう指示された ・名市大の印象、他の大学と違うところ ・今後の人生においてどのように名市大がかかわってほしいか ・名古屋市立大学があなたに提供できるのはなんだと思うか、あなたの理想の医師像に貢献できること ・20年後どんな医師になっているか。 ・AIと医師が共生するにはどうすればよいか ・SDGs3「すべての人に健康と福祉を」において、世界16位、2年連続国内1位にランクインしたことについて ・2020年のノーベル医学生理学賞の内容について説明 ・これからノーベル賞を取る可能性のある研究について ・日本の有名な医学研究者は知っているか ・どの診療科に行きたいか ・苦手科目をどのように克服したか ・受験勉強で辛かったことは、またどうやって乗り越えたか ・高校で、勉強以外で頑張ったことは何か ・今年度より本学の試験科目から生物が廃止され物理が必須になったがどう思うか ・浪人期に大変だったこと ・呼吸器が必要な患者3人10歳、45歳、80歳。呼吸器は一つ。10歳に使う場合の理由、45歳に使う場合の理由、80歳に使う場合の理由、全てを言った上で自分が医師なら誰に使うか。 |
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アドバイス・感想 | ・医師と名市大の志望理由に関しては、日本語・英語ともに考えておくとよいと思う。 ・余裕があれば医学部の面接でよく問われる質問に対して日本語でも英語でも答えられる練習をしておくと良いが、上手く答えられなくても面接官が助け船を出してくれるので、黙り込まなければなんとかなる。 ・医療ニュースや医師としての考え方(治療拒否の患者への接し方等)について理解しておく。 ・個人面接は、答えたことに対して掘り下げることはなく、ひたすら質問に時間いっぱいまで答える形式であった。 ・ノーベル賞について調べるだけでなく今後受賞につながるような先進的な研究についても調べておくべきです。 ・ノーベル賞は調べておくと良いが、例えばC型肺炎、など単語のみを答えてもより詳しく答えるよう指示される。調べるのであればその内容まで述べられるまで調べるべきだと思う。 ・名市大のことを数多く聞かれるので一通りパンフレットを見ておくなど調べておくと良い。 ・個人面接は矢継ぎ早に質問を飛ばしてくるスタイルなので内容よりもきちんと答えられるかが重要だと思う。 ・大学への関心を強く持っている人を求めていると思う。 ・わからない時は素直にわからないと言うこと。 ・緊張するので覚えていても意外とつっかえてしまうが、無言にならなければ問題はないと思う。 ・名市大についてよく調べていく必要があり、マイナス面については触れない方が無難だと思われる。 ・名市大に関する質問と時事的な知識(今年はノーベル賞だった)、医師としてどんな判断をするか(今年は呼吸器をつける順序について)の質問が重視されているように感じる。 ・以上の質問が終わった時点での残り時間を踏まえて高校生活についての質問がされたので、高校生活や勉強については端的に明確にまとめておくとよい。 ・試験室に入って座るように指示されるが、受験番号と氏名は聞かれない。自分から言った後、面接開始だった。 ・同時に個人面接をした受験生が全員同じ教室に集められ、二次面接の対象者を発表された。 ・待ち時間が長い可能性があるが、電子辞書を含む電子機器は使用できない。 ・小説を持って行くと緊張がほぐれるが、実際試験室の前に行くとやはり緊張する。 ・面接で聞かれそうなことをピックアップしておいたり、アドミッションポリシーをおぼえているとよい。 ・グループ討論、個人ともに日常的にニュースや新聞に触れる機会をある程度確保しておくと対応しやすいと思う。 ・英語で答えたことは突っ込まれなかった。 ・落ち着いて応えることが重要。 ・呼吸器の問題のように答えにくい質問がくる。 ・試験官は相槌を打たない、でも優しい。 |
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看護(看護)前期
面接の形式 | 面接の内容 | |
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グループ討論[対面] | 受験生の人数(グループの場合)/面接官の人数 | 5人 / 3人 |
面接時間 | 25分 | |
質問内容 | ・新型コロナウイルス感染症が流行してる中で困ったことは何か、そしてその解決策は何か ・討論の前に15分間、面接室とは別室でテーマを発表され、その後面接室で、面接官の指名の元、初めににそれぞれ自分の意見を1~2分程度で話し、その後挙手制でのグループ討論をしました。 |
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アドバイス・感想 | ・自分の意見を1~2分程度言う際に、簡潔かつ1分は超える程度話した方が良いと思いました。 ・挙手した後に面接官の方から指名があるので、他の受験生だけでなく、面接官の方もしっかり見る必要があると思いました。 ・また、かしこまり過ぎる必要はなく、自分の意見をしっかり言うことと、相手の意見をしっかり聞く、そして相槌をうつことが大切だと思います。 |
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